結局、予感がいっぱい。
FS「道化師」。
私は、JOの会場でこれを見て圧倒されました。
あの時の大ちゃんから受けた衝撃。
道化師の声にならない慟哭のさまを
狂気と混乱の狭間で踊り狂う大輔。
既にブログには何度も書いているのですが、
今でも会場の映像を脳内リピすると、
胸が締め付けられるような感覚に見舞われます。
基本的に会場で観たものは、あまり、録画や動画をリピしません。
(全くではありません(^^ゞ)
自分の目に焼き付いたものが好きだからです。
だから、JOも当初はそうでした。
TVで観たとしても、脳内で自分の映像を再生しながら観ているので、
あまり画面に集中していないんですね、たぶん。
だから、会場の興奮をしばらく引きずっていました。

でも、時間が経つにつれ、いろいろな情報が入ってきました。
一番気になったのは、音ハメ。
私が大ちゃんの演技で一番好きなのは、実は音ハメ感だってこと、
なぜかケロっと忘れていました。
音がはまっていない。ずれている。
そんな言葉を読んで
そういう目線で録画を観ることにしました。
JO2012 Daisuke TAKAHASHI (別カメラ有)
http://www.youtube.com/watch?v=Z4WGOfiwxtA
確かに、なんとなくズレを感じる。
わかる気もしました。
TVは冷静に見られるんですよね。
やはりカメラの位置でUpになったり、
引きになったりで。
ただ、カメラのレンズを挟んでいるだけなのに・・・・・・
なんとなくそんなズレ感まで感じながら、
あ、そこがずれている、あ、ここはこの振りじゃない?と
気になったら、きりがありませんでした。
でも、音がはまる瞬間もありました。
スピンが音に合わせて上体の動きが変化したり、
3個目の3Aがスケート靴の音ともに決まっていたり、
ジャッジに美しい背中を見せてアピールするつなぎの演技。
わ、合っている・・・・・・と思いました。
でも、
何とはなしに見ていると、実は意識しませんでした(ワラ
今回の音はドラマティックだから、
私は聞いていて心地いいです。
でも、同時に心地いい曲にちょっと自分が酔っていた感じです。
だから、今回、あらためて、
音の変化
に注意して聞いて演技を観たのは、
初めてだったかもしれない・・・・・・
なんというかその、はまり方が
繊細。
ガラスのグラスとグラスが当たって、
豊かな音を響かせるんだけど、
ピンポイントで合っている。
そんな繊細さ。
それを強く感じたのは、実は今朝上げたどらどらさんの練習動画のMixVersionでした。
もう一度貼り付けます。
髙橋大輔【練習道化師+】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19400353?via=thumb_watch
練習風景を挟んでも、微妙な音ハメがわかる。
そう思いました。
だから、これ、滑り込んでいくと、
すごいプログラムになるんじゃないかな?
と思いました。
予感です。
全く独断と偏見に寄りますけど。
あのスピードと、繊細な音ハメ。
昨季のVASを彷彿させます。
VASは、リズムのドラムの音でわかりやすい部分がありました。
でも、この「道化師」。
うねりのあるドラマティックな曲だから、
見ている私も心して聴いて
演技を観ないと
いけないかもしれません。
そう、向き合わなきゃ。
このFSに。
興奮で忘れていたものを、思い出しました。

でも、
このJOって初披露でしたよね。
こう言うと誤解をまねきそうですが、
大ちゃんはどのプログラムでも
初披露は、エレメンツをこなしている感
を私は感じます。
それは皮肉なことに、音ハメがいい感じにも見られることもあるのですが、
演技に硬さを感じ、
言い方は適切でないかもしれないけど、
演技を音に合わせてこなすのに精一杯、
という感じもするのです。
今回のJOも
結局今となってリピって観ると、
ああ、ここがもうちょっとなのに・・・・・・
と思うところが結構あるのです。
ステップシークエンス。
軽やかなステップワークですが、
この音にその振り!
もうちょっとで合うのにwww
と思うところがちらほらあるのです。
ただ、初披露だから。
これからだんだん解消されていくんじゃないかな?
これも予感です。
さっき引き合いに出したVAS。
N杯の前のスケカナやフレンズやファンタジーでは
音にハマった!と感じることが少なかったのです。
やはり今と同じように、
もうちょっと!・・・・・・なのにwww
と思っていました。
それが、N杯になったら、
音ハメを通り越して、
「音になった大ちゃん」
を観ることができたのですから(*^_^*)
今回も、私はそれを期待するわけです。
N杯の「道化師」
音になった大輔を観られるかな?

それにしても、
今回、
音に注目して見ていたら、
ちょっと思うところができてしまいました。
スケールの大きいオーケストラの音楽。
重く、マイナーコードではないかと思われる曲調。
繰り返される「衣装をつけろ」。
この音は助けてくれる音。
と思います。
ドラマティックだし、
インスピレーションを与えてくれそうです。
だけど、
もしかしたら、
それに見合うスピード感や力強さがなければ、
曲負けする。
実はもろ刃の剣の曲だったのかな?
とふと思いました。
でもね、大ちゃんは大丈夫
と思います。
JOの会場で聞いたグルグルスケーティングの音。
きっと滑り込めば、
気持ちのいいスケーティングが観られるんだろうな。
そう感じさせる音でした。
「曲調は大好き」
「人の気持ちが良く出ているので感情移入もしやすい」
(『フィギュアスケート2012-2013 シーズンガイド』新書館)
ああ、大ちゃん、この曲とハグしてるんだろうな。
たぶん、「オペラ座」と同じくらい。
この言葉を見て、頼もしく思いました。
N杯は、きっと魅せられるだろう。
この音と共に。
これも予感です。

まだ、2回しか披露されていない「道化師」
これからです。
ジャンプが安定し、
表現が熟成された時、
とんでもないプログラムを見ることになるのではないか、
と思います。
より早く、
よりパワフルで、
より繊細で、
よりセンシティブに。
そう考えると
これは今までと趣が違うかも。
今までの大ちゃんを期待して観るのではなく、
ただ、そこで演技する大輔を受け止める。
見逃していけない。
聞き逃してはいけない。
なんだか、
演技が良くなっていく期待以上に
新しい大輔に出会える
予感。
きっとJOの興奮って、
これに近かったのかもしれない。
でも、
今度はもうちょっと落ち着いて、
しっかり目に焼き付けたい。
早く会いたい!

今朝も早く起きました。
昨夜も寝落ちが激しくて・・・・・・
まとまらなくなったので寝ました(^^ゞ
今、読み返すとくどい文章です。
いつもと同じ?
長駄文になってしまいました。
でも、朝なので直しません。
もう仕事に行かなきゃいけませんので。
いよいよ明日です。
明日の今頃は、仙台に向けて旅立っています。
もう、ワクワクがとまりません。
その前に荷物、まとめなきゃ。
て、まだかい!
長々と駄文を読んでくださり、ありがとうございます。
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