JR東日本というか日本を代表する在来線「山手線」の新型車両E235系が華々しくデビューしたのだが、数時間後にはトラブルが連続して発生…当面運行取りやめになったのだという。
原因は車両情報を制御する「列車情報管理装置(INTEROS)」の不具合が主な要因で、何ヶ月もの期間に渡り約1万キロの試験運転をしたが防げなかったという。
要はコンピューターということなのだが、これだけでもどれだけこの世の中がコンピューターによって支配されているかが解る気もした。勿論、電車だけではなく飛行機だって車だって…乗り物だけでなくてもあらゆるサービスの殆どがコンピューターシステムによって成り立っている気がする。
勿論その恩恵を受けているメリット部分が殆どなのだが、そのシステムが狂った場合の影響は計り知れないのだろうな…とは思う。そう考えればサイバー犯罪というものは、重罪にしなければいけないという気がする。サイバーテロがどれ程怖いものか…もうそういう時代なのだろう。
後…余り注目されていないが、今回の山手線新型車両E235系の運転士の素晴らしさもあると思う。運転中にブレーキの異常を感じて手動運転に切り替えたという。機械=コンピューターに頼らず…これこそがプロだと思う。山手線が運行取りやめになりましたという報道も勿論重要だが、その中にはプロとしての判断もあったことにも同じ様に焦点をあてたいと思った。