エンバーミングの長所 | エンバーマーのブログ/ディーサポート 真保 健児

こんばんは

ディーサポート しんぼです。

寒い日が続くと思ったら、この1週間が正念場!らしいですね。

インフルエンザも流行っている様子で注意が必要です。

最近不摂生な私が言うのも失礼ですが、皆様お気を付けくださいませ。


そんな私でも、うがい、手洗いは結構気にかけております。


さて、エンバーミングに興味をもたれた方には、エンバーミングの「効果」をまずお話しすることになりますが、長所、短所もお伝えしております。


お体を預かっての処置ですのできちんと説明すべきことと思っております。


そこで、今日は長所ということで・・・記載します。


①処置後はドライアイスが不要となります!


お体の腐敗を抑制、衛生面の不安が取り除けます。

そして、凍結しての保全ではないので、しばらくの間、馴染みの布団でお休みでき、家族と同じ空間で過ごせます。お体も触れることが可能です。

お気に入りの衣装を着て、装いからその人らしさを更に引き立たせます。

お気に入りの衣装を着せても、ドライアイスであれば、おなか、胸に当てられることで、納棺時には結局隠されて、見ていただけなくなります。

またドライアイスをお顔の横に当てなくなり、お顔周囲の綿飾りも不要にできます。


エンバーミングを施した後でも、この「触れる」ということはなかなかアピールが薄く、アフターの訪問にてご家族から「触っていいの?ああ、いいんだ。」というときもあります。


是非、ドライアイスが不要、氷漬けではないという利点を触れることで感じていただき、偲んでいただきたいと思います。



②長期保全によって家族の都合でお別れの時間、火葬の日程が確認できる!

故人様の状態が維持できることから、まずは葬儀が「慌ただしくなる」ことが無くなります。


事前に万一の覚悟ができていても、家族の中で、死別による心的不安、心労がでてきてしまうこともあるでしょう。

その中で急いで葬儀を考えることもないという選択肢も知っていただきたいと思います。


まずは身体をゆっくりしていただき、お仕事や出張、家族、親族の都合、葬儀の準備を家族皆さんで考えてもらうのもいかがでしょうか。


葬儀は早く済ませたいというお気持ちには、

・いろんな事情、心情で本当に早く済ませたい。という場合と、

・葬儀というものが大変なイメージがあり、実際が見えていないことへの不安→衝動になる場合

と認識しております。


確かに葬儀は大変です。しかし、大変なものだから、高額なものだから、慌ただしいもの、よくわからなかったものにできるだけして欲しくはないと思います。


また、葬儀社を決めていなかった場合には金額、説明内容などで納得できた葬儀社を決めていただくための時間を確保する選択肢としてもエンバーミングは有効です。



③お顔色が良い状態で維持できます!

腐敗抑制だけでなく、お顔色が暗くなっていくことも抑えます。しかも、全身へ伝わる保全液には染料を入れているので、内部から血色のいい状態にし、化粧もより映えます。


ドライアイス、保冷庫の保全では徐々にお顔も暗くなっていきます。病気や死後経過によっては状態の悪化が顕著に発生する事例もありますので、事前にエンバーミングをして、内部まできれいにすることで状態の安定化をおすすめしたいと思います。ご家族も安心できると思います。

特に小さいお子さんのためにもいいと思います。

自然なお顔色で普通に寝ているようでしたら、怖がることも軽減できます。


④内部のにおいも除去します!


・・・主だったメリットでした。


しんぼけんじ