ひかれあう。







もう一度、大ちゃんに関係のあるところだけ貼りつけます。





「髙橋と魂が通じた」フィギュア屈指の振付師


http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0900P_Z01C13A1000000/?df=2


モロゾフコーチに戸惑い


――高橋は今季、初めて振り付けした。昨季も依頼されたが、断っている。高橋を指導するニコライ・モロゾフコーチのスタイルが好きでないからだ。振り付けを無断で変えられるのを、ニコルさんは嫌がる。過去に織田に提供したプログラムに、モロゾフ氏が加えた修正に戸惑ったようだ。

 「テレビを見ていて、あらっていうことはあるわ。自分の振り付けに誇りを持っているから。一部を変えただけで全てが変わることもある。特にステップやペアのリフトとか。すごいショックなの」

 「選手の個性に合わせて曲を選ぶ。リズム、ハーモニーと、選手の技術力、長所、短所を踏まえて、エレメンツをこなせるように振り付ける。私のプログラムは、エッジが作る曲線、エッジの深さ、滑るテンポ、スケートに必要な要素はすべて入っているし、曲や感情に合った体の動かし方、ステップ、ターンもすべてが織り込まれている」

 「芸術と技術のバランスがとれたプログラムが、美しくて得点もとれるいいプログラム。6点満点時代も現ルールでも、このスタイルは変えていない」


「一生懸命に練習すればできるように作っても、ケガをしたり『どうしてもこのステップからこのジャンプがダメ』だったりするといった理由で修正を頼まれる。それはOKよ。いくらでもアイデアはある。私はコーチだったから分かる。ジャンプが跳べなきゃ、プログラムは元も子もない」


すべての振付師の夢


 「ファンやスポンサーとのイベントが多くて練習時間が減ったり、単純に練習せずに振り付けを一部省いて、プログラムを勝手に簡単にしてしまったりする。中には、一つの修正がプログラム全体を変えてしまうこともある。それには耐えられない」

 ――モロゾフコーチがいるのに、どの選手も勝負を賭ける五輪シーズンに高橋が出したオファーは受けた。

 「大輔はすべての振付師の夢。完成されたスケーターを担当するのは、若い選手より楽な面もある一方、ものすごいナーバスになった。既に“伝説”の選手である彼が、私を信じて五輪プログラムを託してくれるのはプレッシャーだった。3月の世界選手権(カナダ)であいさつした程度しか、大輔のことは知らなかったし。要するに、あっ、彼が好きだなって感じたの」


私も大輔も情熱的だから

 ――高橋は選曲について全面的に振付師を信頼する。自分で選ぶと好みが偏るからだ。初仕事では、過去の大輔の演技の映像を見て滑りを研究し、いくつか質問した。

 「彼という人間を知りたかったし、スケートで表現したいこと、スケート観を聞いた。そうしたら『何か違うもの。ファンに感謝の気持ちを伝えたい』って応えた。そして、僕をどう思うかと聞いてきた」

 「私は大輔のタンゴとパッションが大好きだった。彼はタンゴの音楽のために生まれてきたって思うわ。でもフリーの4分半もタンゴを滑ってはほしくなかった。ずっと心に秘めていた音楽が、ビートルズの『Come Together』のタンゴ版。大好きで、セミナーで使うことがあったけれど、これに合う選手にずっと出会えなかった」

 「息子が子供のころ着ていたTシャツで、地球が3つに割れていながらピースマークのようにつながっている柄を思い出して、プログラムのイメージが固まった。わかりにくいかしら。でも私も大輔も情熱的だから、この点で魂が通じたと感じる瞬間があった



曲は「ファンへの感謝」に合致


――フリーはビートルズの楽曲のメドレーになっている。


「『Yesterday』は好きなの。エネルギーがあるけれど、大輔が序盤、落ち着いて高難度のジャンプを跳ぶのにいいテンポ。続いて『Come Together』。最後にガチャンと砕けるような音がクールよ。続いて、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンの『Friends and Lovers』。私にはタンゴっぽい感じがしたの。友達と愛すべき人っていうのも、大輔が望んだ『ファンへの感謝』というテーマに合う」

 「次の『In My Life』は、俳優のショーン・コネリーが歌詞を朗読するCDがあって、『I love you more』というフレーズにピンと来た。これは詩的なプログラムよ。大輔は氷上の詩人でしょ。ファンに『愛してる』と伝えた後は、『Long And Winding Road』。ここまで美しい旅、アップダウンもあり、困難があっても人生。大輔は人生礼賛ができる


振付師はチアリーダー

 ――ニコルさんは試合会場に姿を現すことは少ない。

 「まず私は母であり妻だから。02年のソルトレークシティー五輪は、担当したカナダペアが採点問題に巻き込まれて行ったけれど、そんなのはゴメンよ。バンクーバーは異常事態。五輪の1カ月前、カナダ選手権直前に、チャンのコーチが彼を解雇した。振付師として付き合いの長かった私が、カナダ連盟にコーチを頼まれて引き受けた。米国チームでエバンと合流する予定だったから、大変だった」

 「ソチは多分、行くと思う。振付師はチアリーダーよ。選手たちは、私がそばにいなくても試合で滑ることができるだけの力をつけていると願っているわ」

(聞き手は原真子)





 



彼という人間を知りたかったし、スケートで表現したいこと、スケート観を聞いた。そうしたら『何か違うもの。ファンに感謝の気持ちを伝えたい』って応えた。そして、僕をどう思うかと聞いてきた





何か違うものって(^_^;)




