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くも膜下出血と脳動脈瘤の体験記

36歳でくも膜下出血と脳動脈瘤を体験した記録です。
発症時の様子、手術時の実況中継、術後の経過、術後仕事の様子、かかるお金のこと、脳卒中全般の簡単な知識、三途の川を渡った後の世界観まで…全て包み隠さずお伝えします(笑)


またまた更新を大幅にさぼりました。
まだまだしぶとく生きております!

わたくしの2016夏を捧げた課題については
その後に実施された認定試験と併せ
先日なんとか合格し
とあるアヤシイ資格をもらいました(笑)
(1年間限定、2年目以降更新には約3万円必要!)
きっと更新しないだろうなぁ・・・

同時進行で
とあることについての
情報収集に行脚する週末。
やれ講演会、やれ無料体験セミナー、
体験者のインタビューやら資料探しやら。
実はこの記事も図書館で書いています。
資料読むの飽きちゃったのよ~(-_-)

今日は
そんな取材のさなかで感じたことも含めて
珍しくマジメな内容でお届けします!
(後半ではエラそうなことも書きます。
今から謝っておきますスミマセン!)




・・・・・・
ちょうどもう1年半前にもなりますが…
くも膜下出血を起こした
最初の入院中
思うように歩行も思考もできない中で
ずっと感じていたことがありました。

「働くことができない今の自分は、
社会にとって、
価値がない人間なんだろうか?」

小脳がやられていたので
平衡機能がめちゃくちゃになっていました。
立つという動作一つが、どうやっていいのか
「わからない」のです。
どうやってバランスをとったらいいのか
どこに力をいれたらいいのか
そして、「それがわからない」という理由が
わからない。
どうして、つい1週間前までできていたことが
急にできなくなるのだろうか・・・
悲しいとか悔しいを通り越して
ただただ呆然自失としたものです。


歩行リハビリ中、
私の頭の中で常にエンドレスで
流れていたフレーズは…

「♪~同情を欲したときに、すべてを失なうだろう」

歌舞伎町の女王/EMI Records Japan
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とにかく意地で意地で
一人自主トレです。
自分自身をかわいそうだとは思わなかったけど
かわいそうだとも思われたくありませんでした。
「かわいそうな人だと思ってほしい」と思ったら最後
なんだか
「全てが崩れる感じ」がしたからです。


頭の中のリハビリも同じでした。
さっきいったことをすっかり忘れる。
いったこと自体忘れる。
物のイメージはあるのに
言葉がなぜかでてこない。
なんというんでしょう、
脳の中の情報処理キャッチボールが
「困っています~次どこになげればいいの~」
脳細胞同士の困り感がよくわかるんです(笑)

集中力は続かないし
(作業療法士さんとの作業を
1分以上やると突然投げ出したくなります)

なんだか舌がスムーズに動かないので
しゃべれるけど、ぺらぺらしゃべれない。
(舌の動きが悪い、動かし方がわからない)

そして数字も覚えられない。
発症前は、10桁程度の数字なら
長時間覚えていることができました。
そして数字から音や色や匂い、
感触を感じて
その感覚とともに覚えるという
ちょっと変態的な(笑)クセがあったのですが
それが全くできなくなっていました。
(ちなみにどういうことかというと
3579~はレモンイエローで
ちょっとすっぱくて、
ほどよく弾力があり固い触感、みたいな。
6846~とかは、もはやブドウです。
紫色でジューシー、みたいな。
ね、わけがわからないでしょう?(笑)
これを誰にいっても理解されないので
変態的なクセだということにして
早25年くらい経過した(笑))



退院までに集中的なリハビリによって
歩けない、は解消されました。
(今でも左の腰はなぜか固く
首の後ろは硬直した感じがありますが)

記憶については難ありでした。
困ったなぁ。
(リハビリがてら書いたこのような記事で
何とか少しづつ
仕事ができるまでに復活しましたが)

実はいまだに記憶力や言語の部分の能力は落ちています。
だから必死なメモ魔になりました(笑)
そして「変態的な」数字の覚え方もいまだに復活しません。
まあ、これは別にいらないか(笑)
そしてスムーズに話すのもいまだに苦手!
あ、これは前から?


なんとか働くことができて
自分自身の大事なアイデンティティの一つ
「働けるということ」
が何とか叶い
しばらく、冒頭の問いである
「働けない自分は価値がない人間なのか」
も忘れていました。


ところがです。


こないだ、
障害者施設での
「生産性のない人間はいらない」という事件があり

先日働くうつ病の人に取材したときにきいた
「自分は給料分の仕事がきちんとできないから、
社会的な責任を果たせてないから、
生きている価値がないかもしれないなと思う」
という生の声を聴き…
(直接聞くとショックでした)


「絶対そうではないだろう」と思いながら
ではその理由は?

「働けない自分には価値がない」という
自分が自分に思った感覚に対しても
明確な「NO」という
アンチテーゼをどうしても出したい。

うーん・・・・。

生産性のない人間は、この世に存在してはダメなのか?
そうではないのなら、なぜなのか?
「誰にでも生きる権利があるから」という答えでは
ちょっと納得しませんでした。
うーん・・・


・・・・しばらく考えること3日。


きっと何か役割があるはずだ。

そういう「手間のかかる人たち」の
「周りにいる人たち」の心の中に
「やさしさ」や「協力」や「慈悲の心」を
思い出させるために
思い起こさせるために
その存在が必要なんじゃないか。

だから、そんな「手間のかかる人たち」も
必ずいなければならないんだ。
だから、もう
「いるだけ」で十分役目を果たしているんだ。


という答えではだめだろうか?



