チャン6連勝、高橋とは切磋琢磨/フィギュア
http://www.sanspo.com/sports/news/120211/spm1202111925008-n1.htm
フィギュアスケート・四大陸選手権第2日(10日、米コロラド州コロラドスプリングズ)21歳のチャンが前回出場した2009年以来となる2度目の優勝。昨年の世界選手権に続いて、大会2連覇を狙った高橋からタイトルを奪取した。昨季から続く主要国際大会の連勝を「6」に伸ばし「素晴らしいシーズンが続いている」と充実感を漂わせた。
SPで失敗した4回転を、フリーでは鮮やかに2度決めて修正能力の高さを証明した。練習拠点のコロラドスプリングズで行われた世界選手権の前哨戦で高橋に力の差を見せつける結果になったが「ダイスケにも僕にも自信になった」と話し、酸素が薄い高地での大会で得た経験を強調した。(共同)
パトリック、圧倒的でした。
観ていると、失敗する気がしないんです。
ひと頃のエヴァン・ライサチェックやエフゲニー・プルシェンコのようです。
「素晴らしいシーズン」
まさにそうだと思います。
実は、このパトリックの演技の後のCSの解説が今回すごく良かったのですが、残念ながら動画が上がっていません。
どういう風に良いかというと、パトリックのPE(パフォーマンス・エグゼキューション)について岡部先生が説明しているのです。
PEの中に「投射」(Projection)という項目があるそうです。
(本当のことを言うと、字は不明です。音声のみの解説だったので)
「それはどういう風にもっているアイデアや意図するものを私たち(ジャッジ)に伝えることができるか」だそうで、
「それが強いと逆に私たちが「惹きつけられる」。演技する選手は外に発するんですけど、観ている方は中に入り込んで惹きつけられることになります。」と仰っていました。
パトリックの今回の演技は、まさに、惹きつけられたそうです。
かくいう私もその一人。
現地ライブで観たら、もっと凄かったろうな。
この話、ジャッジのPCSの付け方についての話だと思います。
こういう話、なかなか聞けません。
だから、ジャッジのPCSの項目はわかりにくいです。
いつも、何をもって点数を付けているのだろう? と思っています。
一応、簡単な5Componentsについての知識はありますが、細かな点になると、皆目わかりませんから。
今回、現役で男子のジャッジをしている岡部先生ならではの解説で、ほんの少し! PCSについて知ることができました。
ちなみに、大ちゃんのFSの解説でも、良いお話がありました。
岡部先生がスケカナでジャッジをされていて、大ちゃんが、日本人にとって馴染みのない、入ってこない音楽のブルースについてどう表現したら良いのか悩んでいる、しっくりきていないと話した時に、それがジャッジにも観えている(?よく聞き取れないのですが、多分そんな感じのことです。)と仰っていました。
PEとは仰っていませんが、私はPEのことをさしているのかな?と思いました。
パトリック、ホームリンクとはいえ競技は同じ条件でしているのですから、この演技は本当に素晴らしい、と思いました。
しいて苦言を呈すなら 、カナディアンほど圧巻という感じはありませんでした。
ホームリンクとはいえ、競技会場ともなれば、雰囲気も変わると思います。
高地という低酸素状態で気圧の低い会場での競技は、良い経験になったことでしょう。
「ダイスケにも僕にも自信になった」
大ちゃんの名前を出すということは、大ちゃんと切磋琢磨していきたい、ということでしょうか。
大ちゃん、どう答えるかしら?
とっても素敵なお写真なので、シェアさせていただきました。
1位から4位が揃い踏みです。
みなさん、ジャージはNationalのですが、その下はプライベートウェアを着ているようですね。