パソコンのある部屋が寒いと更新が遅くなります。


中国経済の落ち込みの度合いがこれからの世界経済を見る上で最も重視すべき要素だということがようやく認知されてきたようです。


不動産バブルの軟着陸はありえません。

理由は実需とかけ離れた価格になっているからです。


では8パーセント以上の経済成長は維持できるか?

成長率がこれを割ると雇用に重大な問題ガ生じるといわれる。


自動車、電化製品など消費だけでなく、機械、鉄鋼需要も急ブレーキがかかっている。の


輸出も急ブレーキである。

人件費の高騰と世界需要の減退が要因である。

人件費は2015年までに米国南部の賃金水準にまで追いつくといわれる。


では中国政府は手を打てるか。

再度数十兆円レベルの財政出動を行い、金利を下げて経済てこ入れを行えるか。


リーマンショック後の財政出動は経済回復を実現したが副作用として物価高騰(食品中心)と不動産バブルを生んだ。

それらを冷やすためにこの間預金準備率アップと金利上げを行ってきた。


物価上昇と不動産バブルを治める前に再度の財政出動は困難である。



人件費も上がり続けるだろう。

理由は、労働者の生活向上欲求がみたされなければ、特権で冨を集中させている共産党へほこさきが向くからである。

したがって、これからもこの傾向は維持せざるを得ない。

15年前後には1部先進国並みの人件費となる


温暖化は毎年食糧危機を深化させる。

食糧インフレ中国政府は絶対に放置できない。

インフレへの不満は政治的不満と直で結びつくからである。

インフレ傾向下での財政出動は火に油を注ぐことになる。


オバマ演説の知的所有権の厳格な遵守を中国に迫る姿勢は(これまでここでも指摘してきたように)対中国経済戦略の中枢をなすべきものとして重要である。

先進国が足並みをそろえることになるだろう。

これは人件費の高騰と並んで中国での生産(輸出)コストの高騰要因である。


再度指摘します。

今回中国は(お金はあるが使えない)経済危機に手を打てない可能性が高い。

中国の経済危機は循環的なそれではなく、主に共産党特権に起因するため政治的危機と直結している。


頭を低くして耐えればそのうち回復する種類のものではない。


経済成長8パーセント維持が可能か、インフレ覚悟で金利低下と財政出動を行うか注目ポイントである。







”経済はEU復活、米国やや持ち直し、日本と中国が震源”ガメインシナリオと考えます。


EUは2011年に復活する。

ユーロはいまが底値圏。


(根拠)

①危機解決の処方箋があること。

 各国の財政規律を厳しくした後、共同債(国別ではなくEUとしての債 券)の発行、財政政策の統一化の方向でのシナリオは共通認識となりつつある。


②危機解決に向けて本格的動きが出たこと。

ギリシャやイタリアでは実務者がトップに立ち救国内閣ができた。

国民の反発も峠を越えたと判断すべきである。


③徹底した温暖化シフトの産業政策が取られていること。

京都議定書でCO2削減の負担を負うことに同意したのはEUとオーストラリア等である。足元の経済危機の中、目先産業競争上不利になる条件を躊躇無く飲んだのである


中国、米国、インドは今回も参加せず、従来参加していた日本、カナダ、ロシアが国益を理由に抜けた。



米国は短期的には回復基調。

リスクは住宅市況は更なる悪化の可能性、大統領選のため(共和党の妥協が期待できず)迅速な経済政策が打ちにくい等



リスクとしては日本と中国が震源となる。

根拠は次回。

管内閣は悪くなかった、野田総理にも期待できると考えていました。


しかし野田さんは勝負どころを誤りました。

消費税増税に勝負をかけるのは正解です。


日本の財政危機をついた日本売りの防衛は時間との勝負となっている今、消費税増税をまなじりを決して行うことは正解です。


しかし政治レベルでの勝負どころと経済的課題の優先順序は必ずしも一致しません。


政治的に勝負すべきは消費税増税の前提となる『国会議員の給与削減、公務員の定数削減、天下り法人の原則廃止、八場ダム建設の中止」などの実現の場面で勝負すべきだったのです。


これらのほとんどは、自民党(国民の利益より政権返り咲きを優先しているように見える)の反対で実現していないわけですから、そこで勝負すべきだったのです。


すなはち、国民の税負担を少しでも軽減するという錦の御旗の下に勝負すべきだったのです。


このままでは消費税増税にこだわるだけで、自らは身を削る努力をしない政権と見えてしまいます。



民主党への修正提言。

消費税税増税に前提をつけること。

即ち、増税は「公務員の定員3割削減と、国会議員の給与削減、行財政改革の相当な前進」を前提とすると。


そして八場ダム建設は何らかの形で中止に持っていく。

民主党の最大の長所はまだ利権という垢にほとんど染まっていないことである。

国民の利益を優先する政策が選択できる可能性があることである。



救国政権の枠組み。

みんなの党、自民党小泉グループ、大阪維新の会+民主党の一部は日本の危機の事態を認識しており、処方箋の骨格を描ける可能性がある。


最悪のシナリオは次回選挙で自民党が政権に返り咲くことである。

その時点で日本売りが始まる。