高橋大輔くんが語るソチとは。






大ちゃんのコラムです。







冷静と情熱のあいだ

「日本人男子初」は素直にうれしい。でももう「過去」 髙橋大輔


http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121218/oth12121814190004-n1.htm



 グランプリ(GP)ファイナル(12月6日~8日、ソチ)では初優勝をすることができた。進出した6人のうち5位通過という現状からも今回は自分に期待していなかったので優勝は予想外。これまで6回出場して勝てず、ジュニア時代もJrGPファイナルの優勝はしていないので、GPファイナルには縁がないと思っていた。普段は意識しないけれど、あらためて「日本人男子初」という歴史を作れたことは素直にうれしいし、現役を辞めなくてよかったと思った。でももうこれも「過去」。浮かれないよう気持ちは切り替えている




■「方程式」ではない




 今回はファイナルに進出できるかさえ危うい状況だったから、勝とうというより、この厳しい現状の中で自分がどれだけできるのか「自分の演技をすること」と「他の選手との状況を見る」ことに集中していた。それが結果として優勝につながったように思う。中国杯での焦りやNHK杯での経験があったからこそで、これが「方程式」というわけではない。


 中国杯後、合わなかった靴はすぐに替え、バレエレッスンもかなり詰めてやった。調子が悪いとどうしても足への意識が強くなってしまうのを、バレエによって上半身のイメージを作り、足が気にならなくなってコンディションも上げることができた。本番前は、コーチのニコライ・モロゾフから「もっと魅せろ!」と言われて厳しい練習をしていたので、試合より練習の緊張の方が高かった(笑)。




 ■メンタルと呼吸法





 そのおかげか、ショートプログラム(SP)は落ち着いて臨み、細かいミスはしたものの今季初めてSPで4回転が成功した。ただ、わずかな点差で久々にSP1位で折り返すことになって、想定外の状態に急に緊張感が高まってしまった。こういう緊張に耐える経験も必要だ、自分が試されている、という心境で迎えたフリー(FP)直前の緊張感はものすごく高く、呼吸が浅くなっていたから、いつもより体力がもたない予感はあった。



 FPの1本目の4回転は、上がった瞬間行けると思ったのに転倒したことでかなり動揺し、2本目の4回転に不安がある僕は、この時点で「もう終わった」と思った。開き直った2本目は着氷できたので、連続で3回転(判定は回転不足)を付けたけれど、これは後半に体力がもたずに連続が飛べない心配があったから今のうちにやっておこうと思った。半分まぐれ。その次は最近不調のトリプルアクセルで緊張は最高潮に達して崩れ、その後のステップもうまく動かず、2本目のトリプルアクセルは失敗、後半は足が疲れてガクガク。終始動揺して終わってしまった…。全くデキは悪いので僕の中では優勝の内容ではないと思っている。

 試合で4回転2本というのは、練習や単独でいくら4回転の確率を上げても別の問題。転倒すると体力消耗もあるけれど、僕にとってはそれ以上に、1本目直後の高揚を抑えて2本目までの間に呼吸を整えて準備に入る、そのメンタルと呼吸法がとても難しい。だから2本目の成功体験は収穫。まぐれにしないためには、ただ単に4回転の成功率を上げるのではなく、あくまでも他の部分の総合力を上げる必要がある。




 ■焦らず、逃げず




 今回はオリンピックと同じ会場だったけれど、試合として特にオリンピックという意識はしなかった。でも会場の雰囲気を知ることができてよかった。僕が好きなバンクーバーの会場と同じく天井が包まれる型なので、僕は気持ちが集中しやすい。色彩も青色が基調で気に入っている。この会場は、オリンピックで沢山の観客が入ったら盛り上がるだろうなとは思った。ここに戻って来られるかどうか…(笑)。

 周りの成長で、世界選手権に行けるかどうかもわからないぐらい状況は厳しくなっている。焦らず自分のペースを保ちたいけれど、逃げずに無理をしなければならないことも時にはある。でもそれが自分にとっても成長のキッカケになるので、強い選手が増えることはいいことだと思っている。(構成:フリーライター かしわぎ なおこ/撮影:フォトグラファー 渡辺真一/SANKEI EXPRESS



 ■たかはし・だいすけ 1986年3月16日、岡山県倉敷市生まれ。A型。関西大学大学院所属。2002年世界ジュニア選手権優勝(日本人男子初)。07年世界選手権2位、10年優勝(日本人男子初)。10年バンクーバーオリンピック銅メダル(日本人男子最高位)。05~07年と09、11、12年全日本選手権優勝。08、11年四大陸選手権優勝。08-09シーズンは負傷により全試合欠場。2011-12シーズンはNHK杯優勝、GPファイナル2位、四大陸選手権2位、世界選手権2位、世界国別対抗戦優勝。今季は中国杯2位、NHK杯2位、GPファイナル優勝(日本人男子初)。12月21~23日全日本選手権(札幌)出場予定。来年1月5、6日(大阪)、12~14日(東京)スターズオンアイス、8日(名古屋)ジャパンスーパーチャレンジに出演予定。

www.kansai-u.ac.jp/ sports/message/takahashi/




 


