今回の都知事選は始まる前から結果はわかっていたし覆されることはなかった | 今日が明日へ、明日が未来へ。

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今を生きれば今日1日となり、今日の結果が明日を生む、未来はその積み重ねでしか創れない。
未来は過去を積み上げた成果であり、その日を大切に生きた者しか幸福な未来を創れない。
だからこそ、過去や未来を考えず、今その瞬間を生きる。

今回、選挙が始まる前から予想されていた通り、

現職が三たび当選し、選挙戦は幕を閉じた。

 

一部では、選挙違反があって訴えられるだろうと言うが、

国会議員の裏金問題の結果を見ればわかるように、

現行の検察や裁判所はまったく機能しないので、

訴えそのものが退けられ、門前払いを食らうだけである。

 

政治家をはじめ社会の有力者は、常に優遇されている。

 

 

残念だが、

日本の政治や選挙の仕組みは、こんな程度であり、

今も昔も変わらず、変わろうとも変えようともしない。

 

特に“先生”なんて呼ばれてるような人間たちは、

「このままでいい」そう思っているに違いない。

 

いろんなシステムや仕組みを変えられると、

自分たちが不利になり、美味しい蜜が吸えなくなるため、

政治家が自ら進んで不利なことをするはずがない。

 

 

いつまで経っても、日本という社会は、

富む者が富み、抗う者は抗い続ける仕組みになっている。

 

残念ながら、どぅあがこうが変わることはない。

これまでも、そして、これからも。

 

何でもかんでも政治のせいにせず、自分の努力で何とかしろ!

そんな根性論を展開する、愚かしいインフルエンサーがいる。

誰からいくら貰って発言しているのかは知らないが、

社会の基盤を作る政治家に文句をつけるのは当然のことだ。

頑丈な地盤があるからこそ、安心して建物を建てられる。

 

 

 

昔から、日本人は勤勉だとか真面目だとか言われるが、

単純に、変わることに臆病なだけのヘナちょこで、

実際はこの程度で、大したことなどない。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、現職が次期選挙に出馬すると判断した段階で、

もぅ勝負は決した、と言っても過言ではない。

 

これまで良い思いをさせてもらってきた企業・団体や、

冷静な判断ができず、変化を恐れている高齢者など、

これからもお世話してもらおうと企む人間の存在があり、

変わってもらっては困るという人間の存在もある。

 

投票以前の段階で、現職には確実な票が積まれていた。

始まる前から大差の票を得た状態でスタートを切ったのだ。

 

 

例えば、現職が「次の選挙には出馬せず、若い者に任せる」

そぅ言えば、固定されていた票がバラけることになるが、

現職が出る以上、支持票が安易に動くことなどない。

 

ある種、現職にとっては余裕の選挙だったのだろう。

取り返しがつかなほど致命的な存在とならない以上、

支持を変えることにはつながり得ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

期日前投票を含めた投票率は60.62%と公式発表されたが、

この程度の投票率では、現職になど勝てるわけがない。

 

現職が事前に得た確実な票を上回るためには、

票が割れることなく、唯一無二の候補者に対し

集中的に票が集まるようにならなければ、

誰も勝つことができない仕組みになっている。

 

 

しかも、SNS上に掲載される写真や映像を見れば

いやに盛り上がっている選挙戦に見えたものの、

結果、4割もの都民が投票行動を取らなかったわけだ。

 

こんなもので現職以外の候補者が勝てるわけなどない。

 

 

 

ろくに選挙のときに投票へも行かないくせに

「日本の政治は」だの「この議員は」だのと

文句ばかりたれている人間を目にすることがよくある。

 

選挙で投票行動を取ることは「至極当然」のことなので、

投票へ訪れない人間は「非国民」だと言っていい。

 

 

よって、

体が不自由だとか入院中など、誰もが認める理由なく

投票行動を取らなければ、

10万円や20万円などの罰金を科し、

投票を義務化すれば良い。

 

「そんなぁ」と思うかも知れないが、

払いたくなければ投票所を訪れて投票すればいい。

当日はどうしても都合が悪いなら期日前投票もある。

驚くほど簡単なことで、誰にだってできること。

 

少し努力しさえすればいいだけの話だ。

その簡単な行動を4割もの人間が行わなければ、

結果、こうなるに決まっているだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、投票が締め切られて数分で当確の知らせがあり、

当選した候補者は万歳三唱、負けた候補者は早々と頭を下げる。

開票率はゼロと表示されているのに。

 

 

選挙速報が開票率0%でも「当確」出せる納得の訳

上記リンクの東洋経済の記事などを見ると、

出口調査の数字をもとに統計学を用いて判断し、

開票後に多少の誤差は生じるものの、

当選確実の知らせは、ほぼ正しいのだという。

 

選挙は、昨日今日始まったものではないため、

各新聞社の長年の経験から、というのも頷けるが、

理屈よりも事実を識ることがより重要である。

 

 

正直、当確を打てるメカニズムなどどうでもいい。

国民に少しの疑念を抱かせないことが大切だろう。

 

実際、

投票が締め切られてからの「開票作業」は真っ黒で、

作業がどのように進められているのか見えない状況に

一切の正義など感じない。

 

テレビという嘘つきメディアも、

各候補者の顔や事務所の映像ばかりを流すのではなく、

開票作業こそ、事細かに嘘偽りなくつまびらかにするべきだ。

 

誰がどこで何をしているのかわからない状態を

誰が公平と呼ぶのだろうか?

 

 

 

 

 

台湾の開票作業のように、誰にでもわかるように声を上げ、

投票用紙を一枚ずつ掲げながら進めればいいのだ。

 

どれほど時間がかかろうと、選挙が大切だと思うなら

皆が正しいと感じる方法を採用するのが当然だろう。

 

現状、日本における投票締め切り後からの行動は、

大いに疑念が残り、まったく釈然としない。

 

何が重要であるのか、一切理解できていないのだろう。

 

 

 

 

 

何はともあれ、何年経っても何も変わらない、

意味があるのかすら見えない日本の選挙のあり方が

今後、少しでも正しい方向へ向かい変わらなければ、

これまでと同様、一部の企業や団体だけが優遇され、

国民の血税が常にムダな事業に使われ続けるばかりで、

政治に関わる人間だけが自由に振る舞う社会だけが残る。

 

 

こんな汚れた「見えない」選挙を続けることに

何の意味があるのか?

 

有権者となって選挙を眺め、投票へ訪れ続け、

三十年近く感じ続けている想いである。