《Amy Robsart》
《Maître Wolfram》

今では全然知られないオペラですが、19世紀末の地方の歌劇場では普通に上演されていた演目です。

「今知られていない」からといって、演目の価値が下がるわけではないのです。
たまたま、今は知られていないというだけの話。10年後どうなっているかは分りません。

初演当時からある程度の期間までは享受されていたとなると、何かしらの個性があるわけですから、まずは演目に直接当たってみるべきなのです。

それが「掘り起こす」「検証する(時には顕彰する)」という仕事であり、仕事として生業にしている人間ならやりやすいことなのです。

楽しむのと知るのとはまた別ですが、知ったがゆえにより楽しめるというのがオペラの面白いところでしょう。

講演会はそんな風に活用してみて下さい。


★ ★ ★

WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/