フランス・オペラだとこちら。開始後2時間36分48秒からお聴きください。ハ長調です。
イタリア・オペラだと本当に決めにくいのですが、いまのところはこちら。サルヴァトーレ・フィジケッラの節回しには、「微笑ましさ」を感じます。
ドイツ・オペラだとこちらの冒頭部になります。
ロシア・オペラではこちら。
《スペードの女王》には一つ思い出があります。
大学生の頃、日曜日に昼寝をしていたら、NHK-FMから流れてきたソプラノの声があまりに美しく、その場にあったカセットテープをラジカセに投げ込んで録音しました。
キャスリーン・バトルが歌ったフォーレの〈イスファーンのばら〉。1983年のザルツブルク・リサイタルでした。
しかしながら・・・その曲をあまりに聴きすぎたからか、カセットテープが絡まりかけるようになりました。ミュンヘンの《スペードの女王》第3幕を録音したテープの、残りの10分ほどに録音したのです。
なので、バトルのフォーレを聴くために、毎回、《スペードの女王》第3幕を通しで聴いてから、やっと聴けるようになる、という展開になったのです。
ところが!!!!それだけ毎回《スペードの女王》第3幕を聴いていると、身体に音楽がすっかり入り込んでしまい、そのまま、ロシア語オペラで一番好きな作品になりました。
また、第3幕だけを聴き続けるのも良くないと思い、第1幕のテープも第2幕のテープも繰り返し聴いたのです。結果、「楽譜を買うよりも前に聴き込んだ」オペラになりました。
ですので、ずいぶん前ですが、『海外オペラ・アワー』で《スペードの女王》を解説させてもらったときは、本当に嬉しく、有難かったものです。また、このオペラを通じて、作曲家グレトリの存在も知りました(グレトリの有名なアリアが、劇中でアレンジされて使われているのです)。
ところで、「理解のためには、まずは聞き込んでみよう」という方向性は、この仕事を始めてからも、時々、実行しています。ヴォルフ=フェラーリの《スライ》を解説したときや、シュレーカーの《宝を探す人》を放送で紹介したときは、音源をしつこいほどに聴き込んだものです。その上で楽譜と照合すると、いろいろ見えてくることがあって、感激しました。
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連続講座の2回目、5月は「ワーグナーが作った声」です。
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