昨日、初めてラ・フォル・ジュルネ新潟2016の福間洸太郎さんの公演に行ってきました。

昨年まではPIWに行っていたのですが、今年はこちらの予定の方が先に入ったので、

PIWは7月までお預けになりました。

 

まずは公演感想。

プログラムはこちらです。

http://lfjn.jp/lfjn2016/program/program429.html

 

・・・と言っても、実は遅刻しちゃったんです( ̄▽ ̄;)

ですから、1曲目は全然聞いてなくて、2曲目はドアの外で聞いたという・・・

ここへ至る顛末は反省も込めて後ほど。

で、3曲目から中へ入って聞けました。

 

そして聞いたのは「モルダウ」

オーケストラの原曲も好きだけど、

福間さん自身がピアノ編曲したこの曲もすごく好きになりました。

別々の2つの水源の音の筋がやがてオクターブとなって一筋の川の流れに変わる。

囁くような音からやがて有名な主題が聞こえてきて、ちょっとホッとします。

ああ、モルダウ。

そして軽やかな狩りや祭りの情景、夜の輝く水面。

指先の動きの正確さと繊細さ。手首のスナップの柔らかさ。

再び繰り返される主題から「聖ヨハネの急流」。

めくるめく音の渦に惹き込まれて会場の中心で音の流れに身を任せていました。

なんて心地良い。

終盤の去りゆく流れにこの曲の終わりを感じたとき、

まさか10分超も演奏されていたとは思いもしませんでした。

それぐらい惹きつけられる演奏でした。

福間さん自身も演奏しながらパッションが高まると

一瞬腰が宙に浮き、足を踏む時も。

ハッとしたけど、全然違和感はなくて。

盛り上がって終わるよう曲のフィニッシュでは

両手で宙に弧を描くことも。

ピアノ演奏では初めて見たけど、

感情のほとばしりを感じて心地よかったです。

 

メシアンと武満徹。

一転して静かな曲。
武満徹の不安定な音は子どもの時は苦手だったけど、

今なら音の向こう側の本当の音が聞こえるような気がしました。

何よりも音の余韻。

鍵盤を離すときのタッチの音さえも1つの音として聞けて面白かったです。

 

そして、リストの「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」と

「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」。

繊細さと力強さと緩急。

「パオラの聖フランチェスコ」は素晴らしかった・・・

聞いているうちに胸が熱くなってきました。

 

 

あっという間の30分。(本当は45分)

でも、とても30分とは思えない濃密な時間でした。

 

会場を出るとサイン会がありました。

実は会場に入る前に気づいていて、公演の記念にもなるので、CDを購入しました。

CDはこちら。

http://columbia.jp/artist-info/fukuma/COCQ-85271.html

 

 

 

もちろんモルダウが入っているので購入。

そして、サインをいただきました。

 

 

話そうかどうしようかと思ったけど、思い切って昨年のFaOIに行ったことを話しました。

そしたら、

金沢ですか?と、逆に聞かれたので、はい、と答えました。

その後は何を話しているのかよくわからなくなり、

幕張は行かないけど長野には行きます、と、何を言っているんだ状態になり、

自分の残念さ加減に嫌になりました( ̄▽ ̄;)

そんな私ですが、最後には手を差し出してくださり握手をしました。

大きなあたたかな手でした。

さすがヴィルトゥオーゾの手。

握手できると思っていなかったので嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、最初から聞けていれば・・・

前日に休みということもあって夜更かしをしていたら、

9時過ぎまでぐっすり寝ていて、起きたら出発時刻。

実家の母も誘ったので、実家から下道で向かったら思いの外時間がかかり、

おまけに会場の音文の駐車場もイベントで駐車できなかったので、

近くの白山公園の駐車場まで駐めに行きました。

ここら辺はリサーチ不足でしたね。

やはりイベントはきちんと下調べをするべきでした。

そんなこんなで私は残念部分もあったのですが、

母は開演5分前に音文で下ろしたので最初から聞けたようでした。

「モルダウ」を聞けたことも大変喜んでくれたので誘って良かったと思いました。

ちなみに、

今回の音文こと音楽文化会館のホールのイベント中の名称は

「モルダウ」

福間さんもtwitterでこのことに触れていました。

https://twitter.com/KotaroFukuma/status/703729725886214144

 

LFJ新潟も出演決定! モルダウのCD録音した新潟、しかも「モルダウ」と名づけられた会場で、モルダウも弾きます。かなりテン上げ~ 結構ハードスケジュールですが、体は鳥のように軽やかに、心は水のように清らかに保ちたいと思います。

 

ちなみにモルダウのCD録音は小出郷文化会館でされました。

日本一長い信濃川がそばには流れているところです。

 

 

せっかくなので、福間洸太郎さんに関連のあるサイトをいくつか貼り付けます。

まずはオフィシャルブログ。

http://kotarofukumajp.blogspot.jp/

公演によってはこちらからチケットをとれそうです。

 

facebookページ。

https://www.facebook.com/Kotaro-Fukuma-%E7%A6%8F%E9%96%93%E6%B4%B8%E5%A4%AA%E6%9C%97-177068115663755/?v=events&is_past=1

 

twitter

https://twitter.com/KotaroFukuma?lang=ja

 

twitterはスケートのことをたまに呟かれています。

多分、お好きなんだと思います。

だって、IceLegends2014の出演の決め手は、

成田空港で福間さんがステファンくんに声をかけたことから始まっているようですからね。

(『ワールドフィギュアスケート別冊 フィギュアスケート2014-2015シーズンガイド』新書館)

 

Instagram

https://www.instagram.com/kotarofsky/

モルダウの入っている「Sing to Water」についてはこちらに↓

https://www.instagram.com/p/8zjZC_hXGS/

ラ・フォル・ジュルネについてはこちら↓

https://www.instagram.com/p/BEatD4phXG-/?taken-by=kotarofsky

 

福間さんのピアニストとしての足跡はこちらのサイトでご自身が書かれていらっしゃいます。

http://columbia.jp/fukuma/story.html

 

「Sing to Water」 について英語で語っていらっしゃる宣伝動画はこちら↓

https://www.youtube.com/watch?v=G-xldCm1d8U

 

 

で、私が福間さんを知るきっかけになったのは言うまでもなくフィギュアスケート絡みです(^^ゞ
そのことについては、別の記事にしたいと思います。

 

未鳥