私が胸を張っていえる唯一のこと。
死ぬとき一番後悔することの一つに

「自分自身の心と体をちゃんと大事にしながら
人にどれだけ親切にしたか。
人をどれだけ助けたか。
人にどれだけ思いやりと愛情を与えたか」

これで「必ず」
多くの人が「死ぬほど」後悔して
また大変な人生を一からやり直します。
(私は幸運にも主治医とご先祖様に
やり直しのチャンスをいただいた)

これは妙に自信を持って言えます。
だって私自身が
三途の川を見て
帰ってきた直後に思ったことですもの!


ということで、
「動けない生産性のない私」でも
「病気で思うように動けないあなた」でも
もう十分OKなんですよ、ということです。
(本人の心の中は全く納得していないでしょうが、もうすでに、周りの人に貴重なチャンスをもたらしているのです)


それともう一つ。
発症した日、病気がわかった日、手術を受けた日。
なんでもいいですが、
そのとき一度自分は死んだのだ
と思うと、とてもアメージングなことが起こります。


私の場合は
平成27年4月3日に一度死んでいます(笑)
すご~い!
死んだはずなのに今生きてる~
なんか得した気分~
拾ったおまけの人生なんだから
じゃんじゃんばりばりいっちゃえ~と。


ということで、
病気じゃなくとも
失恋とか離婚とか就職失敗とか
仕事上の大ミスとか
なんでもいいんですが
常にそのとき一度死んだんだと思えば
あれ、一回人生終わってるじゃない?
なんだか細かいことで悩むのが
あほらしくなります。

そして、うまく想像できれば
残りの人生が急に
めちゃくちゃ貴重なものだったということに
死ななくても気づくことができるかも?

脳動脈瘤があってドキドキ不安な方。
くも膜下出血の再破裂でドキドキ不安な方。

脳動脈瘤の診断を受けた時点で
くも膜下出血を発症した時点で
あなたは一度ご臨終だったんです!

でも今、生きているじゃないですか~!
すご~い!
おまけの人生、どうぞ守りに入らず
イケイケドンドンでいきましょうね~(笑)



・・・最初は別のこと書こうと思ったのに
この記事になってしまったのは・・・

はっと気づいたら、
アップ予定日がお彼岸の日だ!



またまた、ご先祖様にやられた~(笑)





これとおんなじもの、
私の手のひらにも
くっきりはっきりあった…
(しかも2つも!)

やはり
ご先祖様の力だったんだなあ!



すみません
またちょいと
時間貧乏になっています。
落ち着くまで更新ペースが
ぐちゃぐちゃになります(笑)


もうすぐ
ASUSの小さいノートPCが到着したら
憧れの「カフェで更新」を
やってみたいと思います(笑)
(スマホを買うよりお手頃価格!)



意外に早く戻ってきました。
私の夏を捧げた課題(宿題)については
「クオリティ(質)を下げる」という
一番してはいけないところで
決着させました(笑)
終わった気がしないのはそのせいね・・・。

さて、今日は久々に
脳卒中ネタにしようと思っていたのですが
それは次回にするとして
筋トレの経過報告をいたします。

4月の中旬から初めて、早4か月。
とにかく、ジムに行く日は憂鬱(笑)

ああ面倒くさいなぁ
何か用事なかったかなぁ
おとといいったからいいかなぁ

ぶつぶつ自分と会話をしながら
最終的には
身銭を切った額を思い出してしぶしぶでかけます。

そして筋トレ最中も常に頭の中では・・・
「早く終われ~終われ~え~あと15分も~?」
心の中のぶつぶつが止まりません。

そして終わったあとのあの爽快感といったら!
どんなサプリも、どんな飲み物も、
あれには勝てません、本当に来てよかった。
体も頭も、もやもやすっきり。
布団に入ると10秒で気絶します。

そしてその繰り返しで
何とか週2~3日通っています。
おかげさまで、頭痛とも無縁です。
(サボると発生します!)

自分で静かにやるセルフのジムと違って
きちんとトレーナーがついてくれるのがいいところ。
フォームやペースもしっかり見守ってくれます。

こないだなんか(7月下旬)
珍しく本業が多忙で
10日連続で
ジムを「欠勤」したことがありました。

・・・携帯に見知らぬ電話番号からの着信が?
通っているジムからでした。
わざわざ心配して電話くれるのね(笑)

久々にジムにいくと
「d-trichさ~ん、お久しぶりです!」
満面の笑みで迎えてくださるコーチの皆様。
「今日は、200?300?どっちでいく?」
必ず聞かれます。
もちろん毎日「今日も300で!」


みたらしだんご3本で200キロカロリー
ドーナツ1個で300キロカロリー

日本酒1合で200キロカロリー
ビール350㎖3本で300キロカロリー

おしゃべりしながら筋トレすると200キロカロリー
軽く息切れするくらい筋トレすると300キロカロリー

かるくぜいぜいいいながらマシンを動かしています。

最初の2か月は、ひょいひょいやってました。
なんだ~楽勝楽勝。

それを見ていたコーチが
「d-trichさんならもっといける。
負荷をかけるとどんどん筋肉育ちますよ~」
ラクをしていたことが判明。


毎月初日に計測チェックがあります。
最新の数値結果ですが・・。

〇体重
4月開始時+3キロ

〇体脂肪率
4月開始時+4% (-_-;)

〇筋肉量(体組成計による)
4月開始時に比較し3%増

〇腹筋・スクワット・柔軟性の計測テスト値
4月開始時に比較し20%増!

〇内臓脂肪の量
(10段階計測で10が脂肪量多い)

4月開始時  5.0
8月の計測  3.5

〇体内年齢
4月(開始前) 40代前半
8月  30代後半

といったように、
体重と体脂肪はどんどん増えていますが(泣)
筋肉量が増えて基礎代謝が上がってきました。
内臓脂肪も落ちた~!
(運動すると、皮下脂肪ではなく内臓脂肪から落ちていくそうです)

体重が増えるのは致し方ない。
(筋肉は脂肪よりも重いのです)
しかし体脂肪率が増えるのはどうかしてくれ。
・・・うーん、有酸素運動もプラスだなぁ。
もう少し涼しくなったら徒歩通勤しよう!


