12月24日(日)、この日はアイスダンスFDと男子FSが行われました。

席はSPの時の反対側のショートサイド。
前2日間が南ショートサイドだったのですが、この日は北ショートサイド。

ああ、なんでこの日に?

私としては珍しくアリーナだったので、花束用意したんだけど・・・

 

 

これ、左側はかじけんくん、右側は凌くんです。友人達と共同です。

ま、全日本は席があることに意味がありますから、北から全力応援あるのみです。
花束もカメラ席上空を通過させるべく、腕のスウィング練習を繰り返しました笑

 

梶田健登くんは男子2番滑走。
早い。
かじけんくんも後の方がいいと言っていたけど、こればかりはしょうがない。

6練を見ていたはずだけど、なぜかメモがないんです。
ちょっと情けないです(ーー;) 気がソワソワしていたのかもしれません。

でも、SPの時には遠慮して言えなかった声援をこの日はしました。
リンクに近づいてくる度に。

ただ、かじけんくんの滑りはいつもと同じ感じがしました。

調子が悪いとかスピードが遅いとか、そんな感じはせず。

むしろ、グングン伸びていく。

これが、今回のツボだったように思います。

 

FS「Ancient lands」がスタート。

2A2T 3Lz2T 3F1Lo2S StSq CCoSp 3Lz 3Lo 2F 3S FCSSp ChSq 2A FCCoSp

3Loは軸が曲がったように見えたけど、着氷はコントロール。

苦手、と言っていたから飛ぶ瞬間は祈ってしまう。
2Fはあっという間もなくスラッと跳んでいった。高さがなかったように見えた。

でも、流れは崩れない。

スピンは全て早く軸ぶれがなくきれい。

そして、ステップとスケーティング。

しっかりと踏んでいて、違和感なく見られた。

 

 

 

 

 

 

そう、この違和感なく、という感覚が、観戦をしていると、ごく稀に生じます。

 

違和感。

「心に引っかかるものが生じるような雰囲気や感覚」

https://thesaurus.weblio.jp/content/%E9%81%95%E5%92%8C%E6%84%9F

ということだから、違和感なく、は
「心に引っかかるものが生じないような雰囲気や感覚」

でしょうか。

 

この場合、「引っかかる」には多様な意味があると思います。

良い意味もあれば良くない意味もある。
今回の場合は、後者の意味で使っています。

 

スケートは滑っていくもの。
そして、時に音楽に合わせて止まったりする。
でも、基本は滑っていくものだと思っています。
止まる、と言うのも数秒単位でなく、どちらかと言えば間(ま)と言った方が合っている気が私にはします。

逆に言えば、滑っているから間が効果的に感じる、と思っています。

 

でも、時々、躓いたりバランスを崩したりします。
技術的なこと、氷の状態、いろいろあると思います。

それはほんの一瞬なんですが、見ているとハッとします。
でも、演技の流れの中で、それはほんの一瞬の出来事なので気にしなければ気にしなくていいことだと思います。
そして、これが未熟と簡単に言えることではないと思うのです。

このことは、トップ選手でもあります。

ただ、彼らの場合は、ステップが難しい、バランスが難しいから、あることだと思っています。

じゃあ、簡単なステップだったらそういう事はないのか、と言われればそうなのかもしれません。

が、スケーターさんは自身のスキルを向上させるべく演技をしていると思うので、簡単なステップとかは演技しているスケーターさんには存在しないのでは、と思っています。

演技をする時は、その一時。

誰もが、自分のベストを尽くしていると思います。

 

そういう演技を見ている時に、時々自分の中にこういう感覚が起こります。

引っかかりがないから、いい。

 

自分は、素人目もいいところで、テクニカルハンドブックを読んでいるんだけどよくわからない。
とどのつまりは、感覚的に見ていると思います。
参考意見としてはちっとも役立たない見方でしょう(ーー;)
だけど、自分が良いなあと思う理想の形みたいなのは、どうもあるようで。
それがわかる瞬間が、演技をみている時にあるのです、ごく稀に。

