Ubuntuで宛名印刷 | こんなのどう?

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珍しく、アイドルと関係ない記事w

先日、長年使い続けたPCが壊れました。
スイッチ押しても電源が入らずウンともスンとも。
というわけで、ヤフオク!で中古PCを探してゲットいたしました。
消費税と送料を入れて4,220円。まぁまぁ良い買い物だったのではないでしょうか。

当然ながらOSなんて入っていないので、まずはUbuntuをインストール。
前のPCはWindows XPとPuppy Linuxのデュアルブートにしておりまして、今回も使い慣れたPuppyということも考えたのですが、せっかく64ビットマシンになったので、64ビット用のUbuntu 14.04 LTS 日本語 Remix をインストールいたしました。

前のPCでも、ほとんどの作業はPuppyで行っていたわけですが、唯一Windowsを起ち上げていたのが年賀状の宛名印刷。
初めて購入したPCに「筆ぐるめ」がプリインストールされていたため、なんとなくそれで始めてしまい、以来毎年年賀状の宛名印刷は「筆ぐるめ」でした。
大量に年賀状を出す人ならソフトの移行に抵抗があるかもしれませんが、極力年賀状を増やさない主義の私にとっては、住所録の作り直しなんて大した手間ではありませんので、これを機会に宛名印刷もLinuxへ移行して、Windowsから完全脱却することにしました。

ところが、調べてみると、これが意外に難関でした。
年賀状作成といえば、Windowsユーザーにとっては一年中で最もPCが活躍すると言っても過言ではない場面かと思うのですが、どうやらLinuxユーザーはそうでもないようです。なにしろソフトが見当たらない。
検索しても、「Libre OFFICE Writer」を使って印刷する方法、みたいな私なんぞには難し過ぎて手におえないようなやり方しか見つかりません。

やっと見つけたのが、日本郵便(株)の「はがきデザインキット」という、Adobe AIR上で動くソフト。 http://yubin-nenga.jp/design_kit/
これも、Linux版Adobe AIRのサポートが既に終了しており頓挫しかけたのですが、wineを使ってWindows用のAdobe AIRをインストールしたら無事に動きました。
wineのインストールは、Ubuntuソフトウェアセンターですぐに見つかるので簡単です。
あとは、http://yubin-nenga.jp/design_kit/ からダウンロードした「design_kit.zip」を解凍して、インストーラーをwineで開けばインストールできます。

年賀状のご本家である郵便局が運営しているサービスなので、編集や印刷ができるばかりでなく、年賀はがきの購入や印刷の注文ができるなど機能も充実しています。
お正月まであとわずかですが、まだ年賀状作成がこれからというLinuxユーザーの方はお試しください。

参考までに、当方のPC環境とソフトのバージョンを記しておきます。

PC:NEC MATE MA-A PC-MY29RAZ5LHSA
(CPU:Intel Core2 Duo-2.93GHz(E7500))

OS:Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix

wine 1.6.1:1.6.2-0ubuntu4

Adobe AIR 15.0 for Win32

はがきデザインキット2015