夫婦で思いやりについて話が及んで、
気がつけばお互い険悪なムードになったその日の午後、
以前から予約をしていたお寺での法話を聞きに行くと、
その法話が偶然に思いやりを大切にといった内容だったことに驚いた。
しかし話が始まって早々に、妻が寝始めたのにはもっと驚いた。
それを見て、養老孟司さんが以前言っていた言葉を思い出した。
いいお経ほど眠くなると。
30分の法話が終わり妻から一言。
さっきどんな話だったか私に説明してと言われた時は、またまた驚いた。
今日のタイトル「美点凝視」ですが、相手の長所や徳性を意識的に注視することとあります。
今僕は大きな実験を始めようとしています。
その実験とは相手の長所にとことん注視し、そのように接することで、相手に思いやりの心が備わって行くのかどうかを。
ここで誤解がないように説明しておきますが、
思いやりがあるから好きで、思いやりがないから嫌いということでは全くなく、
幸せであるかないかが重要で、どちらが良いとか良くないといった話ではありません。
ただ、相手の欠点を指摘したところで、言われた相手はいい気分にならないだけで終わらず、
火に油を注ぐことになり、エスカレートしてしまうことは知っています。
だったら逆に美点凝視をやり続ければ、いい具合に調整されてくるのかどうかを実験してみようと思っています。
美点凝視も、以前聞きに行ったタウンミーティングで、ある経営者が説明していて、
その経営者が人と接するときに一番大切にしているといった内容で、僕の心にずっと残っていました。
私は人を好きになるポイントは、思いやりがあるとか親切だからとか、
好みのタイプといった類いのもので好きになるわけではなくて、
体臭の臭いが好きかどうかが最も重要視しています。
なぜなら性格や思考の特徴など、人間性全般や顔形の好みで選ぶことは、不確実で危ういと思っているからです。
臭いや直感や流れで選択する方が正確性が高いと信じているので、
人を経歴や年収や好みのタイプといった目で見える情報で決めることをある日を境にしなくなった経緯があります。
それは思考や情報や経験で導きだした判断が、
必ずしもより良い人生に繋がりやすくなるといったことには当てはまらないと気がついたことで、今の選択の仕方に至ったのですが、
臭いを大切にする行動は動物なら当たり前で、臭いが合う同士には、
相手との遺伝子レベルへの大きな相違も起こっているということも科学的に証明されています。
性格が合うとか好みのタイプといった見た目で判断した場合の選択では、似た者同士になりがちで、
遺伝子レベルでの相違に開きが起こりにくく、強い子孫を残せにくくなるといった研究結果もあるそうです。
最後に一言。
この日本では思いやりがない人より、思いやりがある人の方が生きやすいのかもしれません。
ただ、それが幸せに生きられるか生きられないかは、その人の感性によるものなのかもしれません。
人の感情は、昨日まで好きだと思っていたことでも、次の日には嫌いになるということも容易に起こってくるものです。
でも好みの臭いはそうそう変わるものではなく、相手の臭いが好きであれば、離れられなくなるし、
その臭いをいつだって嗅いでいたいと思うのも動物で人間の本能なのかも知れません。
そしてその臭いを嗅ぐことで、それまでの嫌な思いもいつの間にかに忘れてしまうということを僕は知っている。
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