そして鏡に映る自分の姿。
・・・だんだん大きくなってる?(笑)
なんかこの体つきによく似た人を最近見るなぁ。

・・・水泳とレスリングを足して2で割って
少し水で薄めた感じ?
OH!
リングネームはどうしようか?
うーん・・・・
「エンドルフィン」?

(筋トレを含む運動をすると、人間をいい気分にさせるホルモンである、ドーパミン、エンドルフィン、セロトニンが大量に分泌されるそうです)

男性が筋トレをすると発生する
男性ホルモンの最強格「テストステロン」は
女性は体質的に発生しないので
むっきむきになることはないそうです。

そのかわりといってはなんですが、
女性ホルモンがたくさんでて、
どんな高額な美容液やサプリよりもきくらしい。

その御説を信じ
経験者にいわせると
「あともうすぐで体脂肪率急降下」
というお告げを信じ
まさかの「女子プロ転職」を免れるよう(笑)
今週も「正しく」がんばります!


(後日談が一つありましてね。
なかなか体脂肪が減らないことを苦にしていた先日。
夜中にスマホいじっていて
とあるサプリ通販会社の詐欺に巻き込まれて
散々な思いをした誕生日。
ってネタも書きたかったんですがタイムオーバー。
またいつかの機会に・・・。)




ご無沙汰をしておりました。

まだ、しぶとく生きております(笑)

夏の暑さにも負けずお元気ですか。

 

こんなに間をあけるつもりはなかったのですが

次にあげる理由のいずれかのうち

複数の要因が重なり

1か月以上も滞りました。

 

1 じわじわと時間差で先日の検査結果に落ち込んでいた

2 暇な職場のはずなのに忙しかった

3 宿題(課題)に追われていた

4 筋トレに狂っていて、他はどうでもよかった

5 職場の健康診断(内科)でひっかかり「要精密検査」といわれた

6 休日行事が重なりすぎ、書く気力がなかった

7 いい加減、もう店じまいをしようとしていた

8 書くネタがなかった

9 宿題(課題)に追われていた

10 宿題(課題)に追われていた

 

この中であまり当てはまらないものが一つだけあります。

答えは最後に・・・

 

現在、仕事の関係で、

うっかり一歩間違えると

宗教のような自己啓発セミナーのような勉強会に

参加させていただいております。

(いやいや、でも内容はとても素晴らしいのですよ)

 

そこででる課題がヘビーでヘビーで・・・

2016年私の夏は、この課題に捧げることに。

休日も図書館で一人沈思黙考・・・。

アイディアが浮かばず、家に帰宅し、

朝どり枝豆をゆでで食べました(笑)

これぞ私のちいさな夏三昧・・・。

(きっとこの枝豆が唯一の夏の思い出になるのでしょう!)

 

 

最近の検索ワードで

「解離性脳動脈瘤」が

ちらほら出現するようになりました。

 

あれから色々調べましたが

やはり通常の嚢状動脈瘤(水風船の形)よりも

発生頻度が低いのでしょうか、

解説サイトも極端に少ないです。

 

でもおそらく、探した中ではこれが一番詳しい

昭和大学病院のHPへ

このサイトもいいかな?(同じ先生のもの)

メディカルノートHPへ

何かほかに良い情報があったら教えてください!

 

体調はといえば、

夏の暑さで血液ドロドロになると

決まって頭痛がします。

水をたくさん飲んで

ジムに通うとぴたっとおさまります。

まずまず、といったところです。

 

関係あるかないか不明ですが

たまに、唇の片側がひくひくしたり

うまく言葉がでてこなかったり(最近頻発!)

片手側にしびれがあったり

これがひどくなると・・・

今度は恐らく脳梗塞です。

水分大事大事!

 

ということで、課題提出完了したら

ペースを戻していきたいと思っております。

(書きたいネタもすこしずつ復活!)

 

 

それでは

またしばし

ドロンでござりまする~

 

 

 

あ、そうだ。

冒頭部分の答えですが

あてはまらなかったのは

「1」です。

 

検査が終わって

職場の健康管理担当の方に結果を伝えたところ

急遽(めったにない)面談となったのですが

 

・・・あまりにも本人あっけらかんとして

心配する担当者の方が肩すかしをくらい

最後は口をあんぐりあけてあきれられてしまいました。

 

 

だって元気なんだもん(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


前回の続きです)

検査が終わり退院して
検査結果発表と
今後の治療方針を決める
外来診察に行く前までに
自分として、そして家族として
今後どのような意向で
この病気と向き合っていきたいか
きちんと決めてからいく必要があると
思っていました。


検査室で主治医先生と話しをし
検査直後に20分止血をされながら
(検査時は動脈に管をさしているので
医師自身の手で自ら圧迫して止血します)

鎮静剤のまだたっぷりきいた頭で
必死に考えていました。
とるべき態度は2つのうちどちらかだ。


その1 
後遺症覚悟で根治に向け手術をする

その2
自然経過にまかせる。
ただし再破裂したら今度こそおしまい
もし運よく生き残ったとしても
高度障害を残す可能性大。


・・・なんという選択肢。
必ずどちらかを選ばなければいけません。
でも私は即答でした。
当然「2」だ。

でももしこの道を選んで
また再破裂となり
万が一高度の重度障害を負ったとして
それを介護するのは私の夫とカツオ(息子)。
いちおう二人の同意も得なければいけない。

家に帰って二人の意見を聞きました。
やはり後遺症が残る可能性大の手術はちょっと。
今やっと元気になったのに。
でも要介護になるなんてことは考えたくない。
悪い想定は都合よく
吹っ飛ばして考えているようですが(笑)
家族の同意を得られました。
よかった・・・。

