
http://www.facebook.com/isufigureskating#!/photo.php?fbid=403710399653907&set=a.402191406472473.99712.255007411190874&type=3&theater
個人的にとても好きなJapan Skatesの記事。
崇ちゃんのは貼り付けたけど、大ちゃんのはまだだったので貼り付けます。
http://japanskates.com/forum/viewtopic.php?t=83&postdays=0&postorder=asc&start=0
国別前。
シーズン最後の試合なので、ショート・フリーと両方に気持ちを込めて、精一杯の演技を!自分自身、チームの皆を引っ張っていけるような?(場内 笑) 背中を押せるような演技をしたいな、と思っています。
- 今大会の抱負
世界選手権では、怪我をしてから… と言うか初めて、ショート・フリーと四回転を成功させることが出来たので、今回この試合で、世界選手権から続けて「四回転をショート・フリーで成功」させられたらいいな、と思います。そこが課題かな、と。
- ソチオリンピックで団体戦が採用されたことについて
オリンピックに初採用ということで、実際、スケジュール的にもどういう風に組むのか分からないですし、個人と団体で別々の選手になるかも分からない、ということもあって、その時になってみないと状況は分からないんですけど、もし、個人と団体で同じ選手で臨むことになった場合、結構モチベーションを合わせるのが大変なので、メンタルの面で厳しくなるんじゃないかな、と思います。
あとは、団体で戦う上で、「自分が挑戦したいこと」と「勝つために挑戦せずに守っていくこと」を見計らうことが必要になります。「戦い方」が分けられると思いますので、もし出られたら、自分自身にとっても勉強になりますが、まったく想像がつかないので。
- 世界選手権からの短い調整期間について
世界選手権の前からかなりハードに練習をして来て、世界選手権で出し切ったという面があったので、そこからなかなか気持ちを持ち上げることが出来ずに、メンタルの部分が本当に上がって来なかったので、世界選手権の疲れもあるし、あまりハードな練習をせずに、「調整」という形の練習を積んで来ました。
「ショート・フリーと両方に気持ちを込めて、精一杯の演技を!」
大ちゃんにとって気持ち、ハートを込めることは演技の上ですごく大切なこと。
『little wings2012』(双葉社)のあっこちゃんとの対談で「みんなが思っている以上にここを使ってる」と語っていました。
だから、このインタビューの冒頭で「気持ちを込めて」といったところに、大ちゃんのシーズン最後の晴れ舞台に対する思い入れの強さを感じました。
でも、気持ちを上げるのは苦労したようですね。
「調整」という形の練習。
でも、これが案外、いい結果を生んだんじゃないかな、と今読んで思いました。

SP後。
ジャンプは成功出来たのでよかったんですが、ステップでかなりぐらついた箇所が何回もあったのと、スピンがちょっと甘かったかな、というので… 今回この点数(ワールドレコード)は、出してもらいすぎかな?(笑) というかんじでもあるんですけども、お客さんがすごく盛り上がって下さったので、その分の点が入ったのかな?(笑) というかんじで。とりあえず、大きなミスなく終了できたことが、自分にとっては一番よかったなと思います。
- ワールドレコード(94.00)について
自分にとっては「出過ぎたかな」という位出たので。ちょっとびっくりしています。ステップで、自分の中では、今シーズンなかったようなミスがあったので。そういう面で「おまけ」なのかな?と思ってしまう部分もあります。でも、その評価を頂いたということは、今後自分自身のプラスになって来ると思うので、その評価が下がらないように。気が早いんですけど(笑)、また来シーズンにつなげて行きたいな、という風には思いました。
- ジャンプについて
朝の状態ではそんなに調子が良くなかったので、本番決められるかな?という不安はあったんですけど、コンビネーションには出来ませんでしたが一応決めることが出来てほっとしています。ただまあ、明日があるので。明日がとにかく心配なので。あまりここで気を緩めないようにしたいな、と思います。
- 4T-3Tの予定を4T単独にしたことについて
