それは、ダントツで・・・・

その1.オペレッタの解説。

異稿が多く、セリフのヌケや即興的な足しがあったりしますし、資料が多くはありません。

《メリー・ウィドウ》の作曲者レハールの「作品リスト」を観ると、ひきつけを起こしますよ。あまりに異版が多すぎて(!)

放送でオペレッタを解説する機会がここ数年続いていて、そのたびに、胃が痛くなり、頭痛もします。

でも、曲調が親しみやすいからか、そういう労苦に気付いて下さる方は殆どおられません。

昨年末、ディアナ・ダムラウさんのオペレッタのアリア集の解説のご依頼を頂いたとき、本当に、卒倒しかけました(!) 全然知らない曲ばかり!!

でも、続く=勉強の機会を増す、ではあるのです。

その2.日本歌曲の解説

歌詞は日本語で読みやすいとはいえ、楽譜がそれは入手しにくいし・・・
先日、日本歌曲集のCD解説のご依頼を頂いたとき、電話口で噴火しかけた(!)のでした。締め切りまで日数があまりに短く、「そんな曲、どこに楽譜を所蔵しているんだろう?」とリストを観て絶句したのでした。

でも、そうした難しさもやはり、殆ど理解されない類いのものです。

ただ・・・「木下牧子さん、大中恩さん、伴奏したなあ・・・」「團伊玖磨さん、高田三郎さん、平井康三郎さん、小林秀雄さん・・・伴奏したなあ・・・」と呟くうちに、心の涙は少しずつ減る(!!)

私が伴奏した多くは合唱曲なのですが、作曲家名に耳なじみがあり、曲想も覚えているとなると、ちょっと近づいた感もして「では頑張らなければ」とも思うのです。

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北陸地方の震災の義援金について、新しいお知らせが出ていました。

https://www.jrc.or.jp/domestic_rescue/2024notoearthquake.html

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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/