6月20日(月)
外来へ。
急遽夫も一緒に話を聞くことになりました。
あの画像みてショック受けなければいいけれど。


「ということでね、脳動脈瘤の大きさは
半年前とあまり変化はありませんでした。」

「ただ、普通の脳動脈瘤(嚢状動脈瘤)に
解離性脳動脈瘤がセットになっている
この症例は本当に珍しいです。
あまり例がない。」

「こないだの3月に学会があって
色々な先生に画像を見てもらいました。
多くの先生たちは
解離性脳動脈瘤部分について
血管ごと閉塞してしまう、という意見でした。
でも発症1年経過して
状態がだいぶ安定してきているのに
後遺症発生させるような手術を
わざわざするのも・・・というのが
うちの医師団の見解でした。
これが破裂直後の超急性期の状態だったら
おそらく後遺症覚悟で
血管閉塞する手術をしていたと思うけど・・・」

小脳に向かって栄養を供給する
この大事な動脈ごと閉塞すると
小脳がつかさどる色々な機能
例えば歩行、手足、口、目などの運動
体のバランス機能、
ロレツがまわらなくなったり
めまいがしたりして
ふらふら歩けなくなったり・・・
そういう後遺症がでるそうです。

「血管のルートを変える
バイパス手術も検討してみたのですが
場所が悪くて
手術をしたとしてもあまり効果がないと
見込まれる箇所で・・・
結局バイパス術をしても
脳梗塞を起こすリスクが高い」

もしその血管バイパス術をすると
どうなりますか?

「まず、立てなくなるくらいの
めまいで1か月苦しむでしょう、
そしてそのあともおそらく・・・」

最近保険適用になった
「フローダイバーター(ステント)留置術」
どうなんでしょう?

「そもそもこれはまだ
巨大な脳動脈瘤にしか保険適用されないんです。
うちの病院はこの手術を
北東北で唯一手術できる病院なんだけど・・・

そしてもし適用だったとしても、
d-trichさんの場合には問題が二つ。
一つ目は
一生血液サラサラの薬を飲み続けなければいけないこと。
(ステントの周りに余計な血栓がついて脳梗塞を起こさないようにするため)
そしてこの薬を飲んでいるうちに再破裂すると
血が止まらないため致死的になります。

もう一つの問題は、
ステントを埋め込みたい場所が脳の奥で
通常血管は脳の奥にいけばいくほど
細くなっていくんだけど、
破裂箇所の手前の血管は
すでに細くなっているので
太くて固いステントを
そこまで安全に(血管を損傷せず)
到達させられるかという問題がある。
手前の普通の血管に影響がでる可能性もある。
でもステントをいれることも選択肢として
考えていたんですよ。」

「解離性脳動脈瘤は、
血管が裂けた直後が非常に危険。
今状態が落ち着いてきているということは
血管が修復されてきていている可能性がある。
膨らんだものは治らない(小さくならない)けど
大きくさせないことはできる」

「以上のことから、
経過観察続行でいきたいと思っているけど
どうでしょうか?
次回は12月5日(月)にMRIをとり
そのときにコイルの変形が見られたら
再度コイル塞栓術をしましょう。
あと2本くらいなら詰められる。

そして
来年の6月にまた血管造影検査をしましょう。」

私が返事をするよりも先に夫が
「それでどうぞよろしくお願いします」
と話していました。



それではまた少し
へったくそな図を作りましたので解説します。
実際の画像を頭で記憶して・・・
診察室をでてすぐにメモをしました。
(スマホに指で書いた手作り感満載!)

①普通の脳血管の図


まずは普通の人の普通の脳血管の状態。
小脳に向かう「後下小脳動脈」の一部分です。
血流は左から右→に向かっています。
右にいけばいくほど細くなって
毛細血管となります。


②ついに学会デビューしてしまった私の血管(笑)



嚢状(のうじょう)動脈瘤部分に解離性脳動脈瘤が併せ技。
(黒いぐるぐる部分は手術でつめたコイル)
確かに私は合理的なものが好きで
無駄が嫌いだが
こういう併せ技、合理性はいらない(笑)


③さらに大きさ入りのもの・・・・

IMG_20160702_142529639.jpg

なんか画像のトーンがもやっとしてますが気にしないでください(笑)
縮尺がおかしいのも気にしないでください

破裂箇所全体は4~5ミリ程度でした。
コイルをつめてもなお
上に2ミリ程度の余白が残存。
そしてその先に続く解離性脳動脈瘤部分。
この血管幅も2ミリ程度。
左側の細い血管から急に太くなっており
ステント(網)をここまで到達させるのがなかなか難しい。


ということで、経過観察が続行となったわけです。


昔の元アイドルグループの方が
最近脳動脈瘤の手術を受けられたという
ニュースをやっていた頃でした。
人の話を聞くと、同じ病気であっても

「ああ、なんて気の毒に。
怖かったでしょうねぇ・・
不安だったでしょうねぇ・・
そうそう、遺言とか書きたくなるよねぇ・・・」

と同情するのに

いざ自分のこととなると
本当に自分の身に起こったことなのかどうか
自分のこととは思えないような
何か変な感じ。
(だからこの記事も書けているのかもしれませんね)

ということで解離性脳動脈瘤のことを勉強中。
何か新しい情報が入ったらお伝えします。

(今週末は2日間とも仕事がはいっているので
多分更新間隔がちょっとあきます~)

皆さん、選挙にはきちんといきましょうね~(笑)



あ、そうそう、余談ですが
「先生、筋トレしても大丈夫ですかっ?」
ときいたら

「(ぷぷぷっ)う、うん、全然問題ないよ。
だって、筋トレくらいで血管破裂するくらいなら
もうとっくにみんな脳卒中だよ。
そんなに血管はヤワじゃないから大丈夫~」


・・・ああ、よかった(笑)









体調も(そして気持ちも)
なんとなく落ち着いてきました。
(でもやはり、白髪が急に目立ち
肌が荒れ、疲れやすいです。
恐るべし、放射線・・・!)
ということで、先日の検査の詳細をお届けします。

