感染症対策でクロークが閉まっているせいか、歌劇場の客席にダウンジャケットを持ちこむ方が増えました。

ダウンジャケットは隣席の者にとっては凶器です(!)。観劇中に突然割り込んできたりする。

私もダウンジャケットは着ることがありますが、近所に買い物に行くための防寒具です。

仕事着はスーツ、コート、革靴、鞄のみです。時々手袋とマフラー。歌劇場の客席は仕事場ですから。

この前、批評を頼まれている公演で、隣席の人(多分女性)が着てきたダウンジャケットに頭や顔を殴られるというさんざんな一日がありました。

余りに酷かったので、何回殴られたか数える始末です(!)

さて、帰宅途中、ターミナル駅の構内にある食料品店で、昔懐かしいパッケージが並んでいました。

それがピーナッツバターです。ジャムやマーマレード、レモンカードも美味しいですが、ピーナッツバターは甘すぎず。

アメリカ勤務時に時々買っていましたが、いまは玄米食なのでパン自体をそれほど食べない。

でも、たまには、気分を変えるのも良いだろうと思って、食パン一斤とそのピーナッツバター一瓶を買い求めました。

食パンは冷凍しておけるので有難い。先ほども朝食として半枚を焼き、上からピーナッツバターを贅沢に塗りました。

嗜好品は大事だと思う。人間には「違うことをする時間」も要る。煙草、酒、珈琲、ギャンブル、半身浴、水泳・・・人によって違うでしょうが、対象にとり憑かれなければ大丈夫と思います。

さて、いまちょうど朝の9時9分。今日の仕事は『レコード芸術』先取りレビューの執筆から。


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告知の投稿です。

岸純信が代表理事を務めております一般社団法人国際総合芸術研究会(WCARS)より、「オペラ研究家岸純信が語り下ろすDVDシリーズ」として、二つのラインナップを発表し、お陰様で、それぞれの第2巻を、Amazonで10月4日より発売開始いたします。

まず、
『オペラ講座第2巻 ‐ 人々の接し方』は、岸純信著の大学生向け教科書『簡略オペラ史』第1章の内容を映像で補充、解説するものです。著作権の関係で、オペラの映像や音声は使用できませんので、すべて、岸純信が画面に向かって語り下ろしました。オペラ史を考える上で必要な文献類、楽譜等については、その表紙などを画面で紹介し、皆様にご案内しています。マリア・カラスの有名なパリ・デビュー(1958年)の際の逸話も盛り込みながら、社会とオペラの関連性について追究されたい方に御覧頂くべく語りました。ジャケット上のポートレートは、作曲家マイヤーベーアのイラストです。


オペラ講座第2巻

続きまして、
『オペラ徹底解説』シリーズ、新発売の第2巻はビゼーの《カルメン》がテーマです。こちらは、有名オペラ1作を徹底的に語りつくすものでして、岸純信の語りに加えて、ナレーション及び原作戯曲のセリフ朗読(抜粋)が入ます。また、巻末には、マリア・カラスの《カルメン》スタジオ録音(1964年)から10分間弱の抜粋を、附録音源として収録しています(本当に光栄なことです)


オペラ徹底解説《カルメン》

ちなみに、この《カルメン》では、普段、岸純信が曲目解説を書く際に参照する楽譜や論文類を纏めて紹介しています。皆さまのご参考になれば幸いです。

価格は、『オペラ講座第2巻』『オペラ徹底解説《カルメン》』のいずれも、消費税10%込みで3850円になります。Amazonでご注文いただいた場合は、送料が適宜かかると思います。ご注文の際にご確認下さい。

(なお、勿論のことながら、DVDの複製や、DVD内の画像や音声、映像等の外部へのアップロードは著作権の侵害になりますので、その旨添えさせて頂きます)。

これらの、DVD2シリーズは、今後も続々と発売の予定です。パッケージデザイン、映像の編集、ナレーションなど、当会の会員諸氏がそれぞれ得意分野を担当しています。手作りのDVDですが、皆様に広くご活用頂ければ幸いです。

下は、ご参考までにオペラ講座第1巻のDVDジャケット。モーツァルトのイラストです。



Amazon  オペラ講座第1巻

こちらは、オペラ徹底解説 第1巻《椿姫》です。



Amazon オペラ徹底解説 《椿姫》


教科書『簡略オペラ史』は、Amazonさんの在庫が補充されました。
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学生諸君は、大学の生協さんか八千代出版さんでぜひ注文をかけてください。 出版元の八千代出版さんのホームページです。
http://www.yachiyo-net.co.jp/books/item_948.html