で、それって、すごく興奮するのか、と言うとそうではなく、そのエレメンツをみた後でジワジワと来て忘れられない。

いつまでも、残るんですね。

これがすごく言葉として言い表しにくい感覚で、実はずっとこれを考えてブログを書かないでいたんですが・・・
強いて言うなら、自分にとっては感動が浮上してくる感覚。

無意識からの感動、という感じです。

 

今回のかじけんくんの演技って、自分にとって実はそういう感覚だったような気がするのです。

ステップとかTRとかのスケーティング。
なにげに見ていて、あ、良く滑って気持ち良い!と。
バッククロスでカーブを抜けていく時の滑りは何気ない動きなんだけど、スーッと抜けていって気持ち良い!と。

一蹴り一蹴りが伸びていて、エッジチェンジするときにもスムーズで無理がない。

氷の軌跡は、静かに、しかし一気にカーブを切り込んでいく。

あ・・・きれい。

何気ないんだけど、派手じゃないんだけど、きちんとしてる、変な引っかかりのない良さ。

きれいなものを見せてもらった幸せを感じたのです。

 

だからと言うわけでないけど、2Fが自然すぎて笑

え、と思う間を与えられませんでした。

 

 

 

 

 

全日本後、かじけんくんからツイートが来ました。

https://twitter.com/kajiken0712sk8/status/944955289127677952

「浮かないスケート」

感覚としてわかるけど、正直言うと実感としてわかりにくい(ごめんなさい!)
でも、かじけんくんが意識していたことは、私の中では「無意識下からの感動」となっていつまでも残っている気がするのです。

 

 

 

きれいな動画がありましたのでURLを貼り付けます↓

 

2017全日本 梶田健登FS

https://youtu.be/PDl8_k_rbKc

 

ttps://twitter.com/kajiken

 

 

0712sk8/status/944955289127677952

SPも貼り付けておきます。動画主さん、ありがとうございます。

 

2017全日本 梶田健登SP

https://youtu.be/hnFxUJr93v0

 

 

 

FS後の公式インタビューです。

 

 


 

https://youtu.be/_7RqkuY4Xog

 

 

一応、SP後ももう一度貼り付けます。

 

 

 

https://youtu.be/oM7pIQB9umU

 

 

 

 

 

 

でもね、意識された感動、いい意味で引っかかるものも欲しいなあ・・・
とファンとしては思ったり。

3-3が今回入りませんでした。いろいろ思惑はあったと思いますが。
都民大会のSPからこっち、待ってますよ( ´ ▽ ` )
そして、グンッと伸びるスケートの先には、レベルアップしたステップもあるはず。
だって、私、よーく!滑る人のステップも、好きですから。

 

あ、冒頭の花束、ちゃんと投げ入れましたよ。
フラワーガールさんが拾ってくれました( ´ ▽ ` )
ちゃんとご本人に届けられた・・・と思いたいです。

 

 

 

 

 

そして、ご本人からの明言、後一年で引退。
・・・うん、そうなんだよね。

実は、飯塚杯の時にサラッと言っていたことをちゃんと聞いていたんだけど、確かめるのが怖かった自分がいてツッコんで聞けませんでした。

だから、インタビューで聞いた時はそれほど衝撃ではなかったです。

 

でも、違う気持ちがムクムクと・・・
今回の演技を見ると、もっともっと伸びていける気がして・・・・・・

いやいや!ファンとしては、ご本人の意志を尊重したい!
だから、後一年、しっかり応援していきます。

 

 

 

 

 

年末にアプリを使って、2017年のかじけんくんポートレートをまとめてみました。

 

これをまとめながら、思った事は、3Lz、戻してきたよね・・・(ノД`)
全日本は!付いたけど・・・

(おいおい、これで終わるンかい( ̄▽ ̄;))

 

 

 

 

 

次は、インカレ応援です。

 

 

 

 

 

 

未鳥