12月22日(土)、大阪市東和薬品RACTABドームで開催された全日本フィギュアこと、全日本フィギュアスケート選手権大会に行ってきました。

 

大阪滞在2日目。
全日本の良いところは少し余裕のある日程( ̄∇ ̄)

 

ここでは、私の印象に残ったことを書きますので、全選手書きません。 

 

 

 

ペア

 

三浦璃来選手/市橋翔哉選手

怪我後の初の試合。SBSで揃わないところもあったが、ここまで上げてきたのはすばらしいと思った。

冒頭のツイストリフトは3回転。胸でのキャッチだったけど、昨年の全日本では2回転だったのだから、進化を感じた。

 

須崎海羽選手/木原龍一選手

この目で見るのは久しぶりだったので、気持ち嬉しめ。

冒頭のSBSシングルジャンプは3Lz。ショートサイドから見ると二人が前後してのジャンプだったが入りの違和感も少なくなっていて良かった。

SBSスピンは惜しかったが、ミラーのStSqはカッコ良かった!

シニアで戦っている姿を感じた。

 

 

ペアの結果↓

https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2018-2019/fs_j/nationalsenior/index.htm

 

ペアのジャッジスコア↓

https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/nationalsenior/data0303.pdf

 

 

 

男子

 

山田耕新選手

初めて見たSP。

ブルースだけど耕新くんの雰囲気に合った素敵なブルース。

StSqの上体の使い方やアピールがうまい。

 

島田高志郎選手

冒頭3A高い、きれい!3Fクリーン、3Lz3Tクリーンでジャンプ全てパーフェクト!

ジャッジディテールもきれい!

若さあふれるパッションを感じた。

高志郎くんは第1グループ2番滑走だったが、暫定1位は第4グループまで続いたのも驚異。

余計なことだが、twitterについ書いてしまったことを。

ステファン先生、高志郎くんのジャンプ終わるまで微動だにしなかったのに、3個目のジャンプでガッツガッツ!その後は高志郎くんと一緒に踊っていて、しなやか。視界に入るんで、気になって気になって(^_^;)でも、いい先生だなぁ…と思った('-'*)

 

壷井達也選手

6練で入っていた3Aは惜しくもso。

3F、3Lz3Tは見た目きれいに入っていたように思うが、3Lzで!( Not clear edge )となり点数が伸び悩んだかな・・・

でも、StSqの伸びやかなスケートは気持ちいい!

ここは、GPシリーズ派遣はなかったけど、全日本チャンプとして世界ジュニアを狙ってほしい。

(追記:全日本チャンプなので、世界ジュニアは選考対象となっている。派遣選手選考基準(pdf)→https://skatingjapan.or.jp/image_data/fck/file/2018/180622_FS_Senkokijun.pdf

FSに期待。

 

佐藤駿選手

冒頭4T決まる!が、その後の3Afall、3F3Tも2ndでso。

駿くんの攻め、気概を感じて好感を持つ。
4回転をジュニアでしたのは彼だけだし(全日本はシニアの大会だから)、第4グループまで4回転を見ることはなかった。

演技が今ひとつだったので手放しで賞賛はできないが、将来性を感じる。

おそらくFSも4回転を組み込んでくるはずなので、巻き返しに注目したい。

 

笹原景一朗選手

爽やかで、醸し出す空気が優しくて気持ちよかった('-'*)

それ以上に、この大舞台で堂々と演技している姿がかっこいい。

 

小林諒真選手

今まで一番良い演技だったんじゃないかな、と思った。

ジャンプはしっかり跳んでいたように思えたし。

初出場にして縮んで演技していないように見えた。

だけど思ったより点数が伸びなかったのは、SSpがノーカンだったことをディテールで知った。

うーん・・・出先なのでリピできなくてわからないんだけど・・・

ツイートで悔しさをにじませていた諒真くん。

その悔しさを次戦へのバネにしてほしい。

 

木科雄登選手

3A幅あり!3F?と思ったら!。3Loot3T

終わって首かしげ。なかなか、パーフェクトってのは・・・と私も思った。

今回唯一、お花を拾って貰えました♪

 

渡邊純也選手

一蹴りの伸びが半端なく美しい純也くん。それだけでおかわり!と言いたくなる。

そこから繰り出された3S3Tの1stの幅はむちゃくちゃ大きい!

