6月10日(日)、長野市で開催された Heroes & Future2018 in NAGANOを観てきました。
といっても、自分の中では当初行く予定ではなかったです。今年は、絶対コンペで出費がかさむと思っていますので、アイスショーにかける金額は削減方向だったのです。
しかし、その思いはあるスケーターがこのショーに出演する、ということで打ち砕かれてしまいました。

その名はエルビス・ストイコ。長野オリンピック銀メダリストのカナダ人です。
名前は聞いたことあるけど、あまりよく知らない・・・といった私に友人の一言、「一生見るか見られないかと思っていたスケーターですよ」と。
確かに、近年のアイスショーでは観たことがないお方・・・日本にはあまり来ない方なのかも・・・となれば、見たくなるではないですか!そして、その後のアニペーのIN。アニペー、実物を見たかったんですww

ということで、急遽、チケットを購入。S席だったけど、3階の貴賓席側ロングサイド真ん中付近という席( ̄▽ ̄;) この際、贅沢は言わない、遅かったんだから。

で、当日はなんの打ち合わせもないまま、友人となぜか高崎から同じ新幹線に乗ることが出来たというミッションの後に長野に到着。昼食をそこそこに食べ、シャトルバス開演前最終便でギリギリ着いたという・・・あいかわらずの限界挑戦でした(コラコラ)

 

アイスショーは、基本、あまりメモをとらないで観るので、エレメンツより印象的なことだけ綴っていきたいと思います。ジャンプについてはメモをしていますが、見間違いが多いです。

 

一番見応えがあったのは、私にとってはやはりLegendsでした。本田武史くん、エルビス・ストイコさん、アニペー、ロロさんの順だったと思います。

4人は演技の前に、それぞれビデオによるインタビューがありました。ストイコさんだけよく覚えているんだけど、当時、ケガをしていてEXに参加できなかったから今回参加したとか。なるほどー、そういうことだったのか、と。20年間の忘れ物を届けに来た、そんな感じでしょうか。演技は力強くてとても40代のスケーターには見えない。ジャンプも跳ぶし、何よりスケーティングが滑らかで強い。現役の頃の動画を拝見させてもらって、その力強い演技はある意味惹き込まれました。で、現在は少し柔和になった感じだけど基本変わらない感じで、そういうのっていいなぁと思いながら見ました。

 

同じようなことをロロさんこと、フィリップ・キャンデロロさんにも感じました。もちろん、EX用と競技会用ではプログラムの中身は全然違うけど「らしさ」というものは変わらなくて、素敵!と思いました。ロロさんは、キャンデロロスピン、バックフリップ、そして、超盛り上がるStSq、客席の女性とダンスもして、まあ、これだけ多彩に観客を楽しませてくれる演技をしてくれると笑顔が止められなくて(笑)とにかく、ずっと楽しかったです。

 

それにしても、このおじさん達(40代でおじさん達は失礼かしら?)、楽公演だったからか、フィナーレの時はスマホで撮影しまくったり、メダリストと写真を撮ってもらったり、一番最後までリンクにいましたね。なんかやりたい放題みたいだったけど、それすらも愛嬌があるように見えて楽しかったです。

 

アニペーこと、 マリナ・アニシナさんとグェンダル・ペイゼラさん。ああ、アイスダンスってダンスなのよね。二人の息の合ったSBSのミッドラインとか見ていると懐かしい気分になって、ちょっとホッとしました。現行のルールになって、多彩なリフトで魅せることは、スポーツとしてのアイスダンスとしてはありだと思います。が、6点満点時代のリズムをツネに感じさせる氷上の社交ダンスという面はずっとなくならないで欲しい、と思わせるような素敵なダンスでした。

 

ロロさんはFaOIでほぼ毎年のように来てくださっているけど、ストイコさんとアニペー、長野に来てくれて本当にありがとう!!!もちろん、ロロさんもありがとう!

 

そして、忘れちゃいけない日本人のLegend武史くん、演じてくれたのは「アランフェス」で当時の衣装でしてくれました。冒頭の2A、でかい!というか、回転おかしくない!?と思っていたら、後ほど現地にいた八木沼さん曰く、朝の練習では3A跳んでいたとか・・・あー!あれはやっぱり3A狙いだったのね!と納得。日本の、本当の、3Aジャンパーレジェンドですね、武史くん。見たかったなぁ(笑)これもEXVersionで、武史くんの今の代名詞「Yes!」イーグルもありました。今年はPIWに行ってないので、ここがお初になりました。武史くんらしい演技でカッコよかったです。

 

そして、Future。

一番最初は長野県スケーター、中学1年生の大久保正宗くん、同じく中学1年の井口せなさん。彼らの生まれる前にあった長野オリンピック。でも、育っているんです、未来のオリンピアンは。

 

三宅星南くんはEX。3AはFallしたけど、会場全体へのアピールはO.K.!