今回はうまく行ったかな、という風には思いますし、今回はとりあえず4Tだけ考えていたので。あまりコンビネーションとは考えずに。すごくキレイに降りられたら(3Tを)付けようかな、というぐらいの気持ちでいたので。そういった想定はちゃんと出来ていた、という感じはあります。今日のもちょっと詰まって危なかったので。世界選手権のこともあって、やめました。
- 試合直前の調整法
「自分の体が今どんな感じか」というのがすごく分かるので、いつも靴を履く直前に陸でジャンプをします。
(今日の感じは?:) すごくよかったので、行けるだろうなとは思いましたけど、本番は分からないので。とりあえず、いいイメージを想像するようにしていました。
- 世界選手権からの練習について
「追い込める」期間でもなかったですし、無理にモチベーションを上げてメンタルが逆に落ちてしまうのも困るので、「調整」というかんじで、あまり体を疲れさせないようにして来ました。
- 「日本チームキャプテンとしてしっかり役目を果たせたか?」という質問に
どうですかね。(笑) 今日はこれでとりあえず。(笑) 女子のほうが勢いづいて、後押し出来たらな、と思いますけど。一応、今日の分は出来たかな、と思います。
- 「お祭り騒ぎですが?」という質問に
「自分のやることをやっていないと勝つものも勝てない」と思うので。自分の演技をする前は、自分自身に集中して、と。試合が終わったら、応援も全力でやりたいな、と思っています。僕達もこういう雰囲気の中で試合をするのは初めてなので、なかなか… 「(「チーム席」で)どうしたらいいのか」分からないんじゃないかな?というかんじではあると思います。他の選手達も。そういったところは、回数を経るごとにだんだんと(「チーム席の過ごし方」が)変わって行くんじゃないかな、と思いますけど。…これで、大丈夫ですかね?自分でも何言ってるか分からないんですけど!(笑)
- フリーに向けて
明日がほんとに気合いの入れどころなので、明日はミスのない演技を目指して、「自分自身のパーフェクト」というものをやりたいな、と思います。そして、優勝に一歩でも近づいていけるような演技をしたいな、と。
(パーフェクトな演技に何が一番必要ですか?:) たぶん「気合い」だと思います。「気持ち」で乗り切って行きたいな、と思います。
「出過ぎ」
大ちゃん、謙虚だよね。
国際競技会なんだから、もらえるもんもらっちゃおうよ!
まあ、自身の演技に厳しい人だから、「びっくり」が本音なんでしょうけど。
私は、世界がこれだけ認めたんだから、全日本も今度は大盤振る舞いで!と期待したいです。
陸のジャンプの話もしていましたね。
しーちゃんが言うようにいろいろな調整法を試しているようですね。
「自分の体が今どんな感じか」というのがすごく分かるので、
なんだか、素敵・・・!
何と言えばいいのかわからないんだけど、大ちゃんのアスリートとしての色気を感じます。
色気、て言うのも変なんですけど、この台詞がサラッと言えるのがカッコいいと思います。
「…これで、大丈夫ですかね?」
お祭り騒ぎについての質問に最後にこう答える大ちゃん。
久々の聞き返し大ちゃん。嬉しいです!

FS後。
シーズン最後の演技で、すごく気持ちよく滑れたので、それがうれしく思います。
(昨日はPBの演技に「自分の中ではミスが出た」とお話しでしたが、今日はミスはありましたか?:) 細かいことを言うと、ミスはあるでしょうけど、なんせほんとに、最後まで気持ちよく楽しく(笑)、おっきなミスなく終われたことが本当に一番うれしいです。あとは、日本チームに貢献出来たので、それがすごくうれしいです。
(いつもより演技後のリアクションが弾けていましたね。:)
今日、朝から緊張していたので。それが解放されたのと、本当にほっとしたのと、で、ああいう風になりました。
- 今日のブルース
あんまり、曲の解釈というのは考えずに。「ブルース」というのはその場の雰囲気でいろいろ変化して行くものかな、と思っているので。最後、こういった清々しい気持ちで終えられたのが、すごくよかったと思います。
- 今大会のコンディションについて
