その昔、《カルメル会修道女の対話》の解説をしたので、16名の修道女(史実上の人々)の墓参りに出かけました。

白い花束を持参して墓碑に供えましたが、ふと横を観ると、アンドレ・シェニエの墓碑銘もある!

知らなかった!同じところに葬られていたんだ!

飴玉一個も捧げるものがありません。

お詫びを言って、「写真だけとらせてください。いつか《アンドレア・シェニエ》を解説させてもらえる日が来ると思いますので。その時にまた詣でます。花もちゃんと買ってゆきます」と伝えました。

そしてホテルに帰ったところ、モバイルPCに日本からメールがあり、「《アンドレア・シェニエ》のDVD解説をお願いします」という依頼が届いていました。

「さっき、墓参りしたばっかりで!」

驚いてすぐ応諾の返事をして、解説には撮った写真も載せて・・・

半年後、出来上がったDVDとスプレー菊の大きな花束を持ってお参りに行きました。

それ以来、《カルメル会》も《シェニエ》もちょくちょく解説のご依頼があり、もう10回ぐらいは墓地を訪れています。

管理人さんが鶏を飼っていたりしてたまに鳴きますが、日中でも驚くほどに静謐な空間です。




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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
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