旧知の編集者さんから頼まれごとをしました。
「英語でやりとりしなければならなくて、こちらの言い方が拙かったのか、怒らせてしまったんです」
メールのやりとりを見せてもらうと、あまり商業英語的な内容ではなく、私も初めて読むような文章でした。
「これ、自動翻訳ですか?」
「そうです・・・」
何でも、権利金を払うので、相手の口座を教えて欲しいと頼んだら、その文章が上手く伝わらなかったようで、「口座は教えられない。小切手送れ」との返信が来たそうでした。
「でも、いま、外国に送金するのに小切手って使えないんじゃないかな?マネーロンダリングで」
そんな風に答えながら、「先日お世話になったんだし、ここで一肌脱ぐか・・・といっても、何が出来るのやら」と思いながら、メールの文案をやりとりしました。
結果、相手先がどうしても銀行送金を拒否するし、小切手は作れないしで、郵便局の窓口に行って、「すみませーん、外国に現金書留で送れます?」と訊ねてみました。
結果、それほど多くない額なら送ることが出来たのです。100ドルだから範囲内でした。
外国為替両替の窓口に行って日本円から100ドルを両替し、それを適当な封筒に詰めて。20ドル札5枚が新札で来ました・・・郵便局の窓口の人曰く「事前登録が要るんですよ。タイプした宛名ラベルじゃないと受け付けられないんです。ご住所の事前登録が必要です」とのことでした。
なので、その編集さんにやってもらおうかと思ったのですが、先方とメールのやりとりをしている中で、私が自分の名前を出して交渉したこともあり、「まあ、自分の住所氏名の登録で良いか!」と思って、その通りやりました。
しかし、宛名ラベル作成が本当に大変。夜中の11時から始めて12時半ぐらいまでかかりました。「現金」に当たる項目が無く、何度も繰り返しトライして、結果、一旦空欄にしておいて、追加欄を表示させてから、そこにcashと打って成功です。いったい何なのさ、と思う。
それで、案内書に書かれてある通りに封筒を作り、翌朝、ラベルを印刷したもの(普通のコピー用紙への印刷でOK)と同封のインヴォイスも持って郵便局の窓口へ。
窓口さんはこれまた四苦八苦しておられましたが - 今時、外国に現金なんか封筒で送る人はいないでしょう、そりゃ - なんとか受け付けてもらいました。
そして今朝、「先方から、届いたとの返事がきました!」と編集さんからのうれし涙のメールが来ました。
やれやれやれやれ。
本当に良かった。盗難率最低でも5割かなと思っていたのです。
1989年のこと、河合楽器製作所に入社して海外貿易部門に属した私は、毎日毎日、海外に荷物を発送する手配をしながら、時折り、経理課の先輩に頼んで、外国小切手を作ってもらっていました。海外のオペラ雑誌を購読すべく、送金するためです。
貿易部門の経理課だけに、毎日のように銀行さんが来られるから、購読の更新時に頼んで作ってもらっていたのでした。
その時の記憶があるので、上記のような頼まれごとをしても、本能的に「はい」といって引き受けましたが、今回は本当に運よく、無事届きました。ちょっとびっくりでもあります。
「届かなかったらまた送るの?盗まれる可能性大ありだと思うな」などと考えながらも、無事100ドルがアメリカに届いた!
これからこういうことが増えるのかな?という気もしました。新入社員の時に戻ったような気持ちです。
★ ★ ★
WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。
この7月末に出る翻訳本2冊の御紹介をしています。
ご興味おありの方はご覧ください。
https://ameblo.jp/2022wcars/
「英語でやりとりしなければならなくて、こちらの言い方が拙かったのか、怒らせてしまったんです」
メールのやりとりを見せてもらうと、あまり商業英語的な内容ではなく、私も初めて読むような文章でした。
「これ、自動翻訳ですか?」
「そうです・・・」
何でも、権利金を払うので、相手の口座を教えて欲しいと頼んだら、その文章が上手く伝わらなかったようで、「口座は教えられない。小切手送れ」との返信が来たそうでした。
「でも、いま、外国に送金するのに小切手って使えないんじゃないかな?マネーロンダリングで」
そんな風に答えながら、「先日お世話になったんだし、ここで一肌脱ぐか・・・といっても、何が出来るのやら」と思いながら、メールの文案をやりとりしました。
結果、相手先がどうしても銀行送金を拒否するし、小切手は作れないしで、郵便局の窓口に行って、「すみませーん、外国に現金書留で送れます?」と訊ねてみました。
結果、それほど多くない額なら送ることが出来たのです。100ドルだから範囲内でした。
外国為替両替の窓口に行って日本円から100ドルを両替し、それを適当な封筒に詰めて。20ドル札5枚が新札で来ました・・・郵便局の窓口の人曰く「事前登録が要るんですよ。タイプした宛名ラベルじゃないと受け付けられないんです。ご住所の事前登録が必要です」とのことでした。
なので、その編集さんにやってもらおうかと思ったのですが、先方とメールのやりとりをしている中で、私が自分の名前を出して交渉したこともあり、「まあ、自分の住所氏名の登録で良いか!」と思って、その通りやりました。
しかし、宛名ラベル作成が本当に大変。夜中の11時から始めて12時半ぐらいまでかかりました。「現金」に当たる項目が無く、何度も繰り返しトライして、結果、一旦空欄にしておいて、追加欄を表示させてから、そこにcashと打って成功です。いったい何なのさ、と思う。
それで、案内書に書かれてある通りに封筒を作り、翌朝、ラベルを印刷したもの(普通のコピー用紙への印刷でOK)と同封のインヴォイスも持って郵便局の窓口へ。
窓口さんはこれまた四苦八苦しておられましたが - 今時、外国に現金なんか封筒で送る人はいないでしょう、そりゃ - なんとか受け付けてもらいました。
そして今朝、「先方から、届いたとの返事がきました!」と編集さんからのうれし涙のメールが来ました。
やれやれやれやれ。
本当に良かった。盗難率最低でも5割かなと思っていたのです。
1989年のこと、河合楽器製作所に入社して海外貿易部門に属した私は、毎日毎日、海外に荷物を発送する手配をしながら、時折り、経理課の先輩に頼んで、外国小切手を作ってもらっていました。海外のオペラ雑誌を購読すべく、送金するためです。
貿易部門の経理課だけに、毎日のように銀行さんが来られるから、購読の更新時に頼んで作ってもらっていたのでした。
その時の記憶があるので、上記のような頼まれごとをしても、本能的に「はい」といって引き受けましたが、今回は本当に運よく、無事届きました。ちょっとびっくりでもあります。
「届かなかったらまた送るの?盗まれる可能性大ありだと思うな」などと考えながらも、無事100ドルがアメリカに届いた!
これからこういうことが増えるのかな?という気もしました。新入社員の時に戻ったような気持ちです。
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この7月末に出る翻訳本2冊の御紹介をしています。
ご興味おありの方はご覧ください。
https://ameblo.jp/2022wcars/