ヘルシンキとサンクトペテルブルクへの海外鑑賞ツアーの締め切りが迫ってきました(12月25日)。
www.nippo-tourist.co.jp/kaigai-tour/helsinki_190224.html
あと2名様ほど、お申込みいただければ万全の態勢で行けるのだけれど・・・と思っていたら、いきなり頭に浮かんだ名前がありました。

怪僧ラスプーチンです。正式な名前はグリゴリー・ラスプーチン(1869-1916)。シベリアに生まれ、帝都サンクトペテルブルクにやってきて、皇太子の血友病治療で祈祷が効果を顕したとして、皇帝夫妻の信頼を勝ち得たのだそう。

暗殺により非業の死を遂げるまでの彼の逸話の数々は、いったいどこまで本当なのだろうか?と思います。というか、本当のことがどれほどあるのか?

私はラスプーチンにそこまで詳しいわけではないのですが、実は、彼の生涯はオペラ化されているのです。宮廷に入り込んでからの日々のみを描いているそうですが。

フィランドのヘルシンキ生まれの作曲家、エイノユハニ・ラウタヴァーラ Einojuhani Rautavaara(1928-2016)が作曲した《ラスプーチン Rasputin》(2003)。こちらはフィンランド語のオペラ。DVDがありますよ。



身長が2m近かったラスプーチン。フィンランドが誇るバス、マッティ・サルミネンが演じています。皇帝役は同じくフィンランドの大バリトン、ヨルマ・ヒンニネン。

このブログはふと思いついて書きだしただけなのですが、旅行先のヘルシンキとサンクトペテルブルクに見事に繋がっていて、自分でも面白かったです。

ちなみに、ラスプーチンが出てくるオペラはほかにもあります。英語の現代オペラ《Nicholas and Alexandra》(2003)。作曲はDeborah Dratellという人。このオペラでラスプーチン役を演じたのは、かのプラシド・ドミンゴ御大・・・なんでもやるんだなと感嘆しきりです(!)

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ヘルシンキとサンクトペテルブルクの海外鑑賞ツアー、12月25日まで締め切りを延長しています。

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マスネの歌劇《タイス》(オプショナル・ツアー/ヘルシンキにて)と、アダンのバレエ《ジゼル》(サンクトペテルブルク)を鑑賞します。サンクトペテルブルクでは、マリインスキー劇場内の3ホールで、ほかにもたくさんオペラやバレエのオプショナル・ツアーを組むことが可能です。


北国の人々の温かいもてなしと、オペラ最先端の街の一つでもあるヘルシンキとサンクトペテルブルクの上演水準をぜひ味わってみてください。定時運航に定評あるフィンランド航空を使います。