いつもより風はあれど、雲一つ、、、ぁある晴天の中
今年初めてかき氷なるものをガリガリやって食べた。
かき氷なんて数年ぶりに口にしたけど、
改めて不思議な日本食文化の一つだなぁと感心した。
言ってみれば、カチカチの氷を刃物で細かく削っただけの食べ物。
それに密を、ぁ蜜をかけたりゆで小豆やアイスや白玉をのせたり
自分好みにして口にするという、単純明快な氷菓子。
削られた氷をそのまま口に入れた時の触感は独特で、
キューブ状の氷を口に放り込むのとはわけが違う。
同じ氷でも、形状が変わるだけで全く違うものに感じてしまう。
家庭用のかき氷機で削りは荒いながらも繊細で、
あの独特の感覚は他の冷凍菓子にはない感覚だ。
1,000円以上払ってまで高級なかき氷を食べたいというのも頷ける。
良い水を使ったかき氷なら、削ったそのままの状態でも旨そうだ。
そして、クーラーのかかった部屋で食べるより、
夏祭りで浴衣姿の男女が歩きながら食べている姿がよく似合う。
おそらくクソ暑い中で食べるほうが格段に旨く感じるのだろう。
日本人には古くから慣れ親しまれた「かき氷」という食文化は、
世界にも誇れる、歴史ある日本人らしい「食」の一つだと思う。