ディースタンダードの小関です。さて、経営のテーマです。政治家の標語みたいな完結な言葉ですが、『決める』、『進める』これだけが要諦といえます。何事もそうですが、何でも
やってみないとわからないものです。実行の連続から決めたことをどんどん上書きして決断の方向性と強さを確かなものにしていけばよい。順序を気にしてもそれほど大差がない世界
だと言えます。決めかねることがないのかと言えばそんなことはなく、常に決定する上での勢いとの戦いです。勢いとは強いイメージを描くことでどんどん加速していきます。簡単に
言えば、打算が働き過ぎると決定の勢いが鈍ります。利益は後、実行が先。利益を先に計算し尽くして予実のギャップを計るのはほどほどにしないと何も始められないわけです。
『決める』ことで物事の9割は解決し、進む先にある相当数の障害をクリアしていけばよいだけです。ベストセラーになっている柳井さんの『経営者になるためのノート』が売れています
が、好きな言葉に、『安定志向の会社に安定しているところは少ない』です。全くその通りで、安定を先に考えるということは、『今ある利益を守ろう』とする発想が根幹にあるケース
が多いからと言えます。昨日の成功を今日も明日も同じように、なんて怠惰の塊といえます。表面上でいう運用という言葉は、変化に順応し、日々知恵を絞った行動の積み重ねでしか
ないわけです。ここを履き違え、手順書通りに作業を進めれば毎回勝てるなんて輩が多いこと。残念ながら当事者となり、主体的に物事を考えなければ役割は務まらないわけです。
決めたことを共有し、失敗も成功もどんどんアウトプットして次に行けばよいのです。そこから新たな知恵が生まれ、圧倒的に好転していく。それだけのお話だと常に思っています。