でも会場がどちらもわりかし近かっただけまだマシだったのか……
お台場から戻り、昼食の後でやってきたのは神谷町。初めて降りる町だけどもなんかこう、そんなに軒高のある建物はなくて小ぢんまりとした感じがする。勿論そこから視界を空に振り仰げば魚眼レンズのようにその辺り一帯の向こうにはどちらの方面にも背の高い建物がああでもないこうでもないと林立してる訳なのだけども、そんな中で突然現れた割合急な階段を上がっていくとまずは私の方の目的地である『NHK放送博物館』が見えてきた。
要するに昭和スキーぶりを今回NHKの資料に求めに来た訳なのだけれど(苦笑) 特別展が『大河ドラマのポスター展』とのことで、余計に今回背中を押されたというのもある。『太閤記』『三姉妹』など勿の古い古い作品から勿論宮城県民としてははずせない『独眼竜政宗』、『独眼竜とは、俺のことだ』なキャッチコピーがかっこいい。ほんでやっぱりこちらも大好き『炎立つ』などなどの昭和終わり~平成初期の作品そして近年のそれらのポスターが色々一堂に会していて楽しかった。というか、それぞれのポスターの構成がまた時代を表しててその中でも特に、『太平記(1991年/平成3)』のそれ。烏帽子に鎧姿の足利尊氏役真田広之さんの廻りを、ほんっっっとに平成初期っぽいファッソン(苦笑) の宮沢りえ(藤夜叉役) さんら三人の女性が囲んでいる、なんていうのが一等面白かった。こういった、言わば『変わり種』だけども放映当時の空気をも取り込んでいるというのはなかなかないだろうと。『時代が、お似合いだ』というキャッチコピーもまた。え?『幕末男子の育て方』?プークスクス(笑)
常設展も流石流石の日本放送協会、の資料充実ぶりでなんなら一日中居られるくらい見どころたくさん。黎明期のラジオ、そして広告、やがてTV、東京オリンピック、映像文化の更なる進化と。『JOAK JOAK こちらは東京放送局であります』この放送から始まったのだなぁ……と思うと矢張り感慨深い。他にも全国各地の放送局のポスターなども面白い。因みに仙台放送局JOHKは東京放送局JOAK(1924・大正14開局) から遅れること3年の1928年(昭和3) 開局なんだってさ。
あとは東京オリンピック時のTV放映映像かな。あの「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます」も大好きなのでもう何回も観たわ(苦笑) そしてマラソンなどでは当時の最先端の技術を結集しての中継だったことが詳しく展示説明されていて。ってーか母がここいらで飽きて痺れ切らしてきたので終わりはざっと見になってしまったのが勿体なかったけど、これもう一度見に来てもいいかもしんない。うん。
それでまたメトロの神谷町駅辺りまで戻ってきて、まぁいい天気の中歩いたから近くのカフェでひと息ついて。ここまではそれは穏やかな帝都の一日……だったのだけれど。
「ところで今は、どうなってるの?」
それなりに気にしていた母に訊かれたので、アプリも入れてないのにスマホでツイッターなど検索してみると……やっぱりなかなか甘くもない状況のようだった。けれどもリアルタイムの情報ではないし、一日券持ってるんだからじゃあ行くだけ行ってみようか、ということになった。向かったのは六本木。森タワーである。
「うへあ」
ツイッターの記述にはあったけども、実際に目にしてみると大した迫力である。『入場まで2時間待ち』とアナウンスの掲げてあるボード。今、というか明日までここの上で『マリー・アントワネット展』が開催されているのだけれど……同じ森タワーで私は以前手痛い目に遭った。それこそ最終日で鬼の混雑だった『ドラゴンクエスト展』である。今日は最終日前日にして土曜日、ではまーえらいことになってるだろうなとは思ってたけれど案の定であった。これが平日ならもう夕方から夜になろうとしているので入場待ちも少しはマシになってくる筈とかいう話らしいのだけど、土曜日じゃそれも無理ってーか開館時間も延長してりゃそりゃそうですわな(嘆息)
しかし私も何も考えて来なかった訳では、なかった。
母に入口で待つよう指示して、一等近くのコンビニへ。母に事前にこれに行きたい、と聞いてから調べたところによれば混雑には二段階あって、まず『入場券を買う為の混雑』と、それから『入場する為の混雑』とあるらしい。それが合わせて2時間、とのこと。
が。
その中で、入場券(正確には引換券、なのかな?) だけはコンビニのマルチ端末などで買うことができる。まぁ混雑ぶり見たらいつも通り日和って(笑) もういいやーってなるかもなとは思ってたけど一応念の為購入用のコード番号はいくつか控えてきていた。おかげでタイムロス皆無でコンビニにてそれは速やかに買うことができて、会場に戻って、入場券購入のすごい列はほぼパスして入場、の列に取り付くことができた。母など最初は何がなんだか分からなかったようで、「こんなこともあろうかと」とそちらに並んでから事の次第を説明したら、あまりに驚いたのかその場でお友達だかに電話していた(笑)
……が。
それでもまた、入場までは、長かったのよ……
90分待って、ようやく入れたのよ……まぁ私はまたモンハンストーリーズをプレイしてたからそんなには苦にならなかったけど、こないだの北海道上空同様最後には飽きてしまっていた(嘆息) 入口のマリー王妃のパネルがまだまだ遠い……(泣) 母は母で文庫本持ってきてて読んでたからそちらも大丈夫だったろうけどようやく、入れるようになる頃にはすっかりくたびれてしまっていて。おかしい、今日は帝都行の割には結構穏やかに過ごせてた筈なのになんでこんな夜になってこんな激しい展開(まぁ傍目は立ちんぼでじりじり進むの待ってるとかだけなんだけど) になってるだろうかと……
ほんで待って中入って。母は楽しんでいたようだし私もまぁ、マリー王妃が実際使っていたものの本物だかレプリカだか見たり銅版画や絵画なども見て、特にあの逃避行辺りであるとかバスティーユでの日々であるとか、夫の後を追うように断頭台に消える辺りの描写であるとかは興味深かったけれどもなにぶん……並び過ぎて疲れてしまって……あーでも途中で一箇所だけ彼女の寝室だか再現した部屋、ここだけが撮影OKだからなんぼか撮ったのかな。私はふーんすごいね的で終わってしまったけども廻りはなんだろうね、ベルばらとかのファン(恐らく原作&ヅカやを始めとした三次元) のおねーさんやおばさまの熱気むんむんだった。殿方殆ど居なかったものな。ほんで見学を終え(隣接の売店ではもうそういった方々がターゲットなのか値段設定が既になかなかにぶっ飛んでたり笑) 都内の夜景なども少し見てから降りてきたけど……いやはや、疲れた。これデートとかに使われたら殿方とかすごく大変なのじゃないかしら。
という訳で、六本木の街中まで出て来たはいいけどもすっかりくたびれ果ててしまったので明日のこともあるし後はとっととホテルに帰りましょう~ということで後は上野方面へ戻って行きましたとさ。終わってみたら今回もフツーにゆるくない前日になってしまったなぁ、と(笑)
