11月21日(土)から青森県八戸市のフラット八戸で開催された全日本ジュニアの観戦に行ってきました。
久しぶりのスケート観戦。嬉しさと同時にちょっとした緊張感。
県外へ出かける事が2月以来だったので、時間に余裕をもって出かけるようにもしました。

印象的だった事をいくつか。
アイスダンス、吉田唄菜&西山真瑚組は安定して見ていられるのはもちろん、細かな振り付けが美しいと思って見ていました。
真瑚くんがただ滑っているだけで涙が出てしまった。こういうのが見られる幸せも一緒にかみしめていたように思います。
ただ、氷の具合を確かめるような動きもあって、RDは躓くようなところも見られ、珍しいな、と思いました。
アイスダンスは3組がエントリー。長く続いてほしい、と願います。

男子、女子のSPは、本田ルーカス剛史くんと松生理乃さんが断トツよかったです。
滑りがもうジュニアではないようなスケールの大きさ。つなぎにも違和感なく3分が短く思いました。
壷井達也くんの踊るリッツの夜の品の良さ、3Loのチェック美しかった。

朝賀俊太朗くん、野球プロの身のこなしがいい。
門脇慧丞くん、スケーティングがすごくきれいで大きくなっていて感動。3Lzの動ききれい。伸びるスケートで気持ちいいStSq。もともとノービスの頃からジャンプ良しで所作も良かったけどここまで来たんだと思うと嬉しかったです。
女子では中井亜美さん。昨年の12月以来でしたが所作がきれいになっていました。
鈴木なつさんの水百景は体の使い方がきれいでした。リンクが曲水の流れる水のようでとても心が洗われました。
住吉りをんさんも所作が美しく、演技に曲への愛おしさを感じました。

最終日は帰宅もしなければならないので、男子FSだけ見て帰りました。
大島光翔くんは最終グループの第1滑走者。しかし、ここでもう山場を作ってしまったかのようなすばらしい演技でした。ややディレイ気味のジャンプは高さと浮遊感があり王道。それが次々に決まっていく清々しさ。それでいて、コネクトやステップはアピールうまく華やか。キラキラしている、という言葉がまさにぴったりでした。

続く、三浦佳生くん。この最終グループの6練から気を吐いていて、彼の次々と決める4回転、3回転半に会場は静かな熱気を帯びていたように思います。目が離せなかったですね。演技はラストサムライ。冒頭4T3T、軸が細く鋭い4Sは美。その後、ジャンプミスはありましたがリカバリの鬼でテクニカルを上げました。フリーは堂々の1位。しかし、キスクラでは大反省。悔いの残る演技は次戦でリベンジです。ちなみに、私は佳生くんのラストサムライの衣装がとても好きです。佳生くんの燃えるような演技と重なる赤い袖なしジャケットはまるで甲冑のよう。それを際立たせる袖の黒。佳生くんのかっこよさをより引き出しているように思いました。

 

名残惜しかったですが、女子の始まる前に会場を後にしました。