これから増えてくるカラスの襲撃や威嚇から身を守るには、人が多い道を選び一人で歩かないこと | 今日が明日へ、明日が未来へ。

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今を生きれば今日1日となり、今日の結果が明日を生む、未来はその積み重ねでしか創れない。
未来は過去を積み上げた成果であり、その日を大切に生きた者しか幸福な未来を創れない。
だからこそ、過去や未来を考えず、今その瞬間を生きる。

十分に気をつけたほうがいい!

 

観光で訪れる6月以降の神戸のメリケンパーク周辺。

高速道路の橋脚付近に巣を作るカラスが

歩く人を威嚇して襲撃し始める時期でもある。

 

 

もう数年前の春先のことになる。

あれは燃えるゴミの日だから、火曜日の朝。

ビルの屋上からカラスがゴミを狙っていた。

 

何の変哲もない日常の一幕だが、

カラスも、燃えるゴミの日を熟知している。

 

夏近くになると、カラスは繁殖期を迎え、

暖かくなる6月頃にはそのヒナも大きくなり、

親は縄張り近くを訪れる者に対し過敏に警戒する。

 

そして、

そのうち独り立ちの訓練をするカラスも出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

毎週ゴミの収集日になると、

朝から頭上ではカラスが鳴きわめき、

そのうち、人通りがなくなると飛来して、

集められた収集前のゴミを荒らし回る。

 

そんな光景を何度も目にしてきた。

そんな嫌な思いから逃れるべく

その日は別の道を歩き事務所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

街中とは違い、比較的人通りもある海沿いの道を選び、

ゴミ収集エリアとは無縁とも言える場所を歩きながら、

阪神高速の浜手バイパス下の道路へ出た。

 

道路沿いにホテルオークラへ入る電飾看板があり、

何気に目をやると一匹のカラスが止まっていた。

 

よく見れば腹のあたりは毛羽立って、まだ子供のようだった。

特に相手にもせず歩を進めると、背後から鳴きながら

真っ黒の大型のカラスが高速道路下の橋脚に止まった。

 

当然、気になるのでそのカラスの行く末を眺めていると、

さっき看板で羽根を休めていたカラスが背後から襲ってきた。

 

羽根で頭を叩きつけるように攻撃すると橋脚の方へ。

 

一瞬、何が起こったのかよく分からなかった。

 

 

 

 

 

 

どうやら橋脚に止ったカラスは親鳥だったようで、

再び、今度は広い駐車場にある街灯上まで飛び去った。

 

やはりその行く末が気になるので親鳥に目を向けた。

そうすると、さっきと同じようにヒナ鳥から攻撃された。

 

恐らく、狩りの方法でも練習させているのだろう。

結構な力で頭を叩かれるので、かなり痛い。

 

 

 

 

 

 

 

三度、今度はもっと先にある街灯のテッペンへ親が飛んだ。

やはり、なぜか自然と気になって目を向けてしまう。

すると背後から同じように頭を叩かれて攻撃を受けた。

 

結局3回とも同じように羽根で殴りつけられ、

我ながら、学習能力はカラス以下だと恥ずかしくなった。

 

 

余りにもやり口が狡猾で、どうにも勝てそうもないので

早足でその場を立ち去ったのだが、初めてのことで恐ろしかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラスは頭がよく、人間の行動を理解できると言われるが、

本当にその通りで、背後から前方へ注意を引けば目を向けて

その一点にしか集中しなくなることをわかっている。

 

そして、その隙に攻撃することができることも理解できている。

確実に、人間よりも学習能力に長けていると感じた。

 

 

 

それ以降、頭上でカラスが鳴く度に気になって仕方がない。

 

普段、むやみやたらに攻撃を加えることはないらしいが、

一度でも、襲撃や威嚇されたことがある人ならば、

同じような恐怖を感じたに違いない。

 

 

 

 

 

 

観光客が戻り、多くの人でごった返すメリケンパーク周辺。

東側の正門を抜けると、右手にレストランを見る道がある。

 

ほとんどの観光客はその道を選び園内へ入るが、

レストラン右手にも、人が少なく歩ける通路があり、

右側へ出れば、ホテルオークラにつながっている。

 

こちらの人通りが少ない道を選び一人で歩いていると、

 

今年も早速威嚇された。

顔でも覚えられているのか?

 

 

 

 

YouTubeで「カラスの襲撃」と打ち込んでみると、

数種類のニュース映像の切り取り動画が出てくる。

 

そこに出てくる襲撃映像を見て、共通していることがある。

一人で歩く人、周囲に人が少ない状況を襲っているのだ。

 

近くでカラスの鳴き声がするような場所があれば、

広く人通りが多い道を選ぶか、

一人きりで歩かないようにしたほうがいい。