お客様は神様などではなく単なるお客様であり、過保護のような甘やかしは必要ない | 今日が明日へ、明日が未来へ。

今日が明日へ、明日が未来へ。

今を生きれば今日1日となり、今日の結果が明日を生む、未来はその積み重ねでしか創れない。
未来は過去を積み上げた成果であり、その日を大切に生きた者しか幸福な未来を創れない。
だからこそ、過去や未来を考えず、今その瞬間を生きる。

世の中、言いにくいことや自分が不利になるようなことに対しては、

しっかりとフタを締めて漏れ出さないようにする風潮があるようだが、

本当の気持ちや思い、考えは言葉に出すべきだと考えている。

 

 

 

 

これまで仕事の依頼を受けた人の中には、

責任感が強く積極的に仕事に関わろうと熱意を感じる人がいる一方、

仕事を依頼した時点でお役目御免と考える人もいれば、

こちらから逐一お伺いを立てない限り一切連絡や報告をしてこない人など、

様々なタイプの人間が存在し、その多くは問題なく仕事を完結させるが、

多少問題を感じる人たちがいるのも事実だ。

 

そして、

ほとんどの場合「言っても仕方がない」と我慢することも多い。

 

 

 

 

もちろん、

仕事を依頼され、それを実行するのは仕事を受けた人間の責務であり

依頼された以上の成果物を提供するように努力しなければならない。

 

しかし、

冷静に考えなければならないのは「その成果物を必要とするのは誰か」ということ。

もしそれが依頼者なのであれば、当然自分ごととして仕事を丸投げせず

最低限、積極的に関わろうとする姿勢は必要ではないだろうか?

 

 

依頼をして自分の手から離れれば、あとはできるのを待つのではなく、

依頼者は、依頼した自らの仕事に対して最後まで責任を持ち続け、

完成するまで自分ごととして関わる必要があると感じている。

 

 

 

 

 

 

よくあるケースとしては、

こちらがメールの返信や提案をしても、それに対して一切何も答えないとか、

修正完了や返信メールを出したにもかかわらず、以降まったく連絡が来ないなど、

ボールを相手に投げたにもかかわらず、一切投げ返して来ることなく、

新たなボールを投げてくるのをじっと待っている。

 

仕事で投げるボールは常に1つであり、一方が何度も投げるものではない。

 

 

 

情報を受けた側が相手に対して投げ返すことは至極当然のことであり、

投げ返しても来ない相手に対して気を遣い、お伺いを立てる必要はない。

 

やる気のない人をやる気にさせるのが自分の役目ではないし、

基本的に、自分の仕事に情熱が感じられない人の仕事は受けたくない。

 

概して、そんな人の仕事は面白みも何も感じない事が多いからだ。

 

 

 

 

 

 

仕事を依頼してもらうことは大変貴重かつ尊重すべきことなのは重々承知だが、

お客様というのはお客様であり神様などではないので、甘やかす必要はない。

 

 

御用聞きではないので、投げたボールを返してこない人間に対しては、

何年でも連絡はしないし、むしろ連絡する必要も関心もない。

 

 

 

また、仕事における上下関係などは一切存在しないとも考えている。

 

仕事を依頼する側も仕事を受ける側も、お互いが助け助けられの関係だからだ。

「金を払うのだから何をしてもいい!」という考え方は大きな間違いであり、

それを成立させたいのなら、ワガママOK!丸投げOK!の業者に頼めばいい。

 

 

取引先だからといって頭を低く手をすり合わせるような態度は取らず、

間違いがあれば指摘するなどして、必要以上に「へりくだる」態度は必要ない。

 

 

 

 

 

仕事というのは誰かに依頼した時点で、

発注者には「仕事を依頼しているという責任」が生じ、

受注者には「仕事を完結させるという責任」が生じる

ということを互いに忘れてはいけないと思う。