この都市名は昔のもの。現在はサンクトペテルブルク市プーシキン区と呼ばれるそうです。

有名なエカテリーナ宮殿があります。そして、文豪プーシキンの銅像も。



ロシア・オペラの父とも呼ばれるプーシキン。作曲家が争って彼の作品をオペラ化したからです。

小説『スペードの女王』(チャイコフスキーのオペラの原作)の中に、居丈高な老伯爵夫人が次のようにのたまう一節があります。

「あら、ロシア語にも(まともな)小説があるの?」

フランス宮廷を真似して、仏語を宮廷用語にしていたロシア貴族層。ロシア語は民衆の言葉として蔑んでいたようです。

そんな意識が続くと、革命が起こるのも不思議ではありません。

プーシキンのお陰で、ロシア文学は飛躍的に発展したそうです。

この国が、一刻も早く平和に目を向けるよう、心から祈ります。



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告知の投稿です。

岸純信が代表理事を務めております一般社団法人国際総合芸術研究会(WCARS)より、「オペラ研究家岸純信が語り下ろすDVDシリーズ」として、二つのラインナップを発表し、お陰様で、それぞれの第2巻を、Amazonで10月4日より発売開始しました。

まず、
『オペラ講座第2巻 ‐ 人々の接し方』は、岸純信著の大学生向け教科書『簡略オペラ史』第1章の内容を映像で補充、解説するものです。著作権の関係で、オペラの映像や音声は使用できませんので、すべて、岸純信が画面に向かって語り下ろしました。ジャケット上のポートレートは、作曲家マイヤーベーアのイラストです。


オペラ講座第2巻

続きまして、
『オペラ徹底解説』シリーズ、新発売の第2巻はビゼーの《カルメン》がテーマです。こちらは、有名オペラ1作を徹底的に語りつくすものでして、岸純信の語りに加えて、ナレーション及び原作戯曲のセリフ朗読(抜粋)が入ます。また、巻末には、マリア・カラスの《カルメン》スタジオ録音(1964年)から10分間弱の抜粋を、附録音源として収録しています(本当に光栄なことです)


オペラ徹底解説《カルメン》

ちなみに、この《カルメン》では、普段、岸純信が曲目解説を書く際に参照する楽譜や論文類を纏めて紹介しています。皆さまのご参考になれば幸いです。

価格は、『オペラ講座第2巻』『オペラ徹底解説《カルメン》』のいずれも、消費税10%込みで3850円になります。Amazonでご注文いただいた場合は、送料が適宜かかると思います。ご注文の際にご確認下さい。

(なお、勿論のことながら、DVDの複製や、DVD内の画像や音声、映像等の外部へのアップロードは著作権の侵害になりますので、その旨添えさせて頂きます)。

これらの、DVD2シリーズは、今後も続々と発売の予定です。パッケージデザイン、映像の編集、ナレーションなど、当会の会員諸氏がそれぞれ得意分野を担当しています。手作りのDVDですが、皆様に広くご活用頂ければ幸いです。

教科書『簡略オペラ史』は、Amazonさんの在庫が補充されました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4842917687?pf_rd_r=0Y7GC11TGPX7H9YKBNW1&pf_rd_p=7392bae8-7129-4d1a-96a9-1cfe0aa13ab3

学生諸君は、大学の生協さんか八千代出版さんでぜひ注文をかけてください。 出版元の八千代出版さんのホームページです。
http://www.yachiyo-net.co.jp/books/item_948.html