9月24日(土)、25日(日)と行ってきました。
昨年は土曜日のみ観戦でしたので、
今回、日曜日のフリーなどが見られるのはとても楽しみでした。
前回もそうだったのですが、全選手を書くわけではありません。
男子応援なので、ジュニア男子やシニア男子は全員書くかもしれませんが、
その他のカテゴリについては自分が強い印象をもった選手を書くと思います。
それと、今回は、時系列で感想を書いていきます。
メモと記憶を元に書いているので、勘違いがあるかもしれません。
ありましたらコメントなどでお知らせください。
前回はカテゴリで書きましたが、どの書き方がいいのか自分でも模索中ですので、あしからず。
9月24日(土)
ノービスB男子FS
廣瀬健一郎くん、ドラゲナイ。トップバッターだが、ジャンプなど頑張った。イーグルからの2Aなかなか。リズムよく滑っていた。
野口大樹くん、ヒーローたちの名勝負。ジャッジアピールあり、ジャンプは厳しかったが、情感をもたせた腕の一振り。衣装が素敵、グレーから黄色へのグラデーションは結弦くんのツィゴイネルっぽい?
宮野光生くん、最初は硬かったかな?後半ジャンプよくなってきた。2Aは無駄な力がない。
田邊拓也くん、モンスターズインク。スケートのスピードが出てきた。曲想をよく捉えている。スピードに緩急が出てきて楽しい。ジャンプは回りきれるといいんだけど・・・フィニッシュはあくび。
石橋和也くん、オースティンパワーズ。楽しいプログラムにふさわしく観客席へのアピール多い。Loが上手い。流れるような動きはいい。
嶋﨑帆々渡くん、チャプリンメドレー。冒頭はイナバウアーからの1A。コミカルな動きが多いが、それぞれの動きがスムーズ。曲想生かし上体がよく動く。チャプリン映画の楽しい、愉快が全面に出ていた。
溝口玲笹(りせ)、情熱大陸。スピード感のある演技。かつ、ポーズを見せる意識を感じる。南米のリズムに乗った細やかな手の動きは素敵。フィニッシュ後の挨拶はチーフを持たせたかった。つんつん頭が印象的。
シニア男子SP
鈴木元気くん、StSqの音よく拾っている。見応えあり。冒頭ジャンプは慎重にいった感じ。
森望くん、スケートが伸びるようになった印象。あいかわらずステップは踊りで見せる。2A美。
鎌田詩温くん、印象的なスタートポジション、今日は正面でバッチリ!台詞に合わせてのキレのある動きは一気にルパンの世界へ。冒頭3Lz3T高い!StSqは曲想に合わせた躍動感と柔らかさが同居。楽しい大好き感満載!
中野耀司くん、冒頭3Aは開いて2Aに。もう少しスピードが欲しかったか。3個目の3Lzは軸が曲がったかな?fall。ジャンプの乱れが後半のステップに勢いをなくしたよう。サマトロでも拝見したけど、このプログラムは発展途上。東日本ではジャンプ立て直しに期待。
佐上凌くん、スタートから落ち着いた印象。3Lz3T軸が曲がりかけても下りる、強い。勢いのあるステップ。ワイドな演技がカッコいい。
本田宏樹くん、ジャンプは慎重過ぎたかタイミングが合ってないかという感じ?と思いきや2A
美。ステップ後半のノリの良さ。
小平渓介くん、とてもシンプルな曲。でも、滑りで魅せる。腕のしなり、指先の繊細さ。音に身を委ねて思いのままに滑っているよう。伸ばした腕から曲の音がこぼれ落ちる。ステップでは振りがその曲の装飾音となって見えた。それだけ、曲と振りとのマッチングが素晴らしい。また、面を保ちながらのステップ。それはアピールというより余韻に近い。バックスパイラルからの2A、そしてCoSpの流れは秀逸。
小曽根孝浩くん、ノリノリのRise。それは衣装へのこだわりからも。手袋から靴までビジューが
