まずは楽譜の大きさを見て下さい。比較の意味でPCのキーボードの上に載せました。


続いて、広げてみる。


パリの友達からメールが来て「変わった楽譜が売っているんだけれどどうしますか?」といわれ、すぐに買ってもらうようお願いしました。代金は、次にパリに行くときに私が纏めて持ってゆき、御礼かたがたお渡しするというのがいつものスタンスです。

このサイズの楽譜はたまに手に入ります。オペラ全曲譜でもこのサイズのものがあります。何度か、解説文にその種のスコアから引用もしました。

ちなみに、この曲はシャブリエ作曲のセヌ・リリック《ラ・シュラミート》というもの。

来月、発表する原稿の中に、シャブリエに関する記述と墓所の写真を入れたばかりで、そのゲラ校正をしているときにこの話がきたので、故人からのプレゼントか?(大げさですが)と思い、友達に買っておいて貰ったのでした。

楽譜を買うのも仕事のうちですが、買いたいものを買うのは勿論、存在を知らなかったものを見つけて買うというケースの方が数倍量にも上ります。

上記の「来月、発表する原稿」の中に、そういう楽譜の写真を何枚か載せて注釈を付けました。なぜ、この楽譜についてピックアップするかということの理由として。

買ったときは、内容も分からず買っているものが殆どです。でも、40年~30年経って役立つこともありました。先日解説した、サン=サーンスのオペラの世界初録音《デジャニール》もその一つでした。

仕事ですが、こういうところで「賭け」のような面が出てきます。ギャンブルはもうしませんが(サラリーマン時代はパチンコもたまにやりました。ビギナーズ・ラックは怖いとしきりに思う!)、こういう楽譜の購入は、ある意味、ギャンブルなのかもしれません。



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北陸地方の震災の義援金について、新しいお知らせが出ていました。

https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html

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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/