とても有名なオペラ歌手の方がぽつりと、

「生徒さんから風邪を貰う率が増えてきたんです・・・老化?」

聴き手の私も思わず、手を取り合って涙ぐむ始末です(まあ、それはジョークですが)。

どうしたら風邪を貰わずに済むか?

手を洗う、うがいするなどいろいろ考えますが、今の私が強く感じるのは、
「何より、他人に風邪をうつさないよう、自分がはっきりと心がける」ことです。

マスクにどれくらいの効果があるのか、私は医療の素人で分かりません。

しかし、マスクをしていれば、多少なりとも避けられることはあると思うのです。

突然にくしゃみをしても、マスクをしていれば少しでも抑えられる。

あと、「私は口を噤みたいのです」の意思表示も、マスクで多少なりとも出来るかなとは思います。

作曲家のヴェルディは「自分は誰よりも歌劇場に通っているよ」とよく言っていたそうです。作曲法の分析や情報収集を念頭において。隣席にグノーやマイヤーベーアが来れば、挨拶ぐらいはしたでしょうが、ヴェルディはそれは熱心に、他者のオペラの実演を見ることで分析を行っていたのです。

私は作曲家でもなく、ヴェルディと自分を比べることなどできもしませんが、私がやりたいのも「ステージ分析」なのでした。

風邪はうつしたくないし、うつされたくもない。

口もなるべく閉じていたい。

でも、この前、開演までしばらく目を閉じていたら、隣席の人から「そろそろ始まりますよ」とお声がけされてしまいました!

隣席の方はどうも、私の様子に、「サラリーマンが開演前に眠くなっている」と思われたようなのでした!


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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/