・・・・
平成28年6月17日(金)

脳カテーテル検査自体は今回で4~5回目。
何が何時頃起こるかが
だいたいつかめてきたので
いつもより気持ちは落ち着いています。

9時に入院受付にいくと
なんと今日は4名もの検査入院患者が!
検査フィーバーの日です。

いつものように血液検査、心電図、
頭部と胸部レントゲン検査。
(カテーテルが心臓を通るため胸部も必須です)
そして半年ぶりの主治医先生の事前診察です。

「御無沙汰しておりました~」
「調子どうでした?」
「とっても元気ですよ~」
すかさず電子カルテに
「元気に過ごされているようでした」
と入力していました(^_-)

「んじゃ、今日は検査でよろしくお願いしますね~」
「は~い」

病棟につくと2人部屋の個室へ案内されました。
懐かしい部屋・・・(1日だけ使用したことある部屋)

着々淡々と検査準備が進んでいきます。
年度が替わって新しいスタッフさんがたくさん。
でもおなじみの看護師さんやスタッフさんから
「いらっしゃいっ!まいどっ!」
覚えていてくれてうれしいです。
病室に顔だしてくださった看護師さんもいて
本当に心強かった!

検査は13時30分からで1番目でした。
地下の手術室(検査室)に
ストレッチャーで運ばれて入ると
やはり込み合っていたのか
準備でバタバタした感じ。

手術室スタッフの皆さん、
なんだか今日はいつもと違って静かだなぁ?
面識ない先生が検査してくださるようですが
よろしくお願いします、と声をかけられて
そーっと静かに検査が始まっていきました。
(主治医先生は後進達の育成のために
後ろの検査モニター室?にいるようです)

・・・・ん?麻酔打ってる?
そういえばさっき小声で
今から麻酔します・・・
って声がしたような。

・・・ん?もしかしてカテーテルいれてる?
静かな先生だな・・。
何も話さず無言で進めていきます。
いったい、今、どうなってるのか
全くわからない!

・・・そんな感じであっという間に検査終了。
まるでお通夜会場のような検査でした。
今年は「お通夜会場」にやたら縁があるな・・・(笑)

でも手技は上手でした。
カテーテルさすときも抜くときも
全く痛くなかった。
(麻酔かかってても痛いときは痛いです)
やはり外科というものは
技量の差がでるものなんですね・・・。

(ちなみに主治医先生の施術のときは
初回の破裂して意識がないときと
2回目の全身麻酔のときしかないので
残念ながら体感しておりません)

そしてカテーテルを抜いて
止血を始める準備をしようとする寸前に
主治医先生が初めて部屋に登場し
次の会話をしたわけです。

(前回記事は抜粋版しか掲載しておりませんので
今回は完全版でお送りします(笑))


私の枕元に立つ先生・・。
「d-trichさん、終わったよ~」
「ああ、〇〇先生!ありがとうございました」

「先生、結果どうでした?」
「うーん、半年前と変わってないなぁ・・・」

「・・・そうですかぁ、よくなってなかったかぁ・・」
「んー・・・動脈瘤はよくなることはないからねぇ・・
どうやって大きくしないかなんだよねぇ」

「ところで、私の破裂箇所の先にある
『膨張している血管』は『海綿状血管腫』なんですか?」

「違う違う、『解離性脳動脈瘤』なんだよ。
しかも、通常の脳動脈瘤に解離性脳動脈瘤が
並列していて、こんな症例は見たことがない!
非常に珍しい。」

「・・・解離性でしたかぁ・・・(絶句)」

「実はね、こないだ3月に学会があって。
d-trichさんの画像もっていって
ほかの先生たちに診てもらったんだよ。
そうしたらほとんどの先生たちが
『手術して血管ごと詰める(塞栓する)』っていうんだよ。
我々の学会の神戸のドン(ボス)も同じ意見だったんだ・・。」

「でもね、このパターンはねぇ・・・
手術して再破裂を防ごうとすると
小脳梗塞を起こして、後遺症がでる確率が高い。
めまいで立ってられなかったり(平衡機能障害)
ろれつまわらなくなったり
話せなくなったり(構音機能障害)…
動脈血管そのものを閉塞することになるからねぇ。
今こんなに元気なのに、わざわざリスクを負うのも・・
うーん、悩ましい・・・あとで考えようね」


解離性動脈瘤というのは
血管そのものがなんらかの要因で
内側からびりびりと裂けることです。
ゴルフでショットを打つときとか
運動等で後頭部を強打しても
運が悪いと発症するようです。

脳卒中の発生要因でよくいわれる
動脈硬化とか高脂血症(≒ちいさいおっさん)とか
あまりそういうのは関係なく
血管のケガみたいなものらしい。
現在調査中(勉強中)ですので
まとまったら詳しくお伝えしましょう。

心臓付近の血管によく発症するらしいですが
脳動脈にも・・。
そして血管がびりびりさけるとき、
たいてい頭痛がするそうです。
しかも脳の後頭部にある椎骨動脈という
太い動脈付近に好発するらしい。

私の異常のある血管は
まさにこの椎骨動脈から分岐して
小脳に酸素や栄養を供給している
「(左)後下小脳動脈(こうかしょうのうどうみゃく)」

左後頭部が痛くて寝込んだり
鎮痛剤を飲んだりしたこと結構あったけど
やっぱりあれはそうだったんだな・・・。
(昨年の秋~冬ぐらいは頻繁でした)

でもその頭痛が
動脈解離を起こすときの頭痛なのか
ただの筋緊張性頭痛なのか後頭神経痛なのか
見分けるのはほとんど無理らしいです。

そして今回の検査のとき、
まさに破裂した箇所付近で
カテーテルがぐりぐり動いて
撮影しているのがわかりました。
ああ、ここここ、
左の後頭部下の、あそこの場所。
いつも頭痛がするとここが痛かった。

やっぱりなぁ・・・。

膨らんだ血管そのものが実は
「解離性脳動脈瘤」だったという
事実がわかったことと
自分が非常に珍しい症例だったことと
解離性脳動脈瘤のある場所が
ちょっと手がかかる状態で
自分が実はこれまで
かなり危ない橋を渡っていたことに気付いて
驚いてショックだったのもさることながら・・・

一番うれしかったのは
主治医先生が自ら?
セカンドオピニオンをしてくださったこと。
珍しい症例だったからかもしれませんが
いつも最良の治療方針を考えてくださっていたこと。

これが一番うれしくてうれしくて!

