『同じだよヨウコと』そう言って 右手を
顔の横に 持ってきて
ユチョンが言った
『ペアリング…?』
ペアリングは絶対に
ないって思ってた
仕事上 ずっとしてたら きっとダメだろうって
『気に入らない?』
首を横に振る
気に入らないはずが
ない
ユチョンから
リング 貰えると
思ってなかったから
『嬉しい』
また 涙が溢れてくる
『泣くほど
嬉しいんだぁ』
ユチョンは スゴく
嬉しそうに笑った
私は頷くだけ
『じゃ もっと
泣かせて みようかなぁ~』
いつもの 何か
考えてる時の 笑い方だ
『えっ…?』
『ヨウコのリングと
僕のリングを 合わせると 中には
ほら見て ヨウコ』
合わせてくれた
リングの中を 覗くと
『ハートだ!』
『そう ハートが
出来るんだ ヨウコと僕のリング 片方ずつのハートが彫ってあるんだ 二つ合わせると
一つのハートになるんだ』
嬉しくて
言葉にできない
言葉のかわりに
涙が 頬を伝う
『僕の ヨウコへの
キモチだよ
片方ずつのピアスを
つけた時 思ったんだ
二つで一つって
僕ら らしいなって
だからペアリングにも何かしたくて』
ユチョンの優しさが
嬉しい
考えもつかない
サプライズを
してくれる
『ユチョン
ありがとう
言葉では 言い表せないぐらい 嬉しい』
『ヨウコが
喜んでくれて 僕も
嬉しいよ』
私の右手を取り
薬指のリングに
キスをした