ディースタンダードの小関です。
世の中でいうところの、社員、私達の定義するP@。
この人数が増えるということは机上の論理では単純に増収増益に
まっすぐ伸びる線をイメージしてしまいがちです。
これまでそうだったからという力強い経験が
実際のところ、間違いやすい本当の理由であり、特に経営とか幹部クラスの
人間がハマりやすいポイントだと思います。
稼働率を高めていくことは至極自然な発想であるからです。
しかし、企業風土により若干の誤差はあるものの、
必ず足し算が成立しなくなる境界線が存在します。
その境界線をしっかり認識するには、必ず通らなければならない工程があります。
それは、稼働率を意図的に下げることです。
やろうとしてやったことと、事故的になったことでは学びの深さが違うからです。
その会社ごとの絶妙な戦略的稼働率を身につけなければいけないのです。
大幅に下げてみたり、少し上げてみたり、これを試行錯誤してこそ、リアリティが
生まれます。
当社では95%~98%の微妙な3%に集中して試行錯誤を繰り返している最中です。
考えて考えて稼働率を自分たちの生きた数字にできるようになれば、無用な
ジレンマから脱出できるのです。