 

白岩優奈さんはツインテールでEX。3Lz、3Lo3Lo?3F3T。ジャンプよりも滑りの良さに惹かれました。

 

山本草太くん、SP「G線上のアリア」力強さと祈りを感じました。滑りの上手さはあいかわらず。一蹴りがよく伸びて、気持ち良すぎます。

 

紀平梨花さん、紫衣装のFS「BeautifulStorm」。2Afall、3Afall、タノ3Lo、タノ3Lz、タノ3F、ChSqで氷上で1回転したけど何事もなかったかのように滑り続けたのはびっくり。fallなんだけど身体能力の高さに本当にびっくりしました(°°) 3Lz2T2Lo、3S。so気味も多かったから、まだ本調子でないのか、たまたま不調だったのか・・・ちょっと心配になっちゃいました。

 

須本光希くん、FS「 Mi Mancherai」3A<、3T、3Lz3?、2A、イナからの3F、イーグル、2A、見落とし多数ごめん。でも、凄く雰囲気が良くて魅入ってしまった。こういうスローな曲はよく合う。

ここまでが、Legends前。

そして、第1部終了。

 

第2部は、オリンピアンやワールド出場者。

楽しみたかったのでジャンプメモほとんどなし( ̄▽ ̄;)

 

友野くんは、EX「 Daft Punk 」。ロボットのような動き。これって、なにげに難しい。静と動がはっきりしているから。でも、さすがThe Entertainer。そう言えば、友野くんを全日本で見たのは長野が初めてでした、私は。

 

樋口新葉さん、EX「MJメドレー」。ずっと動き続ける5分ぐらいのプログラム。体力半端ない。欲を言えばMJのEXだから、ステイショナリーダンスがあってもいいように思うけど、もっと体力を消耗するかしら(@@;)

 

村元哉中さん、クリス・リードくんはEX「Unsteady」。競技プロとは別に魅せられるプロ。パッションと優しさが混在して素敵。

 

田中刑事くん、EX「Just Like Fire」これをここで滑ってくれるのは嬉しい。磯崎くん振付でMOIでも滑ってくれました。キレや刑事くんにしか出せない色気がすごく出ていると思いました。

 

宮原知子さん、SP「SAYURI」。このプロは好きだなあ・・・( ´ ▽ ` )

 

ネイサン・チェンくん、「ネメシス」。4T、3Lz、2F。切れの良い動き。ポージングの美しさ。いつ見ても、素晴らしいです!

 

ハビエル・フェルナンデスくんは、「ラ・マンチャの男」。ジャンプの調子は今ひとつだったけど、オリンピックで銅メダルを獲ったプログラムであり、スペイン人の話であり、思い入れもあるでしょう。再び見られたことは感無量でした。

 

マイア・シブタニさん、アレックス・シブタニくんはコールドプレイの「FixYou~Paradise」。実は「FixYou」と言えば、私にはシブタニズである。(かじけんくんは、実は次点^_^;)彼らの力強く美しいツイズルはこの曲と共に忘れがたい。来季は休養と聞いていたような気がするから、埼玉ワールド2019では見られないのでは・・・と思っていただけに、ここで彼らの代表作をメドレーで見られたのは本当に嬉しかったです!

 

宇野昌磨くんEX「Time After Time」は、メリハリのある振りは昌磨くんらしいけど大人っぽい雰囲気。

 

エフゲーニア・メドヴェージェワさん、「TheWindmilsOfYourMind」は一人遊びをするもの悲しさが伝わってくる。コンボが自然な感じになったように見えました。

 

エフゲニー・プルシェンコくん、「ニジンスキー」。圧倒する帝王。

 

羽生結弦くん、「Hope&Legacy」EX版。3Loやや乱れるも着氷。少しずつ回復しているのでしょうか。この曲は長野パラリンピックの開会式で使用された曲なので、この場で演技する事はふさわしいと思いました。

 

 

 

 

あれからだいぶ時間が経ってしまったので、忘れているものが多いのですが、忘れられないのはおじさんパワー。会場を巻き込んでいくあのパワーはどこから来るんでしょうね~思うに、スケートが好き、ということだと思うのですが。

そんな彼らを見ながら、フと思ったのは、ここに田村岳斗くんがいたら・・・岳斗くんも彼らに負けず劣らずの会場を巻き込む力を持ったスケーターですからね。長野オリンピックには、武史くんと一緒に出たし。復活して欲しかったなぁ・・・と思いました。

 

 

 

会場でもらった巨大なチラシとパンフレットです。

 

 

 

 

 

この会場は、当時はアイスホッケーの会場だったのですが、今は、フィギュアスケ-トの会場としても使われています。

 

で、フィギュアスケートの会場だったホワイトリンクは、翌年1999年に体育館に生まれ変わり、バレーボールやバスケットボールの試合会場として使われているそうです。

http://www.wr-nagano.jp/

 

そう言えば、会場内のエントランスにあったチャコットのブースの前には、宇野昌磨くんのラベンダーの衣装がありました。休憩時間ギリギリだったので、撮るだけ、になりました。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、ちょっと横道。

 

 

長野駅周辺には、長野オリンピックの面影がチラホラ。

 

 

 

 

駅に隣接する建物にある明治亭のソースカツ丼は、友人に食べさせたかった一品。

 

 

 

その友人からもらった東京土産と、自分用の長野土産。

 

 

 

 

 

 

久し振りに話した友人との会話もまた、楽しかったです。

 

 

 

 

 

未鳥