今、私の目の前に
先日ご紹介した神の手ドクター
私の主治医がいたとして
どちらにでも手術をお願いできるという
特殊な状況になったとしても
私は迷わず私の主治医を選びます。

んなばかな、と言われること必至ですが
私にとっては、神の手であるかどうかよりも
信頼をしているかどうかのほうがよっぽど大事。
それぐらい、全幅の信頼を置いているのです。

詳細は、検査2日後の月曜日に外来で、と
お約束して退院しました。
入院代は約49000円!

そしていらない土産で
2日間発熱した~
(造影剤検査説明書には
「副作用としてまれに発熱することがあります」と!)

まれに、とか
珍しい、とか
滅多にない、とか
頼むから、もうご勘弁を~(-_-;)


~外来編に続く!






無事に検査にいってきました。
詳細は来週の記事に譲りますが
結果は「ドロー」
引き分け?でした。
経過観察が続行です。

6月18日の土曜日に退院してから
なぜか原因不明の高熱で2日間ダウン。
血管造影剤の副作用と思われます。
こんな副作用がでたのは初めて!
38度近い熱が2日間で続けて
月曜日の朝に下がりました。

検査の結果が
検査3日後の月曜日発表ということでしたが
実は血管造影検査終了直後に
まだ止血もままならないうちに
主治医と話すことができまして

「d-trichさん、終わったよ~」

「先生、結果どうでした?」

「うーん、半年前と変わってないなぁ・・・」

「・・・そうですかぁ、よくなってなかったかぁ・・」

「んー・・・動脈瘤はよくなることはないからねぇ・・
どうやって大きくしないかなんだよねぇ」

「ところで、破裂箇所の先にある
膨張している血管は『海綿状血管腫』なんですか?」

「違う違う、『解離性脳動脈瘤』なんだよ。
しかも、通常の脳動脈瘤に解離性脳動脈瘤が
並列していて、こんな症例は見たことがない!
非常に珍しい。」

「・・・解離性でしたかぁ・・・(絶句)」

「このパターンはねぇ・・・
手術して再破裂を防ごうとすると
小脳梗塞を起こして、後遺症がでる確率が高い。
うーん、悩ましい・・・あとで考えようね」


・・・鎮静剤がまだたっぷりきいた頭でしたが
内容があまりに衝撃的で
会話の詳細までしっかり覚えています。

解離性脳動脈瘤というのは
血管の内側がなんらかの要因で裂けて
3層構造になっている血管の膜の内側に
血液が流入、
血管そのものが膨張することをいいます。

いわゆる普通の動脈瘤と違うのは
その形(丸いか直線か)や大きさ、
そして範囲の広さです。
(解離性のほうが広い)

くも膜下出血の破裂原因のたった3%
30万人に1人の割合でしか存在しないそうです。
・・・今なら宝くじが当たりそう!(笑)


人によっては
そこでできた血栓(血の塊)が
あらゆるところに飛んで詰まったり(梗塞)
膨張しすぎて破裂したり(私)
とにかく解離性脳動脈瘤は
一度破裂すると致死的に・・・。

でも血管は可塑性があるので
修復しようとがんばるそうです。

一度膨張した血管は容易に退縮しませんが
破裂しないように強く?なることはできるらしい。

今回半年前と膨らみの度合に変化がなかった
ということは・・・?
筋トレとEPAサプリとタンパク質の勝利ということ?
だからドロー(引き分け)です。

あとでまたゆっくりご説明します。
まずは無事帰ってきたご報告まで・・・。


ちなみに、とても元気です。
カラ元気?











今日はとうとう試合(検査)の日です。

平成27年4月に発症し最初の手術を、
2か月後の6月に2度目の手術を、
そして半年後の12月の検査
血管の悪化が見つかり・・・
通常なら1年スパンでする検査が
半年ごとになってしまっています。

・・・でもお蔭さまで
とても元気に暮らしているんですよ(笑)

ずっと続いていた後頭部痛は
ジムに通いはじめてから治りました。
本当です!

ところが神経痛のように?
ときどきずっきーんと
頭のてっぺんから鼻の横を通って
喉の奥までつきささるような
変な頭痛が頻発しています。

・・・これまでの経験上、
これはあまりよい頭痛のタイプではないです。
(2回目の手術の前は、
このタイプの頭痛が頻発し
手術後にぴたっと治りました)

CTでもMRIやMRA検査でも
どうしてもある程度までしか
脳血管の様子がわからないようです。

脳血管の中に直接造影剤を注入し
レントゲンをいれて撮影する
この脳カテーテル検査が
(DSA検査ともいうらしい)
一番病状が詳細にわかるようです。

しかし、また、太ももの付け根から
細いくだをするするっと血管内に挿入し
心臓を通って脳まで到達させるという
手術(脳血管内治療)と同じことをしますので
やはりチョット身構えます。

何枚も誓約書を書かせられるし
万が一の後遺症も数パーセントあります。

まだまだまだ
世のため人のため家族のため
そして自分のために
やりたいことがたくさんありますので
ここで簡単にくたばるわけにはいかないと
気持ちがだいぶ回復してきた一方・・・