 





でももうこれも「過去」。




GPファイナル「日本人初」の称号に
うれしいと言いながらも、心は既に
全日本へ。
確か、バンクーバーの後もこんな言葉を聞いたような・・・・・・
アスリートは、前へ進んでいます。




「方程式」ではない。




これをすれば、いつもうまくいく、
と言うわけではない。
中国杯の焦り、NHKのほろ苦さ。
それが、自身の演技へ集中しなければならないことを教えてくれたんですね。





調子が悪いとどうしても足への意識が強くなってしまうのを、バレエによって上半身のイメージを作り、足が気にならなくなってコンディションも上げることができた。




バレエによる上半身の意識。
体を開く。
私も姿勢をよくしようととする、まず、背中、肩、胸、腹と意識します。
壁に背中を付けた姿勢がまっすぐな姿勢だって、聞いたことがあるけど。

バレエレッスン。

大ちゃん、頑張っているのね。





本番前は、コーチのニコライ・モロゾフから「もっと魅せろ!」と言われて厳しい練習をしていたので、試合より練習の緊張の方が高かった(笑)。





ニコライ。
モチベーション持ち上げ係、しっかりしていますね。
さすがです。
「もっと魅せろ!」って
どんな練習だったんだろうね(*^_^*)





試合で4回転2本というのは、練習や単独でいくら4回転の確率を上げても別の問題。
転倒すると体力消耗もあるけれど、僕にとってはそれ以上に、1本目直後の高揚を抑えて2本目までの間に呼吸を整えて準備に入る、そのメンタルと呼吸法がとても難しい。
だから2本目の成功体験は収穫。
まぐれにしないためには、ただ単に4回転の成功率を上げるのではなく、あくまでも他の部分の総合力を上げる必要がある。





大ちゃんにとって、4回転成功は演技中とは言え、うれしいのね。
そりゃそうよね、ガッツポーズ作りたいわよね。
プログラムがガッツポーズを付けられるようなプログラムだったら良かったのにね(^_^;)
昨季のゆづのFSのように。
でも、全体の流れを大事にする大ちゃんだから、つなぎでのメンタルと呼吸法は大切なのね。
呼吸法の大切さは、あっこちゃんも『Little Wings 2012』(双葉社)で言ってました。







僕が好きなバンクーバーの会場と同じく天井が包まれる型なので、僕は気持ちが集中しやすい。
色彩も青色が基調で気に入っている。
この会場は、オリンピックで沢山の観客が入ったら盛り上がるだろうなとは思った。
ここに戻って来られるかどうか…(笑)。








好きな天井てあるんですね。
好きな会場で良かった。







焦らず自分のペースを保ちたいけれど、逃げずに無理をしなければならないことも時にはある。
でもそれが自分にとっても成長のキッカケになるので、強い選手が増えることはいいことだと思っている。







逃げない。
それこそが一番大事なんでしょう。

そこで耐えたものが次への飛躍になる。




強い選手が増えることはいいことだと思っている。




挑戦的。

ワイルドだね。








別件なんだけど、
最近、大ちゃんにワイルドを感じるんです。
そんなの前からでしょ、
と言われそうだけど。
演技を離れたところで、
ちょっと盛り上がることがあったので(^^ゞ















大ちゃんのことを書いたコラムが大阪日日新聞フィギュアスケート企画でやっています。
が、今日はもう寝ます。
明日、上げたいです、全日本前には。



全日本に行く準備、始めました。
今回、ちょっと大荷物になりそう・・・・・・
実験的にある荷物を持っていこうとしているので。








それと、めずらしく大ちゃんのプロフィール欄を載せました。
と言うのも、大ちゃんの今後のスケジュールでスターズオンアイスがありますよね。


その1月13日(日)のチケットが1枚重複してあります。
リンクサイド席で、Gブロック7列目一桁台です。


私は初めて行くのですが、
今回、有明コロシアムで、傾斜があって見やすいんじゃないかと、
SOIにいったことのある友人に言われました。


ただ、お値段が・・・・・・



サイトを見てもらえばわかりますが、ハンパじゃないです。



http://www.tv-tokyo.co.jp/soi2013/tokyo.html#player



もし、欲しい方いらっしゃいましたら、メッセージを入れてください。
メッセージがわからない時は、コメントに書いてくださっていいですよ。



できれば、空席作りたくないです。
掲示板とおけぴに出しているのですが、なかなか連絡が来ないので、
こちらで告知になりました(^_^)













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