やっぱり、「なぜなら」なんだろうなあ。







大ちゃんの大阪日日新聞フィギュアスケート企画の連載、2回目です。




進化の過程 高橋大輔 ~中~  高い理想限界と勝負
2013年2月22日


http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/skate/130222/20130222043.html



 2月9日。フリー演技の終了を待たずに会場がざわめいた。高橋大輔の目には力が無い。会場の観客誰もが「信じられない」と、点数を待つキス&クライに座る高橋を見守った。冒頭から2回の4回転トーループはどちらも両足着氷、トリプルアクセルでは転倒した。その他のジャンプも着氷の乱れが続き、加点が付いたのは一度だけ。得意のステップ表現も精彩を欠き、途中で客席から悲鳴が上がった。

 出された点数は140・15点(総合222・77点、総合7位)。「信じられない。6分間練習でも調子が良かったし、普段の練習でもこんなにひどい演技は今までなかった」と演技後の会見で高橋はうなだれた。

 もはや苦笑いも出てこないその様子に、あらためて試合の怖さを感じる。「どこかに慢心があったのかもしれない」。そう話しながら、いまだに納得しきれていない様子で、高橋は続ける。「ショートプログラム自体は前回のものよりも演技しやすい。ショートを作り直したことでの時間のロスは感じていない」と、振り付けで時間を消費したのかとの問いに答えた。逃げ道は作らなかった。結果はすべて自分の練習不足、気の緩みからのことだとすべてを引き受ける。

 高橋は今年27歳になる。羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスら若手の台頭、そしてしのぎを削ってきた世界王者パトリック・チャンなど、国内外とも群雄割拠の男子シングルスの最前線で長年にわたり戦い続けてきた。さらに、新しい何かを求めてその表現に取り組んできた。ヒップホップ番「白鳥の湖」やフィギュアスケートでは珍しいブルース音楽を扱った「Blues For Klook」など、もっと前へ、もっと高みへと絶えず前進し続けてきた。

 高橋を見ていると、人の成長とは未知の領域を広げることなのだとあらためて思う。常に前に進むのが成長なのだ、と。昨年のコロラドスプリングスの四大陸フィギュアスケート選手権でのインタビューで、「今までに自分で満足した演技は一度もない」と答えた高橋。驚くほど自己評価が低く、理想が高い。誰に勝つというよりも、自分の最高点を目指そうとする芸術家でもある。

 ソチオリンピック開催まで、ちょうど1年。すでに決められている時間との勝負。自分の限界との勝負でもある。「オリンピックまでにできることはすべてしたい」と話す高橋は立ち止まらない。まだまだ進化の途中だ。


 





実は、この文章を読んだ時、
いいわあと思うと同時に、
単なる大輔リスペクトでないよな、と思いたくて
何度か読み返しました。
で、思った事をつらつら書きます。



もうじき、大ちゃんは27才になります。
ま、いわゆるベテランスケーターですよね。
酸いも甘いもたくさん経験してきました。
そして、今季もいろいろありました。
それでも、中国杯の不調から全日本へと調子を取り戻してきました。

そんな彼でも、今回の四大陸は7位と沈みました。
本人曰く、フリーフォール。
SPはともかく、FS。
大ちゃんのFS後のインタは混乱している印象があって
私自身は掴みきれていない印象があるのですが、
「慢心」という言葉は、たびたび出てくるんですよね。
コラムの中でも、

逃げ道は作らなかった。
結果はすべて自分の練習不足、気の緩みからのことだとすべてを引き受ける。



とあります。



なぜ、「慢心」と言うのか。



このコラムにその理由が述べられている気がするのです。








国内外とも群雄割拠の男子シングルスの最前線で長年にわたり戦い続けてきた。



さらに、新しい何かを求めてその表現に取り組んできた。
ヒップホップ番「白鳥の湖」やフィギュアスケートでは珍しいブルース音楽を扱った「Blues For Klook」など、もっと前へ、もっと高みへと絶えず前進し続けてきた。



高橋を見ていると、人の成長とは未知の領域を広げることなのだとあらためて思う。
常に前に進むのが成長なのだ、と。



昨年のコロラドスプリングスの四大陸フィギュアスケート選手権でのインタビューで、「今までに自分で満足した演技は一度もない」と答えた高橋。
驚くほど自己評価が低く、理想が高い。
誰に勝つというよりも、自分の最高点を目指そうとする芸術家でもある。









「慢心」と言って自己責任にする大輔。
なぜなら、戦い続け、前へ、高みへ、自分の理想に近づこうとする人だから。


そんな風に読みました。
自己責任にすることで、己に鞭打ち、前へ進もうとする。
誰かや何かのせいにするのは簡単でしょう。
でも、それは今の自分に満足していることであって、
止まっていることなのだ。
でも、大ちゃんはそうではない。
前へ進む存在なのだ。
それは彼の経歴を見ればわかることだし、
インタビューにも彼の考えが表れている。
今までに自分で満足した演技は一度もない
ならば、彼の目指す満足した演技とは何なのか、
とこちらが考え込んでしまうほど、理想が高いのだ。
そんな彼だから、今回のFSは慢心と言い、
それ以上、グダグダ言わない。

こうやって、丁寧に、
大ちゃんのことを語ってくれるメディアが、
うれしかったですね。

大ちゃんの過去(多分全日本2012すら過去)の栄光があるから、
という薄っぺらなリスぺクトではなく、
大ちゃんがもつ前向きなハートを信じている、
というリスペクト。
こういう記事を私自身、待っていたのかもしれません。
その期待感は次の言葉にも表れていると思いました。


ソチオリンピック開催まで、ちょうど1年。
すでに決められている時間との勝負。
自分の限界との勝負でもある。

「オリンピックまでにできることはすべてしたい」と話す高橋は立ち止まらない。
まだまだ進化の途中だ。


時間との勝負。
私もそう思います。

その中でどこまで進化できるか。

私も楽しみにしています。














なんか、まとまらん・・・・・・



けど、一応、上げます。







昨日この記事を上げようと思っていたけど、
仕事で帰りが遅くなり、
昨日は猫の日だったので、ある動画を見てぶっ飛んで、
癒やされるためにお写真を眺めていたら、
いつの間にか寝ていました。









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