東京ブロックでの全ての演技終了後の梶田健登くんです。
ほとんどの大会で話をさせて貰っているかじけんくん。
でも、今回は大地くんのところでも書きましたが、なかなか話すタイミングが合わなかったような・・・というのは私だけなのかもしれませんが笑
かじけんくんは東京のスケーターで、ジュニア時代から応援している地元東京のファンの方が多いと思います。せっかくの地元の大会ですから、そういうファンの方とかじけんくんが演技後に触れ合えたならそれはそれでいいのかな・・・と思います。
だから、ちょっとだけ、お話をしました。
フリーは、3年前に2回披露されたコジェニオフスキー版「ロミオとジュリエット」。
大会から時間が経ったから、解禁していいかな・・・
これを滑ることは夏季フィギュア後に決まりました。
某SNSでかじけんくん自身が話していたので、耳にしていた人はいたと思います。
かく言う私もその1人です。
実は私は、2回披露されたその演技を一度も見たことがありません。3季前の春関と東京ブロックだったそうです。
東京ブロックはSPは見に行っていたのです。でも、当時、家庭の事情で、大会はSPかFSかのどちらかしか見に行ってなかったのです。
だから、その年の東日本はFSを見に行っていたのですが、その時は前のプログラム「モルダウ」に戻していたので「ロミジュリ」は見られませんでした。
ですから、個人的には、すごく楽しみでした。曲も好きなので。
演技については、別記事(いつ書かれるのだろう感想・・・苦笑)にしますが、見た印象は、
いける、
でした。
おこがましい言い方をすれば、今のかじけんくんの滑りだからこそ、このプログラムはいけるだろう、と思いました。
「僕もそう思います。やっと、このプログラムが掴めてきたので、次は大丈夫です。」
ああ、やっぱり滑らないブランクがあったから、1ヶ月ぐらいで戻すのは、ちょっと大変だったのかなぁ・・・
「前に滑った時より、今の方がよく滑れて、ちょっと合わないところとかもあったんですけど、直せてきたので・・・」
そうか。
プログラム、というのは、その時のスケーターの技量に合わせて作られる。もちろん、スケーターは日々、スケートが進化するので、最初から完璧に作るのではなく、そのシーズンの最終で「作品」として、完成されるのだろう。トップスケーターならそれはチャンピオンシップになるのだろうし、国内であれば全日本や国体あたりでしょうか。
かじけんくんのロミジュリは3季前のプログラムだから、当然、現在のスケートの技量はものすごく上がったことが予想されます。ということは、シーズン中の修正程度ですまなかったであろうことが予想されます。それ故に、今回のブロックに間に合わなかったように思えました。
演技としては悲しい結果ではあったけど、この話を聞いたことは、梶田健登というスケーターの頼もしさを感じられて嬉しかったです。
頼もしい、ということでは、今回エッジエラーがありませんでした。
これは、私は嬉しかったです。ちなみに、大地くんもありませんでした。
エッジエラーがどうしてもGOEやSSに影響を与えているように思えて・・・だから、なくて良かった、と伝えました。
その意味もあってか、かじけんくんは「次では、大丈夫です。」と言ってました。
そして、清々しい感じも。
もうこれで行く、行ける、という手応えを得ていたように思えました。
ってか、これで行くっきゃないじゃない!(笑)なんですけどね。
すごく前向きで、まるで今のかじけんくんのスケートのように、ジェットエンジンさながらに加速して東日本大会へ進む感じがしました。
ちなみに、振付は阿部奈々美先生だそうです。
それと、SPのfallも大丈夫だった?と聞いたら、2A後の着氷でいつもとエッジの向きが違っていて無理に行こうとしたらバランスを崩し、競技用の氷だったので、滑って壁ドンしたそうです。ケガとかはなかったそうです。
でも、しばらく起き上がってこなかったから心配だったんだよ、と言ったら、
「久し振りにコケたので、何が起きたのかよくわからなかったんで・・・(笑)」
ああ・・・そう言えば、昨季の東京ブロックでコケなし「FixYou」になったんでしたね。
実はコケたかじけんくんを見て、私、3大会連続コケを思い出しちゃったよ~(笑)でも、あの後のブロックから全然なくなっちゃったからね、大丈夫だよね?
「大丈夫です(笑)」
と最後まで頼もしいかじけんくんでした。
全日本へ行こうね、に
「行きます!全日本。」
夏季フィギュアの時よりも一層強い答え。
昨季も同じように「行きます!」と言ってました。
でも、今季、その言葉がより力強く感じられたのは、乗り越えたものが持つ強みなのかな・・・
と思いました。
いよいよ、正念場、東日本。
かじけんくん、がんばーーーーーー!!!!!!!
未鳥