やはり自分はあのとき(平成27年4月3日)
本当はあの世行きの片道切符を持たされたのに
何か不思議な力が働いて
この世に生き返ってきてしまった。



真実の程はわかりませんが
以前そういうカンがある方にいわれました。

「あなたがこちらの世界に戻ってこれたのは
先祖の力です。
本当は死んでいてもおかしくなかった」

ああ、やっぱりなぁ。
妙に納得です。
振り返ってみると
半強制的な力が働いていたと思う時が
いくつもあります。

ロイヤルストレートフラッシュというか
一か八かで賭けたら
ありえない奇跡がおこり
カードが揃いすぎていた。
そんな気がしてなりません。

ピンチの時に
勝つカードを配ってくれたのは
きっとご先祖様の皆様方・・・。
まだまだ世のため人のため
全力で働けということなのでしょうね・・・


検査の前に気分を上げようと・・・
ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 [DVD]/ジェネオン・ユニバーサル
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カツオ(息子)と
ゲラゲラ笑ってすっきり。
(最近お気に入りのコメディ映画)
007のパロディー映画です。
大英帝国の余裕たっぷりの(笑)!


久々に(半年ぶり)
主治医先生にお会いできるのも楽しみです。
満面の笑みを先生にお届けしてきます。


それでは、
1泊2日でいってきます!





ジムに通い始めてもうすぐ2か月・・・。
なんだかんだで週3で通っています。

変化したこと?
うーん、実はまだ
数値に反映されてこないです(笑)

先日、月に1度の計測会があり
スーパー体組成計みたいな機械で
測定していただきました。

私の最適体重がXキロだとすると
現在は(X+2)キロです。
なぜか体脂肪率も2%くらい増加中・・・。
なぜだ・・・?
(筋肉は脂肪よりも重いため
正しい筋トレをすると体重は増えるようです)

でも確実に
ウェストが引き締まり
(開始前よりも3センチ以上減った)
なぜか胸がほんの少し大きくなった(笑)
(正確にいうと、胸そのものというか
大胸筋が鍛えられて・・・という感じ?)
ったく、今更だ(笑)

コーチの話によると
半年くらいすると女性でも腹筋が割れるそうです。
そう、まるでチョコレート板のように6枚に・・・。

プロテインを飲みましょう!と勧められ
「え、私、そっちの方向はチョット・・・」
とモジモジしていたのですが、
先日プロテイン勉強会に参加してきました。

血液ドロドロの原因は
血中に含まれるコレステロールのせい。
もうちょっと正確にいうと
このコレステロールがたまりすぎると
悪玉ホルモンのせいで性質が変容し
極悪物質に変化するせいだそうです。

やがて内臓のまわりにもべっとり脂肪が・・・
ぎゃ~!
想像するとホラーの世界ですね(笑)

鶏肉をさばくときよく想像します。
あの、皮と身の間にある
ねっとりとした白い脂肪の塊。
・・・あれかぁ。

内臓脂肪は血圧や血糖値をあげる原因となり
ひいては心臓疾患や脳血管障害などの
発生要因となってしまいます。

さてそれではどうやったら内臓脂肪を落とせるのか?
答えは「運動」です。
そして、できるだけ有酸素運動。
息を吸いながら続けられる運動がよいそうです。

しかしもっとも効率的なのは
「筋肉をつけること」
そう、筋トレとの組み合わせらしいです。
筋肉をつけると内臓脂肪を簡単に撃退できます。

その筋肉をつけるために必要なことは二つ。
1 筋トレをすること
2 タンパク質を積極的に摂取すること

このたんぱく質は
脳・骨・髪や肌などなど
人間の体を健康に保つにはかかせない栄養素。

しかし、一日に必要なたんぱく質を
全て食事からまかなおうとすると
なんと一日2500キロカロリーも
食事から摂取しなければいけないことになってしまいます。
(肉200グラム、魚130グラム、豆腐1/4丁、納豆1パック、タマゴ1個、牛乳200CC、これに主食や汁物がつくとだいたい2500キロカロリー!)

デブになるじゃないか・・・!

タンパク質摂取計算表なるもので
私の1日の量を推計してみると・・・
必要量70グラムに対し
摂取量は45グラム程度しかありませんでした。
(運動中は摂取目標量が通常よりも少しあがります)

そこでカロリーを抑えながら
タンパク質を効率的に摂取できる
プロテインの登場です。

おすすめされたのが
ホエイといって
牛乳を主成分としたたんぱく質で
余計な物質も入ってない。
1日量は15グラムで
これを飲むと摂取目標量に達します。

これをトレーニング後に飲むと
筋肉が今までよりも倍近く育つだけでなく
肌や髪がぴちぴちに
シミやしわ、白髪まで減ってしまう・・・。

・・・殺し文句は
「脳細胞によい影響を与える」と
「シミと白髪が激減する」
でした(笑)
どちらも今の私が切実に求めているものだ・・・。

ココア味とブルーベリー味とレモン味があり
1か月約4000円。
これで健康と美容が手に入ると思ったら
安いもの?

飲み始めてからまだ2週間ですが
まだ変化はよくわかりませんが
はっきり自覚しているのは
とにかく疲れなくなったこと。

前はトレーニングの翌日は
仕事にいくのがしんどくなるくらい
ぐったり疲れて朝を迎えていましたが
そんなことがぴたっとなくなりました。
すごいよプロテイン!