たくさん。落ちないといいなあ、とちょっと心配になるほどキラキラ。3T2Tの1stジャンプ高い。真骨頂のステップは顔を上げるといいような。カッコいいとはこういうもの、という矜持を毎回感じる。
鎌田英嗣くん、久しぶりの「はげ山の一夜」で復活。ジャンプなしだが、独特のヌメヌメ感を感じられただけでも嬉しい。滑り終わってのスタンドからの拍手に笑顔。大事にして、東日本で見たい。
梶田健登くん、直前のツイートで左足捻挫を知る。ヒデくん同様、ほとんどジャンプなし。更にスピンなし。思っている以上に厳しいのか。東日本までに治るといいな。
渡邉直彌くん、ジャンプに慎重。壁が近くて、私がヒヤリ。コンボ券が使えなくて(ノД`)スピンはきれい。
板井郁也くん、飯塚杯でFS棄権だったので、もしかして、と思っていたら、やはりジャンプなし。スピードは一番良い時ほどではないが、そこそこあっていい。ハイキックも高かった。
シニア女子SP
松島那奈さん、サムデリ。幅あり3T3T。スパイラル美し。漬け物石になりそうな演技と思っていたらしばらくそうなった(^_^)流れもジャンプもいいし、余裕を感じる。
藤澤亮子さん、レミゼ。3Lo2T、ファーストジャンプLoは鋭い。3FO.K.。2Afallが惜しい!
曲、振り付け、衣装そして演技全てかみ合っている感じ。
折原裕香さん、Harem。3Tot2T、抜けの2Lo、2Aは慎重な印象。ステップはさすがに魅せる。
永井優香さん、ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲。滑走前のクロスを見て泣きそうになる。3S1Thandfall、3Lo、2A美。優美なステップはさすが。
松丸夏未さん、楽しみを希う心。3T2T、3S、2Aクリーン。この人の雰囲気のある風情とステップは惹かれる。昨季の「水百景」も良かった。
川平咲良さん、Nella Fantasia。スパイラル姿勢からの2Aは素晴らしかった。
樋口新葉さん、ラ・カリファ。
みじか!
・・・・・・と言うくらい、惹き込まれる演技。夏季フィギュアの時もそうだったが、今回もStSqで魅入ってしまった。
危なげないように見えたが、
プロトコルではコンボの2ndジャンプで回転不足、フリップでアテンション。
遠征疲れもあったか。
鈴木美桜さん、ラマンチャの男。3T2T、2S惜しい!、2A美。彼女のスケールの大きな滑りはこのプログラムに合っている。春関より全然調子が良かったのは幸い。
ジュニア女子FS
平金桐さん、衣装はグレーのグラデ、曲はシンドラーのリスト。
3T2Lo2Tブラボー!ラストジャンプの3T美。この方の3Tの跳び方も理想的。
緩急の付け方、指先の繊細さ、目線がドラマを物語る。
佐上黎さん、タイタニック。冒頭3Lzやや傾くも着氷。3T、回転早い。
3T2Lo2Tブラボー。ステップの曲想の捉え素。気持ち良く決まるジャンプは持ち味か。
馬場はるあさん、Frank・MillsのコンツェルトNo.1,2,3。ワイドに深くステップ魅せる。
3LzO.K.イナバウアーからの2Aよし。ウォーレイからの3Sはコンボつけられず惜しい。
松原星さん、FindingNeverland。3Lo美、3F3T、CCoSpよし、3Lz2T、StSq軽やか、
FSSpのFlying高!TR滑る滑る、3Lz3T2Tブラボー!3S、2A、2A、Lspフィニッシュ!!
ジャンプ完璧!スタオベ!!この演技、世界に見せたい!
曲想の捉えが素晴らしい。また、ご本人の雰囲気にとても合っている。
この年齢だからこそ出来る表現というものを最大限に見せていると思う。
だから、もう一度言おう。この演技を世界に見せたい!
