何度も 練習すると
少しは 滑られる様になってきた
もうちょっと
そう自分に
言い聞かせ
頑張ってみる
もう一度ボードに乗り体重をかける
その瞬間
スピードに乗り
滑っている自分がいるでも あれ…
止まらない
どうしよう
怖いよ ユチョン
後ろから
ユチョンの声がする
何を言ってるのか
分からない
『怖いよ 助けて』
前には 大きな木が
ぶつかると思った
その時 ユチョンが
私の前に 来て
支えてくれた
『ヨウコ
大丈夫?
ケガしてない?
痛いとこない?』
自分の事より先に
私の事を 気にする
ユチョンは
いつもそう
『ユチョン
ごめんね 少しでも
上達したくて 一人
頑張ってたの そしたら スピードが出て』
泣きながら
話す私に ユチョンは
頭を撫でながら
慰める
『大丈夫だよ
よく頑張ったね
頑張るヨウコは
本当にカワイイ
あんなに 嫌がってたのに
さっホテルへ戻ろう』
ユチョンは
私のボードと
自分のボードを持ち
二人
スキー場を後にする