まずは写真から。



この人のことを、私は長年、「オペラ界の尾野真千子さん」と呼んでいます。

歌手ではありません。指揮者です。

フランスのオペラ雑誌の最新号に彼女のインタヴュー記事が出ていて、おもしろかったのでずっと読んでいました。

が、記事の中で一点、とても驚いたのが、彼女が私よりも年上であるという事実でした。

存在を初めて知った時から、10歳ぐらい下の世代と勝手に思っていて、立派だな・・・と尊敬もしていたのです。

この人の名演は多いですが、私が最も愛するのは、DVD化されたラモーの《イポリートとアリシ》です。躍動感に満ちた素晴らしい演奏であり、演出も、往時をそのまま復元というスタイルなので、いろいろ見ていて勉強にもなります。

《イポリートとアリシ》はラモーのオペラの処女作であり、最高傑作でもあります。

ちなみに、いま、処女作と言う言葉を原稿で使うと、変えてくれと言われます。

そのうち、曲題でよく聴く「童貞女」という表現も使えなくなるでしょうか?


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北陸地方の震災の義援金について、新しいお知らせが出ていました。

https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html

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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/