先日、フランスの人から教わった英語です。

butterfly effect : バタフライ効果(バタフライ・エフェクト)

「ちょっとした選択肢の違いが、あとあと大きく響く」といった感覚で私は捉えていますが、本来は理系の用語だそうです。蝶々が羽ばたくぐらいの小さな動きが遠くの土地の気象に影響するのか?という考えを、気象学者の人が抱いたことから来ている用語だそう。

フランスの人から丁寧な日本語でこの件について質問があり、考える間もなく即答したことがありました。

「この本を買ったことです」



パリの楽譜屋さんのレジにこの一冊が置いて有り、「何だか分からないけれど事典だから買っておこうかな」と手に入れてから数十年・・・

この一冊がどれほど画期的なものかと、手に取るたびに有難く思います。ただ、10年ほど前にこの本の大幅な増訂版が出たから、いま、買われるとしたらそちらでしょう。

「オペラ一作の内容を理解するには楽譜を読めばよい」

これは必須のことです。でも、「理解する=仕事として理解する」のが私の前提ですから、普遍的な概念ではありません。

しかし、

「あるオペラがどうして誕生したのか?」

それは、この種の事典から分かることなのです。

この一冊はフランス語ですが、そこから読み取れる情報は、世界中のどの言語のオペラに関しても通用するものなので、こちらをたまたま買っておいて、本当に良かったのでした。

・・・という内容を簡単に説明しました。

「ブログ観るから、画像出しておいてください」と言われたので、出しました。

バタフライ・エフェクトは、ちょっとした運命のささやきか何か?

人によって、そう感じる方がおられるかもしれません。

私にとってこの本は、蝶々よりも大きな影響を与えてくれたから、バタフライというよりは「蛾 moth」かも。






★ ★

北陸地方の震災の義援金について、新しいお知らせが出ていました。

https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html

★ ★ ★
WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/