週末に本屋にいって
面白い本をみつけました。


筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法/U-CAN
¥1,296
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一人で抱腹絶倒、(心の中で)大爆笑です。
筋トレバカが書く、実は真面目な人生哲学です。
発想の原点と終着点が「筋トレ」なだけで・・。

おもしろいのでちょっと抜粋。

「アメリカでは ダイエット=筋トレは常識」
女性の皆さん聞いてください。ダイエット大国アメリカではダイエット=筋トレは常識です。ホルモンの関係で女性は筋トレしてもムキムキにはなりません。筋トレすればするほど女性特有のクビレやヒップの丸みが増し、立ち姿もキレイになります。筋量が増えれば代謝があがり体重のコントロールも楽になります

「自分の小さな成長を見逃さない」
報われない努力なんてない。考えが甘い。努力に対するリターンをデカく見積もりすぎるから泣き言いう羽目になる。劇的な成長じゃなくても他人の目には分からない程度の変化でもいい。その小さな成長を自分で見逃さず喜びを継続し 習慣 と呼べるまでにしたときに初めてデカいリターンがある。

「女性にもてるための4つの習慣」
アメリカで「女性にモテたいんですけど」というとほぼ確実に帰ってくるアドバイスがこの4点。①靴をみがけ ②シャツにアイロンをかけろ ③床屋で髪型とひげを整えろ ④筋トレしろ 不思議なもので見た目がシャキッとすると正確や言動もシャキッとしてくる。外見が変われば中身も変わる。

「スクワットなしに美尻は産まれない」
女性の場合、筋トレしている人としてない人で圧倒的な差がでるのは腹筋でも腕でもなくお尻。アメリカでは女性への最上級の賛美として「She squats.(彼女はスクワットしているに違いない」)というセリフがある。丸みのある美しいお尻はスクワットなしに存在しない。レッツスクワット

「筋トレの普及が日本を超回復に導く」
筋トレの普及で日本は超回復します。【高齢化・介護】老人も筋トレ→趣味と仲間ができる→寝たきり老人の激減→介護費用削減 【少子化】筋トレ→魅力的な男女の増加→結婚率UP→出生率UP 【経済】筋トレ→テストステロン→経済活性化【犯罪】筋トレ→町中にボディーガードみたいな男共が増加→犯罪減

まだまだ紹介したいのは山ほどありますが・・。


・・・あれ、私、いったい
なんのためにジムに通い始めたんだっけ?

そろそろブログタイトルを
変更しなくてはいけないことになったりして(笑)







もともと読書は好きなのですが
最近はお仕事で
たくさんの文章を
大量に短時間に
読み込まなければいけない事態になっており・・・
ちょっと食傷気味です(笑)

そんな中で
「読まなければいけない」資料より
「読みたい」本に現実逃避してしまう・・・。

今週の「逃避先」はこれ!
ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医/徳間書店
¥1,404
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「神の手」を持つ脳外科医のお話しです。
年間手術件数約900件。
普通は「100件」でも「すごく多い」らしいです。
手術の鬼で、そのスピードも並外れて早い。
モットーは
「一発全治(1回の手術で全て治す)」
「全ては患者さんのために」

まさに奇跡のような現代に生きる
「ブラックジャック」なのですが、
本人はいたって
「私は神の手を持つ男ではなく」
「神に助けられた男です」
といってはばからず。

文中には、
彼のあふれる才能と
類まれなるフットワーク、
そして患者への深い愛、
医療、脳外科への熱い想いと
プロ意識が上手に紹介されています。


一番驚いたのが
世界一と称される立場にいてもなお
彼の一番の原動力が何かといえば
お金や地位や名誉は二の次で
一番は患者やその家族の喜ぶ顔だったということ。

・・・これには正直参りました。
ただただ純粋な子供のように
「自分が治せる技術を持っているのだから
困っている人がいったらどこへだって東奔西走する、
だって、患者さんが待っているんだもの」

患者さんからもらえる笑顔、
感謝の手紙、
そういうものが全ての原動力になっていると。

・・・・・・・
私がこの病気になる前までは
病院も医師も非常に敷居が高いものでした。
特に医師なんて、
なるべく接触しないようにしていたし(笑)
たまに受診することがあっても
あちらも3分診療、
こちらも早く薬もらって帰りたい。
心の交流とかそういうものは一切ありませんでした。

ところがこの1年間です。
医師や医療職にある方々を
非常に身近に感じ
とても大事に思うようになりました。
感謝感激雨あられ・・。

ちょっと人見知りな私ですが
(←絶対誰にも信じてもらえないのですが(-_-;))
感謝の気持ちはなるべく表現しよう、
そう思っているのですが、
ぐずぐずしているうちに時期を逃してしまったり。

この本を読んで非常に反省しました。
そうだ、思ったとおり、きちんと先生に伝えたらいいんだ。
忙しいかもしれないって遠慮しないほうがいいんだ。
そのとききちんと言えなかったら
きちんとお手紙書けばいいんだ。
病院+診療科名+先生 様で
きちんと医局には届きます(笑)

医者も人の子です。
手術する前だってきっと緊張するはずです。
神の手といわれるこの福島ドクターでさえ
綿密な計画の上、万全の態勢でも
常に綱渡り状態で手術に挑むそうです。
通常の医師の10倍以上の手術件数をこなす
世界一の医師でさえそうなのですから
他の医師だっていわんやをや・・・。


自分のしたことが誰かの役にたてる喜びは
生きていく上で
とても欠かせないものです。

私の主治医もきっとそのような気持ちで
日々患者を診ていると思います。
カンがいい私は
その辺はよく見抜いてしまうので(笑)
「この医師の治療であれば
どんな結果でも受け入れる」という
全幅の信頼を置いているのはそのせいです。

だから私もその気持ちにこたえたいし
これからはきちんと、
先生のお蔭で生きていられる喜びと
感謝の気持ちを伝えていこうと思います。
それが患者の私ができる
唯一の「役に立つこと」。

困ったことに
ちょっと「しょすがり」(=恥ずかしがりやさん)
なもんですから、
じっくり考えて書けるお手紙を
今度の検査の後にでもしたためようと思いました。

同じ病気を持つ皆さん、
ご自身の主治医の先生に
ぜひ伝えてみてください。
我々患者の感謝の気持ちは
彼ら医師にとっての
「最高の御馳走」になるようですよ。


・・・さて、現実に戻って
仕事の本でも読むか(-_-;)