そもそも僕は、ローリーの振付を滑ったことがないから頼もうと思っていた。でもローリーの振付はラインのキレイなタイプのスケーター(パトリックやコストナーのような)が似合うだろうから、僕のような”気持ちみたいなもの”で滑るタイプには合わないかも、と言う勝手な懸念も持っていた。だからこそ違う雰囲気が出るかもしれない、滑ってみたいと思っていた。
僕は振付師を選ぶときも、勝つための戦略ではなく、これやったらサプライズかな、おもしろいものができるかな、と自分のカン、感性を信じるだけ。

髙橋大輔『それでも前も向くために be SouL 2』(祥伝社)P.130




大ちゃんが考えた違うもの。
こういうことかなって思いました。
サプライズ、おもしろいもの。
大ちゃんが賢二先生に「eye」を作ってもらったのもこんな理由だったと思いました。

自分と違うタイプスケーターの振り付けをするローリー、と思っていた大ちゃん。

大ちゃんの振り付けはしたいけど、プレッシャーを感じていたローリー。

ああ、そうか。
二人ともちょっと勘違いしているところも同じだったのかもね。



 





ファンに感謝の気持ちを伝えたい。






これは、ローリーが原さんに言った言葉なんだろうけど、ファンとしては結構来ますよね。
でも私は割と冷静だったみたいで、大ちゃんこんなこと言ったの、みたいな感じでした。
『be SouL 2』を読んでいても大ちゃんの言葉として、「ファンへの感謝」という言葉は今のところ見つけられません。
誰か、ここに書いてあったよ、とわかったら教えてください(笑

ちょっとずれていたらごめんなさいだけど、こんなことは書いてあります。





それにオリンピックシーズンは、皆が知っていてわかりやすい曲で、盛り上がるプログラムにしたい。これだけは過去の経験から、絶対に必要な要素だとずっと感じていた。そういう意味でも自分も納得してやりがいのある、感動的で希望のあるものにしたい、ということもこの2年位ずっと考えていた。

髙橋大輔『それでも前も向くために be SouL 2』(祥伝社)P.117





わかりやすくて盛り上がるプログラム。





これこそ大ちゃんからファンへ贈られる最高のプレゼント。
私は、最初に見たJOからずっとこのプレゼントをもらっている、と感じています。
言葉は違えど、大ちゃんの気持ちは、このプログラムの中にあるから、
いつでも感じられるのです。





 





私は大輔のタンゴとパッションが大好きだった。彼はタンゴの音楽のために生まれてきたって思うわ。でもフリーの4分半もタンゴを滑ってはほしくなかった。ずっと心に秘めていた音楽が、ビートルズの『Come Together』のタンゴ版。大好きで、セミナーで使うことがあったけれど、これに合う選手にずっと出会えなかった.。


息子が子供のころ着ていたTシャツで、地球が3つに割れていながらピースマークのようにつながっている柄を思い出して、プログラムのイメージが固まった。わかりにくいかしら。でも私も大輔も情熱的だから、この点で魂が通じたと感じる瞬間があった。







大ちゃんのタンゴとパッション。

ローリーの心に秘めていた、ビートルズの『Come Together』のタンゴ版。






好きだから、で十分な理由ですよね。

『Come Together』

ちなみに私は、トンガリたい気分の時にビートルズの曲のを聞いています。
ベースの音が結構好き。







でも、4分半のタンゴはしんどかったのね、お互い。
だから、メドレーになった。




『Yesterday』は好きなの。エネルギーがあるけれど、大輔が序盤、落ち着いて高難度のジャンプを跳ぶのにいいテンポ。続いて『Come Together』。最後にガチャンと砕けるような音がクールよ。続いて、ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンの『Friends and Lovers』。私にはタンゴっぽい感じがしたの。友達と愛すべき人っていうのも、大輔が望んだ『ファンへの感謝』というテーマに合う。

 次の『In My Life』は、俳優のショーン・コネリーが歌詞を朗読するCDがあって、『I love you more』というフレーズにピンと来た。これは詩的なプログラムよ。大輔は氷上の詩人でしょ。ファンに『愛してる』と伝えた後は、『Long And Winding Road』。ここまで美しい旅、アップダウンもあり、困難があっても人生。大輔は人生礼賛ができる








メドレーの曲の表情がいろいろ変化するから、その分、いろいろなスケートの要素を見せやすいし、楽しくてやりがいがある。ローリーはこの曲順に苦労したらしい。『イエスタディ』は昨日、過去、今までであった人たちや出来事を思い出すところから始まって、『カム・トゥゲザー』は才能がありすぎる人達がモメるけれどまた戻ってくる、『フレンズ・アンド・ラバーズ』は今は一緒にいないけど友達や好きだった人を思い出し、最後の『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』は紆余曲折しながらも道は続いて行く・・・と全てに意味が盛り込まれている。ちょとクサイけれど、「about Love」「Thank you & Love」の雰囲気で皆を幸せにしてあげて、と言われた。

髙橋大輔『それでも前も向くために be SouL 2』(祥伝社)P.118








大輔の人生礼賛。







ああ、ろーりー、そうだよね。
なぜか、このローリーの意図は、JOで見たときから感じていました。
見終わって、静かに大ちゃんの演技を振り返ると、同時に大ちゃんのスケート人生が重なってくる。

だから、私、ローリーに感謝しました。

http://ameblo.jp/d0r1m1/entry-11629219890.html










あらためて言いたい。





ローリー、大ちゃんのこのプログラムをありがとう。




そして、大ちゃん。




あなたでなければ、このプログラムは出来ない。









あなただけが、このプログラムの「愛」を伝えられるだろう。





 


 


 

 

 

 







ハートの思いは、ファンへ届いています!!!







 






読み終わってつくづく思ったのは、








ひかれあう魂は、めぐり逢う。

互いの持つ引力に惹かれて。
























Passionate






















次に見られるのは、福岡。
















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