朝3時半に目が覚めてしまい、いよいよ老化が進んでいるのか・・・と思って、枕元にあったスマートフォンを手に取りました。

すると、勝手に画面が動いてしまい、「今日の星占い」というページが出てきました。

「仕事運:ちょっとしたミスをしますが、すぐ修正して明るく乗り切ってください・・・」といった内容でした。

そこで急に思い浮かんだのが、昨日のブログの内容です。

ジャン=フランソワ・ラポワントという名バリトンがいて、私はさらっと「彼はフランス人です」と書いてしまったのですが(きれいなフランス語で歌うので)、万が一、フランス系の別の国の人だと困るなと一瞬思ったのでした。

それで検索を改めてかけて確認してみると、まあ、ものの見事に、カナダのケベック地方出身でした。

それで慌ててブログを修正し、どこを修正したかを赤字で遺しておきました。こういうのは明記しておかないと、また間違えかねないので。

昨日のうちにブログを読まれた皆さん、本当に失礼しました。


それでもうひと眠りしようかなと思ったら、今度は、フィンランドとサンクトペテルブルクの海外鑑賞ツアーに関するご質問のメールが入ってきました。早朝も早朝のこの時間に。
「オプショナル・ツアーででも、もっとサンクトペテルブルクでオペラを観られませんか?」といったお問合せ。今のところ、3月1日に上演されるアダンのバレエ《ジゼル》のみがツアー内に含まれています。



そこで調べてみたら、サンクトペテルブルク滞在中に行けそうな公演として
2月27日(水)
プロコフィエフの歌劇《セミョーン・コトコ》:マリインスキーⅡにて
ベッリーニの歌劇《海賊》演奏会形式上演:コンサートホール にて
2月28日(木)
ショスタコーヴィチの歌劇《ムツェンスク郡のマクベス夫人》:マリインスキー劇場
ティシュチェンコの新作バレエ《ヤロスラーヴナ、日食》:マリインスキーⅡ 
ドビュッシーの歌劇《ペレアスとメリザンド》演奏会形式上演:コンサートホール
と非常に盛りだくさん。

早速、旅行会社さんに連絡して可能性を調べてもらっています。

私自身、27日(水)も28日(木)も、2つのオペラのどちらに行こうかと迷うぐらい魅力的なプログラミングです。

新作バレエは、昔のロシアの史実に名高いイーゴリ公(ボロディンのオペラでも有名な、侵略勢と戦った国主)の奥さんが、夫の出陣の前に日食になり、そこで夫の不運を悟ったというエピソードをバレエ化しているのだろうと思います。

《ムツェンスク郡のマクベス夫人》は、ソ連時代は上演禁止であったので、今の体制になったからこそ観られるオペラでもありますし、日本でも少し前に新国立劇場が取り上げています。悲劇的な内容ですが笑えるシーンもあったりです。私が海外でよく上演に接するオペラの一つでもあります。サンフランシスコ、パリと2度見て、日本でも観劇しました。

そういえば、サンフランシスコでは、男女の生々しい不倫のシーンで非常にコミカルなブラスの重奏が聴かれるところ、演出家がオペラカーテンを垂らしてベッドシーンは見せず、代わりに、幕前に青い服を着たブラスバンドの奏者たちが行進してきて、そのコミカルな音楽を演奏して大笑いと喝采を浴びました。音楽があまりに刺激的なので、歌手たちの演技を見せずに音だけで想像させる方がよほど効果的であり、面白かったのです。

《ペレアスとメリザンド》はご存知の方も多いように、私が最もよく知る作品ですし、
《セミョーン・コトコ》はドイツ兵から逃れて婚約者と結婚すべく戦った男の話(現代もの)です。最後は男が助かるので、後味は悪くありません。
《海賊》はかのマリア・カラスも得意とした、伝統的なイタリア・オペラの名作ですね。私も物凄く好きで、27日に行くならどちらにしようか本当に迷います。

ちなみに、「物凄く好きなオペラ」と私が書く場合、ピアノが目の前にあれば、名場面をすぐ伴奏しますから、歌いたい人はどうぞ歌ってください、というぐらいの気持ちがこもっています。私自身は歌うよりも伴奏する方が好きだし、慣れてもいますので。

ツアーの詳細については、下記のURLをご参照ください。

http://www.nippo-tourist.co.jp/kaigai-tour/helsinki_190224.html