時空や虚実を超えて、脳裏に強くインプットするイメージの力が写真力ってわけだ。
冒頭の言葉は、篠山紀信さんが自身の展覧会「写真力」に寄せた言葉です。
今、岡山の高梁市成羽美術館で「篠山紀信展 写真力」をしています。
http://www.kibi.ne.jp/~n-museum/shinoyama.html
この写真展には、大ちゃんの写真が出ています。
この中にある写真です。
撮影はFantasy on Ice 2011 in Niigataで行われました。
ちょっと余談。
私は日を変えて2回見に行きました。
普通、2回見るなら、同じ日の2回公演を見るのが時間や移動の手間がなくいいと思うのですが、ちょっと長いわけがあります。
前年のFaOI新潟も見に行った私。
2日間3公演のうち1回だけ見に行きました。
3回しかないから同じプログラムを滑るだろうと考えて。
初めてのアイスショーでしたから全然わかっていなかったんですね(苦笑
その時にステファンが日を変えて2プログラム滑りました。
しかも見に行かなかった回が「椿姫」だったと思いました。
まさかここで「椿姫」とは!
正直、ショックでした。
だから、次の年の公演は絶対、2回見に行こう、しかも日を変えていこう、と思っていました(^_^)
大ちゃん関係なく、ゆづやしーちゃんが最初からINしていたので、迷うことなくチケットを買っていたら、後で大ちゃんのINが決まりました。
twitterやファンの間では噂が飛んでいたようです。
その頃の私はtwitterもfacebookもしていなかったので大ちゃんINが決まってから大喜びでした。
長くなりましたが、そんなFaOIに篠山さんが来ていたことなんて到底知るよしもなく、後ほど、『家庭画報』が出て初めて知りました。
あー、知っていたら、朱鷺メッセのテラスを意味もなく歩き回りたかったなあ(苦笑
前置きが長くなりましたが、この写真展のチケットは大ちゃんの写真が使われています。
展示概要にそのことが書かれています。
http://www.kibi.ne.jp/~n-museum/shinoyama_contents.pdf
これは岡山限定なんでしょうかね?
出来れば新潟にも12月に来るので、そのまま大ちゃんのチケットを使って欲しいなあ、と思います。
たぶん、違う気がしますが。
また、前に篠山さんが読売のWeb版のインタビューで大ちゃんの事をこのように語っていました。
――倉敷市出身のフィギュアスケート・高橋大輔選手も被写体になった。
「彼の演技には、男の色気がすごくあり、そこにひかれた。ただ一生懸命なだけではなく、第一人者の自負と余裕がオーラとして出ている。その魅力を切り取りたかった。彼にポーズしてもらっても面白くないでしょ。だからアイスショーかエキシビションのときに撮ったんだけど、動きが速すぎて難しかった(笑)」
男の色気。
仰るとおり!
だから、冒頭の言葉に戻る。
時空や虚実を超えて、脳裏に強くインプットするイメージの力
である写真を見ることで
大ちゃんの色気を
強く焼き付けさせてくれる事を願います。
こういうのもなんだけど、
巨匠のお写真、演技以外のお写真に本領が発揮されているような気がしたのは私だけでしょうか?
やー、こんなお顔はフィギュアの写真にはないよ。
でも、これも高橋大輔だよね。
ついでに、同じ本の中の結弦くん。
当時、高校2年生かな。
こんな顔もするんだとチョイびっくり。
というか捉えた巨匠はさすがです!
そして、今日、私は脳裏に焼き付けさせられるような写真を見に行ってきました。
秋山庄太郎さんの写真展「女優 花 Plus」です。
これはパンフレットです。
総数232点に及ぶ写真は、その大半がポートレートで、女優だけでなく俳優、作家、画家など対象人物は様々でした。
また、ポートレートはモノクロがほとんどでした。
図版がなかったのが残念でした。
その中で印象的だったのは江波杏子さんと岩下志麻さん、紺野美沙子さん。
江波さんのは髪が風に煽られ目を閉じた笑顔のどアップ写真でした。
インパクトが強かったですね。
岩下志麻さんは、淡いポートレート。
どうやって撮るのかしら?と思いながら見ていました。
紺野美沙子さんは写真というより、そこに書かれていたエピソードが印象的で、
秋山さんが笑わない紺野さんに笑ってと言うんだけど、紺野さんが「おかしくもないのになんで笑わなければならないんですか」と言ったのだそうです。
女優さんてそういう注文に応えるものじゃないかな?と思っていたけど、等身大の答えが返ってきてへーと思いました。
美しいものをより美しく(パンフレットより)
秋山さんはそんなことを思いながら撮っていたようですが、
見る私も
その撮られた方達の美しさを探しながら見ていました。
モノクロの陰影は時に強烈なコントラストを見せ、
輪郭が淡いものは被写体の印象をやわらかに、また、ミステリアスにしていました。
見終わって、心地よい疲れを感じました。
館内の喫茶店でチャイをいただきました。
シナモンの香りがしました。
子どもの時はすごく苦手だった香り。
今では一つの香りとして向き合えるようになりました。
そのテーブルの上にあった飾り。
実家の母と行ったのですが、
旅行のホテルの話でなぜか盛り上がりました。
読んでくださり、ありがとうございます。
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