今年も14:46に黙祷。
私の職場では、毎年、14:46に黙祷します。
今年もまた、しました。
あのときの感覚は鮮明で、今だに何をしていたか覚えています。
今年は、黙祷をしながら、仙台のリンクを思い出していました。
あの時、あの少年はどんな思いでいたのだろう。
どれほどの衝撃をうけたのだろう。
私は2年前に一度、あのリンクを訪れ、滑りました。
そして、地震に遭遇しました。
もちろん、彼が被ったような規模ではありませんが、
しかし、まさかこのようなところで地震に遭うとは思っていませんでした。
スケート靴を履いていた自分。
この後はどうなるのだ?
ベンチの下の靴に手を伸ばしたのは言うまでもありません。
幸い、その後の揺れはなく、
リンクの滑走もやがて再開されました。
こんなものじゃなかったろう・・・
あの時も、そして、今も、少年の思いを推し量りますが、
わかりません。
わかるわけないのです、私は体験していないから。
リアルな体験話は『CuttingEdge2011+Plus』に語られています。
靴棚の動く音。
ドアが全部開く音。
そして、リンクの横の壁がずれた音。
少年は、エッジケースをつけず外に出て、でも、エッジのために靴を脱いだそうです。
余震が続いて、雪も降ってきて、吹雪になって。
黙祷をしたとき、私のいたところも吹雪に見舞われていました。
こんな天気の中にいたのか。
スケート靴を脱いだ足は、普通の靴を履いていたのか。
練習着の半袖のまま飛び出したそうだが・・・
そう思ったとき、
冷たい空気がひやりと服の中に忍び込んでくるようでした。
その少年は、今は故郷を離れ、戦っている。
それが少年のできることだから。
どうか、ワールドでは、本来の力を発揮して、
他を圧倒するような美しいジャンプを見せて欲しいと
切に願います。
そして、
被災者でない僕には物事の表面しか見えていないと思う。
言葉でいくら言っても薄っぺらい。
羽生君は重みのある言葉で伝えられる。
僕は違う形で力になれたら。
と、半年に前に語った大輔くん。
私にとっては、この言葉こそが重く、
そして、勇気づけられる言葉でした。
私には私のできることを。
今年はペットボトル貯金をしています。
それは、もう行き先も決まっています。
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