山形の蔵王温泉、白布温泉と並んで東北の三高湯とされている福島の高湯温泉は歴史が古い湯治場で温泉街といった雰囲気はなく、「磐梯吾妻スカイライン」に沿って温泉旅館がぽつぽつとある温泉郷。
その中でお気に入りなのが今回ご紹介する『旅館 玉子湯』
現地に着いたときの印象は、ただの古いコンクリート造りの温泉旅館といった感じで正直な所「止めようか」と思う(^_^;)
でも、クルマを敷地に入れるとすぐさまスタッフの方が駆けつけて丁寧な対応をしてくれる。
旅館の建物に入り受付を済ませてエレベーターで1Fへ
旅館建物は傾斜地に立っているようで、玄関ホールは4Fになっています。
1Fに降りて、建物の裏側に出るとあるのが
古い藁ぶき屋根の湯小屋である『玉子湯』
この湯小屋こそが旅館名となっている玉子湯そのもの
明治元年の創業時そのままの姿なんだとか(*^_^*)
旅館の裏手、小さな川を挟んだ反対側にある。
玉子湯の上流側すぐ隣には、しめ縄をされた源泉。
硫黄香る湯が昏々と湧き出ています。
朝一(営業時間前)に来たら、「もうお入り頂けますよ~」という事できたため誰もいない\(^o^)/
すぐ隣の源泉からそそがれる新鮮な湯は、かるく白っぽいがほぼ透明(*^_^*)
湯に入ると沈んでいた湯の花が舞上がり、白濁の硫黄泉に
明治元年の湯小屋はひなびた雰囲気が心地よくのんびりリラックス(#^.^#)
小川の下流方向にも別棟で温泉があり、そちらは露天風呂。
そちらも湯は良いが、個人的にはこちらの湯小屋がお気に入り♪
泉質は硫黄泉(含石膏明ばん硫化水素泉)。源泉の温度は47度、PH2.7の強い酸性泉。
「玉子湯」の名前の由来は、温泉に入ると肌が玉子のように滑らかになることと、においがゆで玉子に似ていることからということらしい。