にんげんだもの | デイサービスセンターかすたねっとのブログ

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かすたねっとの日常を中の人がゆる~く、時に真面目に紹介していきます(*^^)v

みなさん!!

 

おはこんばんにちは(^ε^)♪

 

かすたねっと中の人です(*^^)v

 

 

暖かい日が続きますね☆

 

 

過ごしやすい事この上ない。

 

 

最近はおかげさまでブログの更新も順調で、

 

 

多くの方の目に目にとめて頂く事も多くなりました。

 

さて本日は、日常やイベントの紹介をお休みして

 

私が利用者の方々と接するに当たり、

 

心掛けている事をお話ししたいと思います。

 

 

ご存知の方も多いとは思いますが、

 

当施設は認知症対応型のデイサービスなので

 

認知症の方が多く生活されている場となっています。

 

認知症の症状は、短期記憶の障害等軽度の方から

 

こちらの声掛けや指示に理解が得られない方など

 

症状は様々です。

 

 

そうなると当然、介護者には理解できない事を言われる方もいらっしゃいます。

 

そこで私が気を付けているのが

 

 

 

否定や訂正をなるべくしない事

 

 

 

です。

 

 

なるべく、とお書きしたのは

 

まだ私が上記の対応を十分に出来ていないからなのですが^_^;

 

 

 

恥かしい話、私自身今までの介護に従事した人生の中で

 

少なからず利用者のお話に対して

 

否定や訂正をしていることがありました。

 

 

 

 

例えば、食後の口腔ケア。

 

自身で口腔ケアを済ませ、自身で入れ歯をはめた後に、

 

「この入れ歯は私のではない。誰かが間違えて持って行った。」

 

と言わた方がいました。

 

今までの私だと、

 

「いやいや、今自分で磨いて、自分ではめていましたよ」

 

というような具合で、本人の訴えを否定し訂正。

 

すると本人は腑に落ちないような顔をして、同じ訴えを繰り返し話されます。

 

当時の私としては大変困った状況でした。

 

しかし、昨日の出来事です。

 

また同じような状況で、

 

「この入れ歯は私のではない。誰かが間違えて持って行った。」

 

との訴えが。

 

そこで私は

 

「入れ歯を見せて下さい。」

確認

「あー、本当ですね。

もしかしたらこれは違う人のかもしれないですね。

私が探してきますから、しばらくお待ちいただけますか?」

 

というような対応をさせてもらいました。

 

すると、その方は

「迷惑を掛けてごめんね。宜しくね。」

 

と言われるではありませんか。

 

 

そこで私は、否定、訂正ではなく

 

肯定と提案が大事なのだと

 

改めて気づく事になりました。

 

勿論、この声掛けが果たして良かったかどうかは別ですが・・・(-_-;)

 

 

 

我々は事実と違う事に対して、ついつい訂正しがちになってしまいますが、

 

相手の事を『受容』し『共感』する事。

 

普段の人間関係においてももちろん重要な事なのですが、

 

認知症ケアにおいては、もっと重要な事ではないかなと思います。

 

教科書で習った事が、初めて活きたと思った瞬間でもありました(笑)

 

 

 

だらだらと長く、自分の思いや考えを書いてしまいましたが、

 

中の人はこんな気持ちで仕事してるんだな

 

と、少しでも伝われば嬉しい限りです。

 

 

 

利用者の笑顔のために

 

 

当たり前とか、嘘くさいと(←え?)思われるかもしれませんが、

 

少なくとも私が介護の仕事を続けている理由。

 

わたしの行動原理はそこにあります。