すごく四回転(ジャンプ)の調子がよかったわけではないので、実際2本(4Tが)入って、すごく「びっくり」まではいかないですけど、本当によかったな、という。世界選手権で成功できたというのが多分、ちょっとした自信につながったと思いましたし、またこの大会でもう一回「ショート・フリー合わせて決めたい」という気持ちもすごくありましたし、ここで出来たことが本当に自信になったので、すごくよかったなと思います。
- PB更新について
点数を出して下さったのは、すごくうれしく思うんですけど、「内容」として四回転がまだ一本なので。「来シーズン、この一本のままだと勝っていけないと思っているので。」次につながる演技だったので、そこはよかったと思いますし、ちゃんとやれば点数が出る、というのを自信にしていきたいな、と思います。
(四年越しのPB更新の感想:) どっちか、って言うとあんまり実感がないですかね。自分自身、そういうのはまったく考えてもいなかったので。「自分の演技が出来るように・出来るように!」とやって来たら、こういう結果になって… 正直、まだあんまり実感はないですね。でも、来シーズン、その点数にふさわしいスケーターになっていくことが必要だと思うので。ここで点数が出ても来シーズン全然だめ、っていうのは話にならないので。そういった面をこれから自分自身、考えるところかな、と思います。
- パトリック・チャン選手を抑えて1位になりましたね。
ハイ!それは… びっくりしているのと、うれしいのとで。まったく希望がないところから、こうやってちょっとずつ近付いて行って、最後に… まぁ、実際に演技を見てないから、自分の判断では分からないですけど、「(チャン選手に)勝った」ということは自信になるな、と思います。ここで甘えずに、次がんばって行かないとな、と。絶対に、パトリックのほうも、来シーズンはまた気持ちを引き締めて来ると思うので。これで喜び過ぎずに、ちょっと休んで来シーズンに気持ちを込めていきたいな、と思います。
- 今季を振り返って
今シーズンは、今にして思えば自信を取り戻せたシーズンだったかな、と思いますかね… オリンピック・世界選手権でメダルは取ったんですけど、自分の「スケート」というものに対する自信というのは、正直言ってあまりなかったと思うので。今シーズンを通して、「自分を信じる気持ち」、それを取り戻せたシーズンだったんじゃないかな、と思います。
(終了後)
ありがとうございました。今シーズンも一年お世話になりました。先シーズンは、いろいろと御心配をおかけしたと思うんですけど(笑)、助けて頂いて、最後までありがとうございました。
「すごく気持ちよく滑れたので、それがうれしく思います。」
うれしい。
この言葉が、大ちゃんから聞けて良かったです。
自分の演技に厳しくて、なかなか素直に喜びのコメントを出さない大ちゃん。
だから、逆に、このコメントが出たってことは、嬉しかったんだろうな、とファンとしてもうれしく思います。
一方で、4回転はまだ1本、と冷静なコメント。
そうでした、前回のPBは、2本入っていました。
・・・じゃあ、2本入ったら、もっとPBが出るってことじゃない!
なにげに大ちゃん、すごいこと言ってるかもしれません。
そして、後輩パトリックに勝てたことも嬉しかったんですねー (^~^)
後で、パトリックの調子が良くなかったから、と謙虚にコメントしていますけど。
こういう負けん気の強さも好きです。

一夜明け会見。
- 一夜明けて
自分個人としてはシーズンが終わったのでほっとしているんですけど、(キャプテンとして)まだ試合は終わっていないので、気は引き締まっています。
- キャプテンとしての務めを果たされていますね。
(笑) どうですかねぇ、それは分からないですけど、一応自分のポジションでの仕事はちゃんと出来たかな、と思います。ただ、もうちょっと応援でパワーを送れたらな、と。
- 「キャプテン」として優勝して周囲の反応はどうでしたか?
他の選手の方から「おめでとう」と言われたのでそれがうれしかったです。他の国の選手の方も、(応援席で)点数が出るまで「ドンドンドンドン」やってくれて、こういったことはないので。本当にうれしかったですね。
- フリーの演技構成点で9点が揃いましたね。
いつも試合で、演技構成点をいろんな選手と見比べて、「そこで勝ちたい」とすごく思うので、点数を出して頂いた、…点数が甘かったのかどうか分からないですけど、今回のジャッジの方が(9点台を)出して下さった ということが自分にとってすごくうれしくて、自信にもなりました。あまり9点台になったことがないのでうれしいです!
