アオーレの樹くんを観た感想。
一言で言えば、





今年、来る。





それぐらい、惹きつけられるすばらしい演技でした。




披露されたプロは、SPの「F・U・Y・A」とFSの「火の鳥」。



実は、このSP「F・U・Y・A」がくせ者で、
私の頭の中をヘビロテしています(^_^;)

で、流れるたびに、あのドラムと拍手の裏打ちのところで
樹くんが拍に合わせて俊敏に動く。

それがもう何千回とリピされているのです。


いわゆる音ハメなんですけど、
今回の樹くんは、それがハンパでない。

私は、ショートサイドから見たので、全容はつかみにくかったのですが、
拍をうまく使った音ハメ感に
前記の通り、はまってしまったのです。


で、一番魅入っていたのが、
手。

彼の手は、きれい。

そのきれいさは、潔いきれいさ。

指をつけ手のひらをぱんと、広げる所作。

そう、所作というか「所作事」

歌舞伎の手をパンと広げ、見得を切るような
そんな潔い手。所作事。


その手の動きをぼーっと眺めている瞬間がしばしありました。


樹くんはランビエールらしくない、と言ってましたが、
私には、和物のランビエールに見えました。
変な言い方ですが、ランビエールが和のスタイルをしたら、
こうなるんじゃない?
みたいな。
バレエ的な要素のところも感じられましたしね。
1日目は、特にそう見えました。

でも、2日目は、その印象がやや変わりました。

ランビエールより、和のテイストというか、
オリエンタルなテイストが濃く、
そしてシャープな印象をもちました。

賛否両論、と聞いてましたが、
私は、曲を聴いたときから
おもしろそうだな、と思っていました。

でも、その割に衣装のイメージが薄いのは、何でなんだろう・・・・・・
あんまり、奇抜でなかったんだろうね、
FSに比べると。




そのFSは、「火の鳥」 


 

噂によると、これじゃない衣装もあるみたい?
でも、この衣装も素敵ですよね。



でも、もっと素敵だったのが、樹くんの動き。



鳥のように両手を激しく羽ばたかせていました。

その様は、
氷上を舞う不死鳥。








画像は、一個目のジャンプだった3A。

その高さに驚愕。

ショートサイドだったので、いくつかジャンプを観る機会があったのですが、
そのどれもが高く美しい放物線を描いて着氷していました。



スピンも回転数がよく、
ツイッターで競技のような緊張感があるショー、
とありましたが、
わかるような気がしました。
照明こそ、アイスショーなのですが、
シーズン直前のせいか、
特にシニアは、気合いの入り方が違うように思いました。



それゆえの
見るたびに、背筋に緊張感が走ったプロ
のような気がしました。



そして、忘れられないのが
退場するときも、
彼は火の鳥だったこと。





その姿を見たとき、
樹くん、このプロを好きなのかな?
と思いました。




そりゃあ、好きでなきゃ出来ないよね。


でも、なんていうのかな。

演じることが楽しい、



というか、



すごく心を入れている



そんな感じがしたんです。




SPもそういう匂いがするのですが、
FSはもっとする。



だから、短かった。

時間を意識させないくらい
美しい不死鳥の世界に
引きずり込まれていました。





来る、




かな?




というか、



来てほしい。



と思いました。







目が離せませんよ、
GPシリーズ。



 




















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