「以前観た〇〇〇が、史上最低の演出でした。自分にとっては!」

講演会でこんなご感想が出ました。

時間さえあれば、なぜ、そのプロダクションが、質問者の方にとって史上最低であったのか、それをじっくり伺ってみたいところです。

しかしながら、講演会には大勢の方がお越しなので、おひとりだけに時間を割く機会はそうそう用意できず、本当に申し訳ないことでした。

出来れば、一般社団法人国際総合芸術研究会(WCARS)のサイト内の掲示板で、詳しく教えて頂ければ幸いです。

「史上最低!」って、なんだか面白いじゃありませんか?視点をぜひ伺いたいと思いました。時間さえあれば喜んで伺いますし、他の受講者の皆さんのご意見もうかがえればもっと面白くなると思いますね。

ちなみに、私にとっての「史上最低の演出」と言えば、一つ、すぐに挙がります。

それは、あるオペラの「静謐な間奏曲が流れているシーン」で、演出家が、助演者を1名出し、その人に、床に身体を叩きつけるという演技をずっとやらせたというものでした。なんでも、ある種の病的発作の表れとしてということでした。

ドタン、バタンとひっきりなしに雑音が聴こえますから、音楽鑑賞の妨げになりましたし、五体投地みたいなその演技をやらされている助演者さんの体調というか健康面は果たしてどうなのか?と心配にもなりました。リハーサルから本番まで、何十回と床に身を投げ出したことでしょう。怪我でもしないかと心配です。

その公演はたまたま批評を書いたものでした。文中でもはっきりと触れたと覚えています。

ちなみに、その演出では色々覚えていることが多く、それらが全部不満に思えたわけではないのですが、その「音楽を邪魔する演技」には頷けなかったのです。

一般的には、理由がはっきりするとフラストレーションも減りますから、出来る限り伺いたいものですが、受講者の皆さまに出来る限り均等にという講師の立場もありますので、もし今度、時間を割いて質問されたい方がおられましたら、ぜひ、WCARSへのご入会もご検討下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。



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北陸地方の震災の義援金について、新しいお知らせが出ていました。

https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html

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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/