一週間ほど前のことです。

「大阪のご家族の調子はいかがですか?こちらはもうそろそろ、頃合いだと思いますが、お時間ありますか?」

とご近所さんから電話が入りました。

私の方は、近日中に三日間ほど実家で試験外泊をする(私の家族です)際に、泊り込みで24時間世話をすることになったのですが、それよりも前にお時間がありますか?と尋ねてこられたわけでした。

「有難うございます。たった今、5月8日の締切の原稿を上げたところで、わりと余裕ができました」

「それは良かったですね・・・」ということで、その翌日、春の恒例行事に参加させて頂きました。

わりと丈のある八重桜の木から花を採取して、塩漬けにするという作業です。

私の役目は脚立に乗って桜の花を丁寧に摘み取ること。

ご近所さんはそれを塩漬けにして一年中楽しまれますが、摘んだ花は私も1割ほど貰いうけて、自分で塩漬けにするのです。洗って、一寸干して、ポリ袋に入れて上からあら塩を被せて揉み込み、一昼夜経ったら出して、キッチンペーパーを敷いたざるに広げて乾かす。失敗しようのない簡単なやり方です。

もう何年も続けている行事です。偶然お知り合いになりました。

「ちょっと咲きかけたぐらいで摘み取るのが本当は良いそうですが・・・」

「それだと、なんだか、木に悪いですよね。咲き切ったものを散る前に摘ませてもらうぐらいで・・・」

そんな話をしながら午後の一時を過ごします。

塩漬けにした桜を先ほど出してきて、これから炊くコメの上に数本、乗せました。

炊きあがるとやはり、桜の香りが素晴らしいです。

ほかには、酒蔵さんから貰った酒粕と合わせてお菓子的に何か作ろうかなと。


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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/