横谷杏林(あんず)さん、Concerto for harp and orchestra。終始にこやか。
ジャンプ前の長いのが気になるが全てのジャンプが明快でクリーン。
ノービスA男子
藤城柊二くん、黒い瞳。伸びるスケートが気持ちいい。でも、今回はちょっと硬い印象。
への字ランジ、コサックステップが素敵。
小田垣櫻くん、アディオス・ノニーノ。2A2ft、2Lzおっと、2F2T、2Lz2T2Lo、2S、2Lo1A。
なんとfallなし!夏季フィギュアからどんなマジックが施されたのか(失礼)
というか現地でも努力の様子あり。リンクサイドは小田垣先生でなく、重松先生。
え、なんで重松先生、ノービスに?え、櫻くんに指導?え、ジャンプ指導?
謎だらけで未解明。
わかっているのは、6練から着氷時のチェックを何度も確認。スタートの前にも確認。
2Lzが入ったあたりからいつもと違う、自信に満ちた空気を感じた。
元々PCS高いのに、
ジャンプがきちんと入ってきたらこの子はすぐに台乗りするだろうと思っていたら、
台乗りどころか一番高いところに乗ってきた。
ただ、私だけ感じたことかもしれないが、
今回はジャンプに一番神経がいっていたかな?という気が。
もちろん、他の追随を許さない所作の美しさと色気は健在だったが、
ジャンプが遭難時のここだけは落とさない的な鬼気迫る感じのキレは
若干、ほんの若干、薄らいでいたかな。(多分、私だけです、そう思っているの)
何はともあれ、小田垣櫻の覚醒にスタオベ。
田村篤彦くん、エル・クンバンチェロ。このプログラム、篤彦くんに合っている。
なんとなく感じた緊張感。でも、後半の立て直しはさすが。
鷹取慶太くん、エルヴィス・プレスリー・メドレー。アピール多く、ノリノリ。
その雰囲気ってすごく大事な気がする。なりきりエルヴィスがカッコいい。
菊地俊瑛くん、Robin Hood。前よりスピードが出てきたかな。
坂崎愛介くん、チャイコのピアノ。気のせいかもしれないけど、背が伸びて手足が長くなったあ。丁寧に滑ってた。
山本智也くん、STAR WARS。後半の動きは前半より良かった。スピンもジャンプもこれから。
ジュニア男子SP
西山真瑚くん、ポルウナ・カベサ。強烈。なぜなら、競技会終了後に片付けしながら鼻歌するほど。というか、真瑚くんという存在が大きく目に映った。スタートからして腕のしなりと共に指先から繰り出される透明な音符。そして、 どこを切り取っても絵になるくらい美しかった。昨季までは儚い印象があったが、今回は、転倒してもここに西山真瑚あり、と自信のようなものを感じた。
堀義正くん、ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲。冒頭3Lz2Tの1stジャンプの高いこと。コントロールが必要。2Aもディレイで高い。ジュニア課題のLoが2回転になったのは惜しかったが、この高さは武器。フレッシュなラベンダー。
國方勇樹くん、黒い瞳。2A美。コンボなくて(ノД`)軽やかステップが心地良い。
伊東良真くん、エデンの東。丁寧な滑り。
古庄優雅くん、PRINCE OF PERSIA。3Loどうにか、3T2T、CoSpが乱れて(ノД`)スピードはそこそこあるかな。
石塚玲雄くん、シェルブールの雨傘。今回も優しく美しい雨が降る。冒頭2Loタノ。3T2T、イナバウアーからの2A。ピンクからグレーへのグラデの衣装がこのプログラムに良い味を加味している。しっとり叙情的な気分にさせてくれる。
ここまでが9月24日(土)分。
それにしても、ジュニア男子が終わったのは22時近くでした。
ジュニア男子は9月25日(日)も大トリ。
公式練習は午前中にあり、健康管理は大変だなあと思いました。
その9月25日分は②で。
未鳥