イーグル2Aイナバウアーの流れは一番好き。

fin後に天に向かってガッツガッツ!

 

中野燿司選手

冒頭3Aクリーン、3Lz2T、3S幅あり!よくまとめた!

ガッツポーズ!

 

石塚玲雄選手

6練ではJGPシリーズの選手と混じっての滑走はひけをとらず。

音のしない美しいスケーティングは強みだと思う。

初出場だが頑張ったと思う。

でも、まだまだ行けるはず。

次戦に期待。

 

中野紘輔選手

挨拶代わりの2Aスラリ。

3Lz3Tクリーン!飯塚杯以来?本当に良かった!

が、ここでちょっと力を使い切った感が。

3Lofall。

fin後、悔しそう。

 

鍵山優真選手

3Aクリーン、3Fクリーン、加点のつくラストジャンプ3Lz3Tクリーンでパーフェクト!

(ただし、ジャッジディテールで3Lz!あり)

StSqのノリ、groove感の気持ちよさ!

本日のベスト5(私的)に入る。

FSは最終グループ入りを高志郎くんと共に果たす。

 

宇野昌磨選手

6練での不安感を吹き飛ばした本番。

目の前の4Fはクリーン!4T2T、3Aイーグルでパーフェクト!

Sp、StSqは見応えあり。

fin後に大ガッツ!

ベスト5のその2。

 

田中刑事選手

4Sfall。本番はなかなかうまくいかない。

それでも3F3T、3A決める。Spは当たり前のようにレベル4。

StSqは引き込まれる。

 

中村優選手

3A軽やか。3Lo3Tクリーン。優くんのLoは、幅あり体幹美しく極上。

それ以上に、StSqの情感あふれる演技はマイナー調の曲と相まって、爽やかな哀感を漂わせる。

ベスト5のその3。

 

高橋大輔選手

滑りでゾクゾクとした。

あの音の取り方をする選手は他にはいない。

その意味で唯一無二を実証した。

一番そう感じたのは、3Lzに入る前のTRでピアノのタタタンと連打音が入るが、そこでスケーティングでLzのジャンプ体勢に入っていたのに、しっかりステップを踏んだところ。

この音をとるのか!

ジャンプ前のTRでステップを入れるのはGOEを上げるためか、と思われるものも少なくないが、あのわずかな音に合わせて、というところに背筋がゾクゾクッ!とした。

そこからのStSq、ラストへ至るまでの演技は白眉。

これが音を体で奏でる、ということなのだろう。

4年前の現役の頃、これは高橋大輔だから当たり前のように感じていた。

が、この表現力が他で見られたか、と言われれば未だ見つけられない。

良い耳と、それを表現する様々な体の動きが合致した時に、極上の音楽表現を見ることが出来るのだということを見せてくれた。

あとは、ジャンプかな。

冒頭3A、3F3Tと回転はしているが着氷後の流れがイマイチなのは懐かしさと共に拝見。

ベスト5のその4。

 

山隈太一朗選手

ジャンプパーフェクト!初出場と思えない堂々とした演技だった。

(ジャッジディテールではLzに!あり)

曲がおもしろいのは前々から言っている。

私的には、もっとコンテンポラリー感を出してもいいのでは・・・と欲張り。

fin後のガッツは、見ていて気持ちよかった!

 

山本草太選手

3A跳びきってのfall。びっくり。

その後の3Lz2T、3Fクリーン。

でも、何よりSp、StSqが素敵。

Spはもう見てわかるレベル4。

StSqの一蹴りの伸びやかさ、静かさ。深いエッジワークでもぶれない安定感。

スケーティングで会場中を静謐にさせる力はまさに本物。

ゾクゾクとして、泣けてくる。

ベスト5のその5。

 

鈴木潤選手

何が気になるかというと、6練でずっとしていたコンボ。

3Lz3Tか3F3Tか。気づけば、3Aは練習していたのか、見てなかった( ̄▽ ̄;)

3Aクリーンイーグル、3Fクリーン、3Lz3Tクリーン!(3T2ndは<)

2季目の「月の光」はより洗練され、大イーグルは満月にふさわしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

男子の結果↓

https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2018-2019/fs_j/nationalsenior/index.htm

 

男子のジャッジスコア↓

https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/nationalsenior/data0103.pdf

 

 

 

 

 

 

未鳥