悠然。わたしとは縁のない言葉だと思っていましたが、ある人からこの言葉をいただき、ちょっとアタフタしております。
想定外のことを言われて焦ってしまい、どんなリアクションが正解なのか分からなかったと友だちにいうと「まず、リアクションに正解不正解はないからね」と釘を刺されたあと、「でも、その人が言うこと分かる気がする」と言われました。
さすがに友だちなのでアタフタすることなく、「え?悠然やで、悠然!!ないでしょ、そんなの」と言うと「あのね、悠然っていうのをどう捉えているかはわからんけどね」と前置きがあって、以前彼女といた時に合った出来事を話し始めました。
イベントに参加、といってもわたし自身は何かブースに参加するわけでもなく、なんといえばいいのか持ち場が無い状態で参加した時のこと。正直な気持ちを言えば、準備段階ではお手伝いできることも少しはありましたが、イベント準備の日はさほどやることもないので行かなくてもいいかなという気持ちがありました。
とはいっても、やっぱり気になるんですよね。というわけで仕事をひとつこなしてから会場準備に向かおうとしたところ、先方との打ち合わせが長引き、準備開始時間に少し遅れてしまったのです。
約束の時間に遅れるというのは気持ちのいいもんじゃないので大急ぎで会場に。すると、イベントメンバーの顔が見えました。「ごめんなさい!遅れました!」と言おうとしたとき「あー、キター」って満面の笑顔で言われたんです。そのあと、「姿が見えたから安心した」的なことが当日の様子をアップしたFacebookのコメント欄に書き込まれていたのです。
安心した?わたし?あ、そう。安心したといわれて嬉しくないわけがない。ありがたくその言葉を頂戴した、ということを彼女が話します。
「そのコメント読んでな、分かるわーって思ったよ」と彼女が言いました。他にもあるよ、といろんな場面を話して聞かせてくれました。私の疑問のために時間を割いてくれることに感謝しつつ聞いていました。
「友だちやから内心焦ってるなって今なら分かるけど、初めのころは焦ってるなんて分からんかったよ。いっつもドシッと構えてて、何があってもぱぱって対応するやん。すげーな、この人!て思うことよくあったよ」
どしって体型か?と聞くと、「それは違う!」とバッサリ切られ。
「違うんやって、なんやろなー、おるだけでええねん。姿が見えるだけですっと落ち着くねん。なんでやろな、もう大丈夫やって思う。見えるとこにおって!って思う。」
「んでな、なんかあるやろ、探すんやで。」
そうなんや、それは知らんかった。
「おるの確認したらもう落ち着くんや。冷静になるっていうんかな。」
わたし、何にもしてへんやん。
「何もせんでもええねん。そこにおったらええねん。嫌かもしれんけど。ほんまは先頭立って動きたいもんな、それも分かる。けど、それやと落ち着かん。だからそこにいて!っていう人多いんやと思うよ。言いたい気持ちよく分かるもん」
・・・・・・・で、悠然ってどういう意味なん?と思いながら聞いていると「落ち着いてる、ってこと。付き合いが深い人はおろおろしてるの分かるけど、それでもなんかあったらそれを解消しようってがーって動くやん。で、解決するし。」
なんかあったら要員か?と聞くと「そう!」
それは寂しくないかい?と聞くと「そうやろなぁ~、たぶん。でも、ええねん。それで丸く収まるから」。
いるだけでいい、それはもしかしたら超贅沢なことなんかもしれん。けど、本人は意外と寂しがっているんだよということを理解してくれと言ったけど「無理!」と一蹴された。
悠然か~、そりゃないわ、とまだ飲み込めずにいるわたし。