ボディ・リフィニッシュ~木地着色完成編~ | D's design スタッフ ブログ

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茨城県日立市にあるギター工房D's designの工房日記です☆  Since 2010

この所ブログのアップもすっかり滞ってしまいました…。

その間に本工房『D's Design』も今月で1周年を迎えました。
本工房をご利用頂いているお客様、ご支援・ご声援を頂いた多くの方々に心より御礼申し上げます。

さて1周年を迎えた本工房の状況ですが、震災後約2ヶ月間は殆ど仕事の依頼がなくなってしまいました。
所がここ1ヶ月の間、HP検索や口コミで急に各方面より仕事の依頼が入るようになりました。
お陰様で毎日忙しく作業をさせて頂いており、言い訳がましくて申し訳ありませんがなかなかブログのアップにも手が付きませんでしたorz。

しかし仕事が入る事は本当にありがたい事です。
被災下にあっても仕事が続けられる事に本当に感謝したいです。
これからも2周年・3周年を目指し、手を抜かずに精進して参りますので、今後ともよろしくお願い致します。




さて、今回の作業ですがボディのリフィニッシュ、木地着色によるシースルー塗装完成編です。

大分前ですがこの作業の続きです↓
  http://ameblo.jp/d-s-design/entry-10731026985.html


色の事でオーナーさんにご相談申し上げた所、同じBlueでも少しイメージが違うBlueをご希望との事でした。
このボディトップ塗装では、かのPaul Reed Smithでも使用している物と同じ染料を、海外から取り寄せて使用しています。

これまた結構前になるのですが、注文していたBright Blueが無事入荷し、作業再開となった訳です。

まず、前回の色を極力落としていきます。
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染料なので、木目深くに入り込んでいる部分は色が残ります。
PRSではこれを利用して複雑な色の組合せをしたりするようです。

今回入荷したBright Blueで木地着色していきます。
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お預かりした段階でオーナー様には確認してあるのですが、トップ板が削り取れて接着層が露出している部分には残念ながら色が入りません。
そのままでは目立ちすぎるので、可能な範囲でタッチアップしておきます。

前回木地着色した際はIndigo Blueだったのですが、やはり随分雰囲気が違います。
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最後はトップコートまで塗装をして、バフ研磨して仕上げます。
組込みまで完了後です。
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トップコートはウレタン塗装で仕上げてあります。これもPRSと同様の手法を選択しました。

GRECO EGB (Les Paul Bass)
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実はこのベース、フレットレスに改造されてたりします。

やっと完成しました…ほっ。



追伸:少しペースは落ちていますが、ブログの方も頑張ってアップしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します!☆