- 今季のハイライト
世界選手権ですかね。世界選手権はかなり練習をして、その中で自分の演技が出来て、…ショートプログラムではミスがあったんですけど、ミスの有無ではなく あの緊張感の中で4Tを成功出来たことと、練習をしたことが自信になって・それを活かせた という、「(世界選手権に臨んだ)全ての過程が、自分の中で今シーズン一番のハイライトかな」と思っています。
-来季について
(具体的に取り組もうと思われていることはありますか?:)
「(フリーに)四回転2本の必要性」というのはすごく感じているので、四回転2本を入れられるように。とりあえず、今のところはそこが大きな目標でもあります。
(四回転の種類は?:) トゥループで。(フリップは?:) (笑) 入れる、というつもりはなかったんですけど、とりあえず来シーズンは練習したいな、という。4Tを2本入れていけるように練習したいです。…状況によって変化すると思うので、様子を見つつ、ですけど。
(来季のプログラムについて:)
時間もなく、次のプランは考えていないのですが、「あと2年しかない」ということでいろいろ挑戦したいな、と思って。これからゆっくり考えていきたいです。
僕自身、来シーズンはどういうプラン・どういう方向性で行こうかすごく迷っているので、そこが決まってから動くかな、というかんじです。
(「2010年以来、初めてパトリック・チャン選手を抑えましたが、どうすればこのまま来季もトップで居続けることが出来るでしょうか?」という質問に:)
(苦笑) あんまり… 「トップに居続けよう」という気持ちは今のところないかな、と。今回はパトリックがすごくリードする展開ではなかったし、(パトリックが)ミスをした中で勝った、という。お互いパーフェクトで戦った時には、やっぱり自分よりパトリックのほうがまだ点数が出ると思うから。本当にコツコツと、今シーズンやって来たようなことを来シーズンも続けて行くことが必要だな、と。「その最後に、勝てればいいな」という風に思います。
- WTTに出場してみて
(個人戦との違い:) 試合の持って行き方なんかはあんまり普段と変わらないかな、と思いますけど、昨日滑って、「応援席でチームが応援してくれている」という心強さがありました。「助け」になったかなと思います。
(プレッシャーはありましたか?:) 「プレッシャー」と言うよりかは、「自分が勝ちにつながる一人になりたい」というようないいプレッシャー、そういったかんじですかね。「自分の演技が他の選手の勢いになればいいな」とか、そういった気持ちがあったと思います。
- オフの過ごし方
(「長いシーズンが終わって今一番したいことは?」という"「囲み」あるある"な質問に:)
(笑) 休みたいですね。(笑) ストレスがない、ノープレッシャーの練習をしたいです。(お休みはどの位ありそうですか?:) 休みはあんまり取るつもりないですね。ただ、気持ちだけ休めたいなと思います。
大ちゃんて、ほんと、かわいい。
なんか、無意識でやっていることがキャプテンシー何ですけどね。
「自分の演技が他の選手の勢いになればいいな」とか、そういった気持ちがあったと思います。
ほら、こういう、演技でひっぱるところが大ちゃんらしいと思いました。
このインタビューの中で一番、印象的な言葉。
「世界選手権ですかね。(中略)ミスの有無ではなく あの緊張感の中で4Tを成功出来たことと、練習をしたことが自信になって・それを活かせた という、「(世界選手権に臨んだ)全ての過程が、自分の中で今シーズン一番のハイライトかな」と思っています。」
ああ・・・そうなんだ。
世界選手権に向けてしたこと全てが、大ちゃんの中で一番思い入れが強かったんですね。
それは、演技がどうのこうの、でなくて。
結果は2位。
その結果は狙ったもの、と言ってたけど。
結果も大事なんだろうけど、そこに向けていったパワーが大ちゃんにとって気持ちよく充実していたんでしょう。
そう思うと、丁寧に滑ろうとしていたFS、わからないでもないです。

http://www.facebook.com/isufigureskating#!/photo.php?fbid=405145669510380&set=a.402191406472473.99712.255007411190874&type=3&theater
ということで、観たくなるよね、大ちゃんの演技。
会場音のみのものです。
SP「In the Garden of Souls」 by Vas
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=ALhIy9ZyscQ&gl=JP
FS「Blues For Klook」by Eddy Louiss
http://www.youtube.com/watch?v=c212-aG8zPs&feature=relmfu
疲れを残さないように「調整」の練習をしてきた、という大ちゃん。
ガンガンやるのではなく。
少し肩の力を抜いた感じが、ブルースにはちょうど良かったのかな、と思いました。
偶然ですが今日貼り付けたお写真、大ちゃん、全部、笑顔でした。